翡翠の薔薇6
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ギャリーside
あの大変な目薬事件があった後、目薬を使うべくあの目玉の集団に行った
やっぱり何度見ても気持ち悪くて行きたくないけど…;
充血が治った目玉が教えてくれたあの隠し扉で##NAME1##の意外な一面をみたし…
「……………、
うるせえ、勝手に胸の大きさなんか想像しやがったクソ変態ワカメが」
わかってるんだろうけど素直じゃないのね…
ツンデレ………の一種かしら?;
落ちた絵画に書いてあった”大きな木の後ろに”に従ってあのたくさんのオブジェのある部屋に戻る
イ「わあ…ホントに大きな木だね」
「…ふん、確かに…人の形に見えなくもない…」
イヴは歳相応の正直な感想を、##NAME1##はまじまじと見つめている
ギャ「…何度見ても気味悪いわね」
アタシが呟くと##NAME1##は不思議そうな顔をした
「案外芸術だと思うんだけど?」
…まあ、芸術のセンスも人それぞれだからね
確かに勉強になるけど……アタシはあんまり好かないわ…
考えている内にさっさと木の後ろに回る##NAME1##
「ギャリー、あれじゃん?」
ギャ「なにかあった?」
木の上の辺りを背伸びしながら指差す
それにはちょっとキたわ…;
イヴを連れて隣で探してみるけど…
アタシ、目が悪くて見えないのよね;
イ「あ、何か光ってるものがあった」
やっぱりイヴは早いわねー…
あー…なんで眼鏡持って来なかったのかしら…
ギャ「え、どこ?」
「そこの枝の上辺り、ギャリー届く?」
ちょっと角度を変えて見るとキラリと光るものを見つけた
ギャ「うーん…あれはアタシでも届かないわ」
何か台があれば届きそうなんだけど…
でも台なんてここら辺には見当たらなかったし…
ギャ「どうしましょ…」
イ「私、木登りできるよ」
木登りね……
それもあるけれどイヴはスカートだし、それに見た感じ##NAME1##やアタシが上ったら折れそうだし……
「だあめ、”イヴ”はスカートだろ?」
ギャ「じゃあアタシが行くわ」
三人の中で最年長なんだから危険な事は任せてもらわないと…
「お前コート引っ掛かるぞ」
ぐさっ
「それにギャリーが登ったらあの枝の所なんか折れそう、オレが行くよ」
ギャ「でもそうしたら##NAME1##ばっかり…」
「まだオレ何もしてねえよ、行ってくる」
…お、男前っ!;
完敗だわ…;
ギャ「………」
木登り苦手なのかしら?
足の置き場所が定まっていない…
…ちょっと不安ね
「ギャリー、ここら辺?」
ギャ「もう少し上よー」
そういうと泣きそうな顔になったのは気のせい…?
ギャ「…高所恐怖症?;」
イ「##NAME1##そこの枝にあるよー」
もう細くて折れそうな枝ばかりの所ね…
大丈夫かしら…?;
でもこっちは見ている事しかできないし…
「ぃよっと…」
慎重に進んで行くが枝は今にも折れそうで恐い
「…っ」
ギャ「……ぁ、」
上着の前、開いてる…
腕細いわねー…周りの枝と同じ様に見えるわ
…高い所で四つん這いに近い体制…ちょっとやばいかも;
これ以上は見ない方が良いっ…;
艶っぽく見えるわ…;
「…よっ、」
カランッ
「よし、落としたー、”イヴ”取ってー」
イ「うんっ!」
小さい物…
あれは掴めそうにないわね
ギャ「早く降りてきなさい、気をつけてねっ」
「はいよー、」
一番帰りが心配だわ…
折れなければいいんだけど………
ボキッ
ギャ「…え」
冷たい汗が背中に流れた
枝が折れて落ちていく
ギャ「##NAME1##っ!!?」
気付いたら動いていた
ギャ「…っと!」
何とか間に合った…
ホントに、危なかったわ;
すぐに##NAME1##は強く瞑っていた目を開けて目が合った
「………え///;」
ギャ「…危なかったわ;大丈夫##NAME1##?」
「大丈夫何もないので問題ないです///;」
すぐに答えたけど顔はどんどん赤くなってる
乙女なところもあるじゃない
ギャ「………」
…?
「…ギャリー?;」
ぷにぷに
やっぱり…、小さい………
バキッ
ギャ「ぅ゛っ!?;」
顎が痛い…
##NAME1##を落とさないように力を入れるのに精一杯だった
「…て、てめっ…!?///;
よくもっ、…このやろうっ!!///;」
ギャ「ご、ごめんなさいねっ…!;
こ、これはっ…別にわざとじゃないのよっ!!///;」
違う、違うのよっ!;
確かに胸揉んだけどっ;
でもホントにわざとじゃなくてっ;
「う、ぅるせえっ弁解してる暇あったらさっさと降ろせっ!!///」
そういって暴れだすから大変だった
ちょうどその時にイヴが来た
イ「大丈夫レイン、どうしたの?顔真っ赤だよ?」
「大丈夫、何でもないよイヴ」
じろり
ギャ「…;」
本当にすいませんでした…
ギャ「ほ、本当にこれは事故だからっ;」
「てめえ絶対わざとだろっ!?」
わざとじゃないのは本当よ!;
ただ手に触れてしまった胸が…
「けっ!ワカメなんて置いて行こうイヴ」
ギャ「ちょ、ちょっと待って…;」
見た目より触った胸が小さかったのは気のせいかしら…?
「この変態クソワカメが、本当は花弁千切ってるところだ!
命拾いしたなっ!」
…二度としません。
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