##NAME1##にビンを渡したところで小さな手が視界の隅に出てきた




イ「ねぇ、##NAME1##薔薇貸して？」



身長が小さい分、背伸びしなきゃ届かないのね…


イヴが##NAME1##の薔薇を手に箱を開けると…



…水？というよりは水色に光っている変な液体が入っていた




イヴが薔薇を活けると翡翠の薔薇は本来の姿を取り戻した





「…っ！」




イ「やった！」




ギャ「良かった、これで一安心ね」




イ「はいっ、##NAME1##の薔薇！」



受け取った##NAME1##が頭を撫でるとイヴは嬉しそうに笑った



…やっぱり兄妹みたい……




ギャ「首の痕も消えたわね、良かったじゃない」




首を触った##NAME1##はほっとしたようだ



でもまだ顔色が悪いわ…、本当に大丈夫かしら？




「……、」




少しの間ビンの中身に魅入っていると##NAME1##が蓋を開けた



ほのかに薔薇の香りが漂って少し癒される



##NAME1##がいっきに飲み干すと、喉が青く光り始めた



光が収まり、##NAME1##は喉を触って確かめた




「…ぁ、あー、あー…、お…もどった」




今回で二度目に聞いた声は最初と変わらず女か男かよく分からない音だった




女性にしては低すぎるし、男性としては少し高いけど………男かしら？




イ「わぁいっ、##NAME1##元気になった！」




イヴが##NAME1##に勢いよく抱きつく




「おぅっ…！？；
…ありがとうな、”イヴ”、あと…ごめんな」




…あ、確かにイヴが言ってたとおり発音が変ね……



アタシも発音変にされてたら嫌だわ…





「………ギャリーも、ありがとう…」




よかった…普通に呼んでくれたわ…（ほっ…





ギャ「どういたしまして、声がもどってよかったわね」





イ「…もうどこにも行かないでね？」





安心したのか、イヴが泣いている…





「うん…、あの時はごめんな」






「ところでさ、さっきは声が出なくて聞き損ねたんだけど…、
何でオレが助かったか教えて」





…完璧に男ね









ギャリーside終了











「ははーん、なーるほーどねーえー」





ギャリーから聞いて思ったこと…





”イヴ”行動イケメン！！！（惚



ギャリーの飛び蹴り見たかったわぁ…（悔泣





「…ところでさぁ、ギャリー」



勇ましくてなによりだよ



…さてと、


ギャ「何？」



念願のこのワカメをいじめてやろう



「いつからその喋り方になったの？」




ギャ「………え、今それ聞く？；」



何今の間は…、もしかして本人気にしてんの？（わくわく



「最初はギャリーって………女かと思ったＶｖ」



マジで冗談抜きでこのワカメの第一印象…、お姉さんだったし…



「ちょっと失礼～」



こういう時にチャンスはやってくる…




ギャ「…？」




「とぅっ」





がばっ！





ギャ「きゃああぁぁぁっ！！？///；
ちょっと##NAME1##、何してんの！？///；」




きゃーって・・・


何コイツ乙女？



カワイイ…（殴




「は？抱きついてますけど？」しれっ




あー、やっぱり男だなコイツ


板だ、板…


これ筋肉しかねぇわ…




ギャ「離れなさいよっ！///；」




えー、離れんのー？


せめて強度は試させてー（←変態




「”イヴ”もおいでー♪」




イ「えっ！？」




”イヴ”の手を引っ張って巻き添えにする




「わーい、オネェのコートあったけぇ～」



…あ、やべ…幼女とワカメ同時に抱きつけるわ……


て、天国…（←末期の変態




ギャ「ちょっと、二人とも離れなさいよ！///」



…そろそろ離れようかな…


意外と腹筋も割れてるし…隠れ細マッチョまじでタイプ…


ＯＫ，ギャリー男だわ……


やっべ、…惚れる……（殴



「…ちっ、わぁったよケチ」



しぶしぶ離れるふりをして隠した




ギャ「何がケチよっ！？；」



ギャリーが何か喚いているけど気にしない気にならないそんなものない



イ「ねぇ、##NAME1##」くいくい




「ん？どうしたんだい、”イヴ”」





イ「##NAME1##って、ギャリーの事好きなの？」





「「・・・・・」」





「・・・・・はい？；」




え、何ナイスな爆弾発言落としちゃってんの幼女よ…？；




ギャ「…イヴ？急に何言ってんの？；」




「いやあの、イヴ…？
オレ男だからね？；（女だけどさ…」




やめろよ、オレは惚れてはいるけど恋愛対象では見てない…



ギャ「………」じと…



…え？なんでそんな目で見られてんの？


…まさか……




ギャ「##NAME1##、…アンタそっちだったの？」




やっぱりいいいいいいいい！！？；



どないしよ勘違いされとるっ！！（焦




「んなワケねぇだろっ！；」




あぁもうなんでだよっ！



なんで否定してんのに顔が熱くなるんだよっ



やばいっ、これじゃ説得力が…




イ「…##NAME1##、顔真っ赤だよ？」




もう言うなぁっ！！！（焦




ギャ「……アンタ、そういう人だったのね…」




「だあぁ！！違うわっ！
もう行くぞこのクソワカメっ！」




イ「…あ、##NAME1##その絵には………」





ぺっ　　





「・・・・・・・・・




こ　ろ　す　♪　」にっこり…






ギャ「だめ##NAME1##落ち着いてぇっ！；」





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