翡翠の薔薇8
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身体が軋むわ頭は痛いわ…
まだイヴのことも心配だしギャリー打っちゃったし………
どうしよ…、悪循環…
ギャ「…さ、行きましょ」
ギャリーが先にドアを開けるも…
ガチャッ
ギャ「え……ウソでしょ?
カギは開けっ放しのハズだけど……」
イヴを抱き寄せ扉を見つめる
「………」
ドアから少し離れ奥の壁を警戒
イヴがぎゅっと抱きついてくる
なるべくイヴに負担をかけないようにしたいが…どうすれば…っ
ドンドンドンッ
ドアを強く叩く音にイヴの肩がびくりとはねた
ギャ「な、なに、この音……外から?」
「ギャリー、こっち来て」
ギャリーにイヴを任せゲームの実況動画の記憶を探りなるべく負担がない策を練る
ドンドンドンッ
ギャ「ドアの前に誰かいるわ……イヴ…注意して」
「いや、そこは大丈夫だ」
ギャ「え…?」
「問題は…」
ドオンッ・・・
イ「ひっ…」
ギャ「な、なに!?」
ドオンッ・・・
「来おったか…!」
窓は塞いだから問題ない…ドアも心配ない…
ドオンッ・・・
問題は怪力イエローだ…
このソファーを利用してイエローが開けた穴に行くしかない…
そこまではいいが外に出たらウルトラ・パラダイスだ…
確かどこが開いているんだっけ…
しまった…こんな時に思い出せない…っ
ドオッ・・・
えー…確か…
イ「近付いてくる…っ」
ドオッ・・・
確か……確か…っ!
「…あそこかっ」
…あ、待てよ……
イエローが入ってきた後更にもう一体、ブルージョイがやってくる…
二人を同時にまくのは無理がありそうだな…
ドオンッ
ギャ「ウソでしょっ!?」
…いや、なんとかいける…はずだっ
『キシャアアアアアッ』
スピードの速さの順だとイエローが1番、2番がミドル、3番がブルー、最後がレッド…
のはずだっ…
次に来るのは…ブルー……
ギャ「に、逃げるわよっ;」
「待て、まだだ…っ」
ギャ「ちょっと…っ」
ギャリーの腕を掴んでまだその場で待つ
『シェエエエエエッ』
そしてブルーが来た
でもまだ…
…まだだ
ギャ「何してんのよっ早く行くわよ!」
動こうとするギャリーを無理矢理に止める
そしてイエローがすぐ目の前に来た時、
「今だっ、飛べっ」
やっとブルーが穴から遠ざかった瞬間にソファを飛び越え壁に開いた大きな穴に向かう
「ギャリー、先にっ」
イヴを任せているギャリーを先に出し自分も急いで穴を通ろうと屈んだ時
『シェエエエッ』
すぐ下にブルーがいた
なぜいるんだ…っ!?
早過ぎる…っ
ブルーは薔薇を取ろうと手を伸ばしてくる
反射的に身を捩ったが2枚毟られてしまった
「…ぅう゛っ!?」
毟られてムカつき、腹いせにブルーを蹴飛ばして穴をくぐった
ギャ「な、なによコレ!?」
部屋を出たその光景にギャリーは声を上げイヴの顔が青くなった
「…っ」
起きる事は知っていたがやはり想像と現実は違う
気分が悪い
鈍くなった足を無理にでも動かし先頭を走る
「ギャリー、残りは一つだけだっ
多分あの扉だっ」
走るたびに頭に鈍痛が響くが弱音を言っている暇はない
くそっ…この長い通路がムカつく…
ギャ「あった…後もう少し…っ」
微かに開いているドアに向かっていると、横からあの白いマネキンがゆっくりとドアの前に鎮座し塞いでしまった
ギャ「ウソでしょ…っ」
「…マネキンっ」
動かそうとするが重くて少ししか動かない
ギャ「ちょっと##NAME1##離れなさい」
ギャリーが蹴るが、それでも少ししか動かない
『シャアアアッ』
横の角からレッドがやって来た
後ろからも無個性が来ている
…挟み撃ちにされたっ;
「…っの、退けええええええっ!!」
思い切りマネキンを蹴飛ばす
『ジャッ』
飛んだマネキンはレッドに当たり、レッドもろとも後ろに飛んだ
蹴った時にボキッと嫌な音がしたような…あ、花弁1枚減ったな…
無視しようっ;
急いでドアを開け逃げ込んだ
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