翡翠の薔薇8
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「さ、長々とごめんよー、説明下手くそでさ…;
次、行くか」
そうして出たはいいものの…
ガチャッ
『シャアアアアアッ』
すぐ近くにレッドレディーが這い寄ってきました
「なん………だと…っ!?;」
ギャ「に、逃げるわよっ;」
何とかレッドが見えなくなったけど……
『シェアアアアア…』
「…み、ミドルレディー…」
※緑です
曲がった先にはミドルレディーがいました
ギャ「な、一体何体動いてんのよっ;」
ああー確か…えー…
この部屋の入り口の方に4枚、確か2/4
入り口から奥、この4列の上から最初に2枚、まだ0/2
2列目が2枚、これもまだ0/2
3列目が4枚、確か1/4
最後が3枚、確か1/3
合計4枚………
ギャ「##NAME1##っ!」
「ーーーへ?」
『シェエエエェェェッッ』
目の前を見ればブルージョイ
※ブルーレディーです
彼女とワタシはお互いに惹かれあってこの一瞬でぐんと近付き、彼女との距離は目と鼻の先…
ドンッ
『ジェッ!?』
ギャ「何ふざけてんのよっ」
ギャリーは目の前まで来ていたブルージョイを蹴飛ばしワタシの腕を掴むと走り出した
「・・・あ、ギャリーすまん」
ギャ「こんな状況で考え込んでどういうつもりよっ」
各レディーから逃げ回りながら話す
「いやー今何体動いているのか気になって計算していたんだよ」
ギャ「今やる事じゃないでしょっ」
「いやホントにすまん;」
”イヴ”が気になって隣を見ると少しつらそうだった
ギャリーの手を振り払って”イヴ”を抱っこする
「辛かったら言え、”イヴ”」
ギャ「イヴ大丈夫なの?」
イ「うん…少し、疲れただけ」
”イヴ”の事もあるから次の部屋にはなるべく行きたくないんだけど…
この状況も長くは続かないし行かないと進まない…
避けては通れないのか…
「………仕方がないっ」
ギャ「…?、何か言った##NAME1##」
ギャリーに聞こえてしまったらしいが今は急いでいる
「ギャリー、こっちだ」
先頭になって走り出す
ギャ「ちょ、ちょっと…」
4列目まで来た時に”イヴ”をギャリーに渡す
「あそこに鍵がある、取ってきてくれ」
ギャ「え、でも##NAME1##は…」
『シェアアアアアアッ』
「ワタシは時間を稼ぐ」
ちょうどタイミングよく現れたミドルレディーに自分の薔薇を見せ、ギャリーから離れる
女はそのままワタシの薔薇を狙ってギャリーから離れた
ギャ「…」
残されたギャリーはしばらく呆然としていたがイヴを抱えて走り出す
今はないが女の絵画のあったところに鍵は落ちていた
##NAME1##、なんで知っていたのかしら…?
『シェアアアアアアッ』
「積極的なのはいいけど、」
他の動いている女にも薔薇を見せる
そして女がこちらを見失わないようにわざと靴を鳴らして走り、一番遠い所へ誘い込む
「やり過ぎるのも嫌われるよ」
次の角を曲がった時に足音を消す
そのままギャリー達の方に戻る
「音がなくなればわからないでしょ?」
…さて、そろそろギャリーが鍵に気づくころ
「急がないと…っ」
ギャ「…イヴ、ちゃんとつかまっているのよ」
急がないと##NAME1##が危ない
少しかがんで鍵を取った瞬間
パリィンッ
目の前にガラスが飛び散り、赤い女が出てきた
ギャ「っ!?」
反応が遅れて気付けば赤い女は目の前にいた
もうだめだ…薔薇を取られるっ
3列目を抜ける時、ガラスの割れる音がして焦った
そのまま4列目の真中辺りにできている角を曲がるとギャリーの目の前に女が迫っていた
「っ!」
何も考えが浮かばないまま身体が動いている
でも考えようにももう女に触れる距離…
もう考えるのはよそう
「でぇいっ」
やけくそになってそのままの勢いで女にタックル
『じゃっ!?』
突然の横からの襲撃に女は反応が遅れ突き飛ばされる
ギャ「…##NAME1##っ!?」
「あそこだっ開けて!」
驚いているギャリーに後ろのドアを指し指示する
『シャアッ』
女が薔薇を取ろうとする
「!」
その両腕を掴んでなんとか押さえる
そしてまだ動いていないギャリーに怒鳴る
「早くっ」
やっとギャリーが走っていったのを確認できた時、女が押し返してきた
「……さすが…匍匐前進っ」
腕力半端ねぇっ;
『シャッ!』
「あっ!」
あっという間に押し倒されてしまった
帽子のおかげで痛みはなかったがそのできた隙に女に薔薇を取られてしまった
「しまっ…!」
女は見せつけるようにして乗ったまま薔薇を毟り始めた
『好き…』
ぶちっ
「う゛っ!」
残り7枚…やられたな…
ギャ「開けたわよっ…##NAME1##!?」
『嫌い…』
ぶちっ
「…っ!」
千切られた花弁が自分の上に降りかかる
残り6枚か…取り返さなきゃ…
「この…っ」
『好き…』
ぶちっ
「…っ!、……な、めんなあっ!」
『ジャッ!?』
渾身の力を振り絞り女にアッパーを食らわす
手放した薔薇を取り返したところでギャリーが上に乗っている女を蹴飛ばした
ギャ「行くわよ##NAME1##」
「おう……って!?;」
急いで起き上がろうとしたがその前にギャリーに横抱きされ、そのまま開けた部屋に向かう
バタンッ
ギャ「はぁ…っはぁ…っ;」
イ「##NAME1##っ、ギャリーっ」
「…ぃ、…イヴ……」
なんとか、助かったけど……疑われたかな?;