翡翠の薔薇5
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「…さて、ざっと一通り見て回ったけど…
今のところ扉は二つ、めんたま集団と目のない蛇君、くらいだな」
イ「あとさっきの…」
「あぁ、ブラックなブルーな…忘れてたわ」
ギャ「っていうかアンタ鋏なんか持ち歩いてんの?;」
「んー、これ?」
何故かさらしにしまってありましたと…あ、説明しようがねぇ;
えー…と、
「一番最初の部屋で見つけたんだけど、そのまま持ってきちゃってさー」
うん、オレ、ナイスフォロー
冴えてるわぁ…
「まぁ…最初の部屋行く?」
ギャ「うげっ…あの部屋に行くのっ!?」
身長高いからきついんだよねぇ?(イラッ
くっそ、今すぐに終わらせて来てやるっ!
「んー、危険っぽいからギャリーは”イヴ”と一緒にいてね」
ギャ「あっ、ちょっと…」
「すぐに終わりますからー」
ギャリーがなんか行っているが気にせず素早く部屋に入る
「………確かここの無個性さんは女性ですよね?」
今は遠いが自分以外の足音がいくつか聞こえる
「とりあえずはー」
赤い絵の具を見つけたらその周りの壁を調べていく
「…ここですか」
コツ コツ コツ
やっべ、無個性に気付かれた
「早くしねぇと…」
カチッ
「……これで良し、あとは…」
後ろに赤、
右に赤、
左に赤、
「…詰んだ♪」
やべええええぇぇぇぇぇっ!!;
なにこのありきたりなシーンっ!?
ジリジリ・・・
「はっはーん…;」
ふと、左側に書いてある文字が見えた
”迷路は 好きですか?”
ちょーキライいいいいいいいいいぃぃぃぃいぃいいぃっ!!!
『しゃあぁ…』
やばい、目の前に来てるっ!
「………っ;」
どうしよっ…!
ギャ「ーーー邪魔だ」
ドンッ
「・・・え、」
瞑った目を開けるとギャリーがいた
…なんで?
ギャ「なにしてんのよ##NAME1##、行くわよっ!」
そのままギャリーに手を引っ張られて部屋を出た
バタンッ
イ「ギャリー、##NAME1##っ!」ガバッ
部屋を出た瞬間に”イヴ”に抱きつかれた
「い、”イヴ”!?;」
まだ離されていない手を強く引っ張られギャリーの顔を見ると目を吊り上げて怖い顔をしていた
ギャ「ほんっとにもう!アンタ何考えてんのよっ!?」
そりゃ、怒りますよね…;
そっか…どないしよ……
「………ぇ、…と…」
ギャ「一人で勝手に行って心配して来てみたら…っ!」
イ「##NAME1##そうやってまた置いていった…」
なんか…胸が抉られた感じ………これ罪悪感とかいったっけ?
「………、」
でも…なんだろう…
…親なんてとっくに出て行ったから身寄りはばあちゃんしかいないし、…友達も普通にいるし……
心配なんて日常的にいっぱいかけてるのに…
ギャリーと”イヴ”にも同じ様に心配されてるはずなのに…
なんか、温かい…
イ「…私、##NAME1##がいないとやだよ………」
ギャ「これからは勝手な行動しないことっ!いいわねっ!?」
「………」じわっ…
罪悪感から涙がでてるんじゃない…
…なんか、…こういう温かさが…欲しかった、のか…?
ギャ「ちょ、…泣くことないでしょっ!?;」
「………」じわわっ…
あぁ…どうしよう…どうやって止めるんだっけ……?
イ「##NAME1##、怖かったの…?」
確かに怖い、けど怖くて泣いている訳じゃない
「………」フルフル…
イ「じゃあ何で泣いてるの…?」
これは自分でもよく解からない…
首を振るしかなかった
「………泣いてない、」
あぁ、情けない…
声でバレるじゃないか…
ギャ「強がらないの、本当は怖かったんじゃないの?」
「…違う」
ギャ「じゃぁ、何で泣いているのよ?」
「………知らない、泣いてない」
ギャ「はぁ……、もう…」
何かが頭に振ってきた
ーーーぽんぽんっ
それがギャリーの手だとわかった時、頭を軽く撫でられた
ギャ「イヴもアタシも心配したんだから、もう無茶はしないでちょうだい」
「………、ねぇギャリー」
ギャ「なあに?」
「いつからその喋り方になったの?」
ギャ「………は?」
「行こう、イヴ」
さぁ、オレのペースについて来いこのクソワカメ
いや、まぁ…ちゃんと感謝はしてるよ?
けどさ………ねえ?
顎が錆び付いてうまく開けられないの(←?
イ「…あれ?部屋が増えてる…」
「さっきなんか押したからかな?」
面倒だけどここで結婚指輪見つける訳にはいかないし…
はぁ…ゲームの通りに行くしかないか………;
ガチャッ
「あ、ソファだー」
すーわろっ☆
ぼふんっ
「おー、座り心地いいーVv」
イ「##NAME1##ー、私もー」
いやん、背伸びしてかあわいいVv
「ほーい、いっくどー」
”イヴ”を抱っこしてワインソファに乗せ自分も乗る
イ「わー、ふかふかだねっ」
「だよねー」
ギャ「…アンタ達何してんのよ?;」
「休憩♪ギャリーも座る?」
ギャ「………遠慮しとくわ;」
「えー、勿体ねえーなあ、”イヴ”?」
イ「ギャリーもったいない!」
ギャ「うるさいわねぇ!;」
”イヴ”と話している間にギャリーが見て来てくれたようだ
ギャ「…特に何もなかったわ、行きましょ」
「へー、なあんだー、行こうか”イヴ”」
ソファから降ろし、手を繋いで歩く
イ「なんか##NAME1##ってお姉ちゃんみたいっ!」
歩いているときに”イヴ”が笑顔で言うものだから一瞬、バレたかと焦った
「…ギャリーじゃなくて?」
ギャ「失礼ねっ;
…でも、そうねぇ…##NAME1##は男と言われれば男に見えるし女の子と言われればそっちにも見えるわ」
「へー、”イヴ”はどっちだと思う?」
イ「うーん……お兄さん?」
「ギャリーは?」
ギャ「えー……男、かしらね」
うし、それで行こう
「男だよ、ちゃんと板だろ?」
そう言って胸を叩く
ギャ「でも何か巻いているじゃない」
「あぁ、ただの包帯、一時期サバイバル生活しててさー、いつ怪我するかわからないからな
腕や腹に巻く習慣が身に付いちまって…」
もちろん、嘘
サバイバル生活なんてやったことない
ギャ「へえー、すごいわね」
「でも、元からの体質でな…筋肉が付きにくいんだよ…」
ギャ「…苦労してんのね……」
うん、これで男って思うだろ…
声は低くしなきゃいけないけど口調は直さなくて済むし…
イ「次はここだね」
あぁ、目薬のヤツゥ?
椅子の上を渡って行きたいけど…二人が許さないだろうなあ…