2)執こさは・・
「お前、俺が何人目?」
この前、ミンギが聞いてきた
瞬間で、体の関係を持った人の人数だろうなって解ったけど
「何が?」
とぼけてみた
本当のこと言ったら機嫌悪くなりそうなのが予想できたから
「前に付き合ってた先輩って人とはやったの?」
「なんでそんなこと聞くの?」
「なんでって 聞いちゃ駄目なの? 話せないようなことあるわけ?(笑)」
「ないけど、恥ずかしいじゃん」
本当は別に恥ずかしくないけど、言わないで終わらせようとした
「何が恥ずかしいの 俺はお前になら全部話せるよ?」
「ふ~ん」
「俺はお前と付き合う前に1人付き合ったけどキスしかしてないからね?」
「へ~ そうなんだ って、訊いてないけど」
「お前は? 俺の聞いたんだからお前も話さないと(笑)」
「やだよ」
「やだってことは俺が初めてじゃないってことじゃん」
「そんなこと言ってないじゃん」
「じゃあ、俺が初めてって言えばいいだけじゃん」
「嘘付けないの知ってるでしょ!」
「え・・ って、やったってこと?」
「知らない! なんでそんな執こいの?! もういい!」
ムカついて帰って来ちゃった
だって、ミンギには「お前が”初めて”でも、”初めてじゃな”くても、愛してるよ」って思って欲しかったから
そうじゃなかったことがさみしかった
追ってくるかと思ったけど来ないし
じゃあ、連絡来るかなと思ったけど来ないし
自分が初めてなのに初めてじゃなかったから嫌になったんだと思った
正直、すごくショックだった
ゆのも俺と同じように”初めて”だと思ってたから
ゆののかわいい体をどっかの他の男が見たってことだろ?
嘘だろ
絶対見せたくない
・・ってか、俺の方が後なわけか
今後、誰かが見るとしても許せないが
先に見たなんて余計許せない
そいつに触られてゆのは、あのかわいい声を聞かせたわけ?
感じてる顔を見せたわけ?
なんかムカついて
ゆのなんかもういいと思って
連絡しなかった
2週間経ってもミンギから何も連絡がなかったから
これ以上間空けたら本当に別れになっちゃう気して連絡した
「どしたの?」
ミンギが硬い声で答えるから、許されてないし歓迎されてもないんだって思った
「会いたいよ・・」
勇気を出して言ったら
「・・今、部屋? 今から行く」
と電話が切られた
10分後、ミンギが来て
「ごめんね」
と抱き締めてきた
「なんでミンギが謝るの?」
「や、よくわかんないけど、連絡もしてなかったし」
「ううん、こっちも連絡してなかったし」
「俺、ゆのが他の男にやられたの許せなくて、やきもちやいた けど、やっぱ、ゆのがいないとか無理だわ」
「ミンギ ゆのもミンギいないの無理みたい・・」
「みたいってなんだよ(笑)」
「あは(笑)」
「ふ(笑)」
抱き合ったまま、お互い笑いあう
目と目が見つめ合ってお互いの目の中から心に触れにいくと
「好きだよ」
って心が言ってて
どちらからともなく唇を合わせた
ミンギは、舌を入れてきて舌の周りをくるくる回った
慣れてないようなかわいいキスに胸があたたかくなる
前の人は慣れていて上手いんだろうなと思ったけど、それがさみしかった
一所懸命なミンギのキスが愛しくて胸がキュンとして
下半身がジンジンと甘く痺れた
唇から離れてミンギは子どもみたいな照れた笑顔で見つめてくる
なんかうれしくてミンギを見てほほ笑んだ
「えっちしようか(笑)」
ミンギが言うから
「恥ずかしいから、いちいち言わないでよ(笑)」
と返した
ミンギがお姫様抱っこでベッドに運んでくれるから、恥ずかしくて、1回目が合ってほほ笑まれてから、顔を手で覆って隠した
ベッドに着くと
「脱いで」
と言われ
「恥ずかしい」
と言ったら
「俺はゆのになら全部見せられるよ お前は見せられないの?」
って言うから、機嫌が悪くならないうちに脱いだ
脱ぎ終わると、自分も全部脱いだミンギが、脱いだのを満足そうに見て笑ったあと覆い被さってきた
慣れた人と違って焦らすとかなくて
いきなり胸を掴んで先端を舐めてくる
あたたかいぬめりにジンジンと芯を持って硬くなるのがわかる
舐めながら、もう片方の先端を摘まんで揉んできたので、強い刺激に
「ああん」
と声が出た
「・・ゆの かわいいよ・・」
ミンギがかすれた声で言って抱き締めてきたから、きゅっと抱き締め返す
「ゆの・・ 舐めて」
ミンギが見つめながら切な気に言ったから
起き上がって舐めようとしたら、ミンギが寝転んで屹立したものをそそり立たせているので男を感じてどきどきした
ミンギのそこに顔を近付けると
「ゆののも舐めてあげるから、またがって」
とか言ってくるから
「恥ずかしいからやだ ミンギの舐めるからそれでいいでしょ」
と抵抗したら
「俺とお前の仲なのに、お前は俺に見せられないところとかあるの? 俺たちってそれだけの関係なの」
と不機嫌に言ってくるから
「わかったよ・・ でも、あんまり見ないでね」
と仕方なくまたがると
「ゆの・・ ゆののここ、かわいい・・」
とグイッっと引き寄せられてあったかい口でキスされて舐められて
「やだ ミンギ 恥ずかしい あ、 や、 だ、め・・」
羞恥で泣きそうになりながらも、気持ち良くて声が出ちゃう
「俺のも舐めて・・」
ミンギが切ない声で言うので
甘えん坊で独占欲強くて執こくて面倒くさいとこあるけど
欲望をストレートに伝えてくる健全さに男らしさ感じて
気持ち良くさせたくて先端をペロペロ舐めてから
口に入るだけ全部入れて上下に滑らせた
「あ・・ ゆの、気持ちい・・」
ミンギは吐息混じりに感じた声を出したあと
また思い切り下のお口に口づけてきて、吸ったり舐めたり、硬く尖らせた舌を入れてきたりした
「だ、め あ、いきそう・・」
羞恥がいやらしさを余計に際立たせるかたちになり
否が応にも感度が高まり
大好きなミンギの口と舌が気持ち良過ぎて
熱くヒクヒクしたあそこはもう絶頂寸前になる
自分だけ気持ちいいんじゃやだとなお一所懸命にしゃぶったら
「ゆのかわいい 俺もいきそう」
ミンギも気持ち良くなってくれたことを伝えてくれたのがうれしくて
速度を早めてしゃぶったら、じゅぶじゅぶやらしい音がして脳味噌が溶けそうになり
ミンギも同じように興奮したようで
無茶苦茶に顔を振りながらじゅぶじゅぶと吸い付いてきたので
「あん! だめぇ」
ビクビクと痙攣してイってしまった
ほぼ同時にミンギもビクンと跳ね、口内いっぱいに青くさい液体が広がったので、感じてくれたことがうれしくて、ごくんと飲んだ
イったあとのミンギにあそこを見られるのは恥ずかしいから、ミンギから降りて、ミンギの横に寝たら
「飲んだの?」
とうれしそうに笑って、頭を撫でてくれた
そんなミンギがかわいくて、ほほ笑みながら見つめ合って
ミンギにくっ付いたら
頭を撫でながら
「ゆのが初めての男忘れるくらい俺が愛したるわ」
とか恥ずかしがりやのミンギが照れながら頑張って言ってきたから
愛しくなって
「ミンギ、好きだよ」
って抱き付いたらめちゃくちゃ照れてうれしそうにしてた
始めから素直になればいいのに
なんか素直に言えなくて変に機嫌悪くなって執こくなるのは
きっとミンギの愛なのかもしれないって思った
おしまい
この前、ミンギが聞いてきた
瞬間で、体の関係を持った人の人数だろうなって解ったけど
「何が?」
とぼけてみた
本当のこと言ったら機嫌悪くなりそうなのが予想できたから
「前に付き合ってた先輩って人とはやったの?」
「なんでそんなこと聞くの?」
「なんでって 聞いちゃ駄目なの? 話せないようなことあるわけ?(笑)」
「ないけど、恥ずかしいじゃん」
本当は別に恥ずかしくないけど、言わないで終わらせようとした
「何が恥ずかしいの 俺はお前になら全部話せるよ?」
「ふ~ん」
「俺はお前と付き合う前に1人付き合ったけどキスしかしてないからね?」
「へ~ そうなんだ って、訊いてないけど」
「お前は? 俺の聞いたんだからお前も話さないと(笑)」
「やだよ」
「やだってことは俺が初めてじゃないってことじゃん」
「そんなこと言ってないじゃん」
「じゃあ、俺が初めてって言えばいいだけじゃん」
「嘘付けないの知ってるでしょ!」
「え・・ って、やったってこと?」
「知らない! なんでそんな執こいの?! もういい!」
ムカついて帰って来ちゃった
だって、ミンギには「お前が”初めて”でも、”初めてじゃな”くても、愛してるよ」って思って欲しかったから
そうじゃなかったことがさみしかった
追ってくるかと思ったけど来ないし
じゃあ、連絡来るかなと思ったけど来ないし
自分が初めてなのに初めてじゃなかったから嫌になったんだと思った
正直、すごくショックだった
ゆのも俺と同じように”初めて”だと思ってたから
ゆののかわいい体をどっかの他の男が見たってことだろ?
嘘だろ
絶対見せたくない
・・ってか、俺の方が後なわけか
今後、誰かが見るとしても許せないが
先に見たなんて余計許せない
そいつに触られてゆのは、あのかわいい声を聞かせたわけ?
感じてる顔を見せたわけ?
なんかムカついて
ゆのなんかもういいと思って
連絡しなかった
2週間経ってもミンギから何も連絡がなかったから
これ以上間空けたら本当に別れになっちゃう気して連絡した
「どしたの?」
ミンギが硬い声で答えるから、許されてないし歓迎されてもないんだって思った
「会いたいよ・・」
勇気を出して言ったら
「・・今、部屋? 今から行く」
と電話が切られた
10分後、ミンギが来て
「ごめんね」
と抱き締めてきた
「なんでミンギが謝るの?」
「や、よくわかんないけど、連絡もしてなかったし」
「ううん、こっちも連絡してなかったし」
「俺、ゆのが他の男にやられたの許せなくて、やきもちやいた けど、やっぱ、ゆのがいないとか無理だわ」
「ミンギ ゆのもミンギいないの無理みたい・・」
「みたいってなんだよ(笑)」
「あは(笑)」
「ふ(笑)」
抱き合ったまま、お互い笑いあう
目と目が見つめ合ってお互いの目の中から心に触れにいくと
「好きだよ」
って心が言ってて
どちらからともなく唇を合わせた
ミンギは、舌を入れてきて舌の周りをくるくる回った
慣れてないようなかわいいキスに胸があたたかくなる
前の人は慣れていて上手いんだろうなと思ったけど、それがさみしかった
一所懸命なミンギのキスが愛しくて胸がキュンとして
下半身がジンジンと甘く痺れた
唇から離れてミンギは子どもみたいな照れた笑顔で見つめてくる
なんかうれしくてミンギを見てほほ笑んだ
「えっちしようか(笑)」
ミンギが言うから
「恥ずかしいから、いちいち言わないでよ(笑)」
と返した
ミンギがお姫様抱っこでベッドに運んでくれるから、恥ずかしくて、1回目が合ってほほ笑まれてから、顔を手で覆って隠した
ベッドに着くと
「脱いで」
と言われ
「恥ずかしい」
と言ったら
「俺はゆのになら全部見せられるよ お前は見せられないの?」
って言うから、機嫌が悪くならないうちに脱いだ
脱ぎ終わると、自分も全部脱いだミンギが、脱いだのを満足そうに見て笑ったあと覆い被さってきた
慣れた人と違って焦らすとかなくて
いきなり胸を掴んで先端を舐めてくる
あたたかいぬめりにジンジンと芯を持って硬くなるのがわかる
舐めながら、もう片方の先端を摘まんで揉んできたので、強い刺激に
「ああん」
と声が出た
「・・ゆの かわいいよ・・」
ミンギがかすれた声で言って抱き締めてきたから、きゅっと抱き締め返す
「ゆの・・ 舐めて」
ミンギが見つめながら切な気に言ったから
起き上がって舐めようとしたら、ミンギが寝転んで屹立したものをそそり立たせているので男を感じてどきどきした
ミンギのそこに顔を近付けると
「ゆののも舐めてあげるから、またがって」
とか言ってくるから
「恥ずかしいからやだ ミンギの舐めるからそれでいいでしょ」
と抵抗したら
「俺とお前の仲なのに、お前は俺に見せられないところとかあるの? 俺たちってそれだけの関係なの」
と不機嫌に言ってくるから
「わかったよ・・ でも、あんまり見ないでね」
と仕方なくまたがると
「ゆの・・ ゆののここ、かわいい・・」
とグイッっと引き寄せられてあったかい口でキスされて舐められて
「やだ ミンギ 恥ずかしい あ、 や、 だ、め・・」
羞恥で泣きそうになりながらも、気持ち良くて声が出ちゃう
「俺のも舐めて・・」
ミンギが切ない声で言うので
甘えん坊で独占欲強くて執こくて面倒くさいとこあるけど
欲望をストレートに伝えてくる健全さに男らしさ感じて
気持ち良くさせたくて先端をペロペロ舐めてから
口に入るだけ全部入れて上下に滑らせた
「あ・・ ゆの、気持ちい・・」
ミンギは吐息混じりに感じた声を出したあと
また思い切り下のお口に口づけてきて、吸ったり舐めたり、硬く尖らせた舌を入れてきたりした
「だ、め あ、いきそう・・」
羞恥がいやらしさを余計に際立たせるかたちになり
否が応にも感度が高まり
大好きなミンギの口と舌が気持ち良過ぎて
熱くヒクヒクしたあそこはもう絶頂寸前になる
自分だけ気持ちいいんじゃやだとなお一所懸命にしゃぶったら
「ゆのかわいい 俺もいきそう」
ミンギも気持ち良くなってくれたことを伝えてくれたのがうれしくて
速度を早めてしゃぶったら、じゅぶじゅぶやらしい音がして脳味噌が溶けそうになり
ミンギも同じように興奮したようで
無茶苦茶に顔を振りながらじゅぶじゅぶと吸い付いてきたので
「あん! だめぇ」
ビクビクと痙攣してイってしまった
ほぼ同時にミンギもビクンと跳ね、口内いっぱいに青くさい液体が広がったので、感じてくれたことがうれしくて、ごくんと飲んだ
イったあとのミンギにあそこを見られるのは恥ずかしいから、ミンギから降りて、ミンギの横に寝たら
「飲んだの?」
とうれしそうに笑って、頭を撫でてくれた
そんなミンギがかわいくて、ほほ笑みながら見つめ合って
ミンギにくっ付いたら
頭を撫でながら
「ゆのが初めての男忘れるくらい俺が愛したるわ」
とか恥ずかしがりやのミンギが照れながら頑張って言ってきたから
愛しくなって
「ミンギ、好きだよ」
って抱き付いたらめちゃくちゃ照れてうれしそうにしてた
始めから素直になればいいのに
なんか素直に言えなくて変に機嫌悪くなって執こくなるのは
きっとミンギの愛なのかもしれないって思った
おしまい
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