5,ただれた関係

直樹視点


今の生活は申し分ない

仕事も上手くいってる

完全に合う人ばっかじゃないけど

家も車もある

半分親のだけど

兄貴と二人兄弟の次男で、兄貴が結婚して家出た後もずっと実家に住んでるから、そこそこ貯金もある

しいて言えば彼女がいればもっといいけど、出会いがないから仕方ない

職場がスーパーだから正社員の同僚は男がほとんどだし、パートはおばさんばっかだし

たまにバイトで若い子もいるけど、職場で手ぇ出して問題になるのもまずいってくらいの理性はあるから、徐々に仲良くなってから・・とか思ってると卒業で辞めてたり、他に彼氏できてたりで、なかなか付き合うまでいかない

たまに友だちと飲みに行ったりで、まぁ、こんな風に気楽に過ごしてくのもありかな

結婚とかって、ちょっと大変そうだし

とか思いつつ

なんかモヤっとしたりして

まぁ、男だからね

性欲あるのは健康なしるし


そんな時、アプリで未知と知り合った

学校とか職場にいたら絶対関わらないタイプの人

既婚で出会いアプリやって、性欲目当てじゃなくて本気で俺を好きみたいで、彼氏になってとか言ってくるんだから頭おかしいでしょ

既婚者とは付き合えないって言ったら

なんで?

だって

バカなの?って感じ

既婚者と付き合ってもメリットないじゃん

むしろリスクでしかない

まぁ、わざわざ言わないけど

未知いわく、他にアプリで会った人は彼氏になってくれたらしい

毎日連絡くれないから別れたらしいけど

・・毎日連絡とか無理

面倒くさい

まじで、ウソでも付き合うとか言わないで良かった

わざわざ既婚者の10コ上と付き合う意味がわからん

めっちゃかわいいとか、すごく綺麗とかなら別だけど

中の下だし個性強過ぎるし

今は彼女いないけど、出会いあれば彼女つくれるし、かわいい子とも綺麗な子とも付き合ってたし、ねぇ?


まぁ、未知は、そういうバカなところがいいっちゃいいのかもね

「久し振り」

とかメール来たから

「どうしたの?」

って返したら

「孤独に襲われてる」

だって(笑)

相変わらずのおバカっぽさで笑ってしまう

「さみしいの?」

と返すとさみしい未知はメールで自分のこと話したり、俺の考え聞きたがったり、

やり取りが好きだ

人の話し聞くのは得意だから、人それぞれだから気にしないでいいんだよとか、甘えたいのに尽くしちゃうタイプなんだねとか送ると、

優しい!とか、わかってくれてうれしいとか、素直に喜んでる(笑)

俺は付き合った人とは、お互い甘えたり甘えさせたりするよって言ったら、いいなぁとかめっちゃうらやましがってるし

この阿呆さ加減が唯一、未知の取り柄のような気がしてきた

「会ったら甘えてもいいよ」

って言ったら

「いつ休み?」

だって(笑)


さっそく、来週、未知がホテル代を出して会う、という約束を取り付けた

「会ってる間だけでも愛し合いたいね」

って送ったら

「うん(////) 早く会いたいなぁ」

だって(笑)


ホテルの前に着くとまだ未知はいなかった

時間まで5分待つと未知がきた

「もしかして待った?」

「大丈夫 さっき来たばっかだから」

「良かった 早く来て待ってたいんだけど、一応既婚者だから、目撃されたらまずいから」

「そうなんだ(どっちでもいいけど) じゃ、行こっか」

「うん」

入口で未知が一番安い部屋を選んで精算した

「ドリンク1杯無料だって」

フリードリンクのサーバーを見付けてはしゃいでる(笑)

「どれがいい?」

俺のを入れてくれようとしてるみたいで、聞いてくる

「テキトーでいいよ」

「だめだよ 一番納得いくチョイスしなきゃ」

「え(笑) 超真剣じゃん(笑)」

「そうだよ ここで何選ぶかで幸福度変わってくるんだから 私は、アンバサかレモンスカッシュだけど・・ 普段見掛けないアンバサかな いや、なんかサッパリしなそうだから、やっぱレモンスカッシュだな」

「じゃあ、ペプシで」

「おぉ、決断したじゃん」

「や、そんな大ごとじゃないでしょ」

「あははは(笑) はい、ペプシ」

「ありがと」

「やっぱアンバサにした じゃ、行こっか」

エレベーターに乗ると、貼ってあった平日朝9時まで焼そば無料のポスター見て、もう10時だからダメかと言っていた(笑)

部屋に着くと今日何時までいれる?と確認してきたので、3時くらいまでかな?と答えた

本当は夜までだっていれるけど、そこまでいても飽きそうだし、帰宅ラッシュ巻き込まれたくないし

未知はテーブルの上のメニューを開き、焼そば500円かぁとかまだ言ってる

「食べたいの?」

「や、500円ならいい」

「そうなんだ(笑)」

「カラオケでもする?」

「俺はいいや 歌いたければ歌いなよ」

「じゃあ、1曲だけ歌おっかな 普段カラオケとか行かないし」

「元取るね(笑)」

「元取るよ(笑) あ、採点あるじゃん 採点で勝った方がゆうこと1っこ聞いてもらえるってことにしようか?」

とか言うから、じゃあ、俺が勝ったら未知のオナニー見せてもらうって言ったのに、3曲やっても全然勝てないで、3回しっぺされてしまった

「これ勝てねー」

「邪念があるからダメなんだよ もっと純粋な心で歌わないと(笑)」

「関係ある? じゃあ、ジャンケンにしようよ」

「やだ」

「ずるいじゃん(笑) 負けるからって」

「や、勝つよ? 勝つけどやらない(笑)」

「絶対嘘じゃん(笑)」

「いや、本当、本当(笑)」

「ハイ、最初はグー、ジャンケンポン!」

急かすように言い、圧力掛けながら手を出すと未知も慌てて出して、負けて騒いでた

オナニーはどうしてもダメだって言うから、じゃあお風呂一緒に入ろうって言ったら、恥ずかしいと抵抗したけど、じゃあ、私が先に入って、洗い終わったら呼ぶのでいい?って言うから、そうすることした

じゃあ10分くらい待っててと未知はバスルームに消えた

待ってる間テレビ見ながらエロいこと考えてたら、ちょっと起ってきた

「洗い終わったよー」

呼ぶ声がしたので脱衣所に行くと未知が頭洗ったままの濡れ髪でスッピンでバスタオル巻いて待ってた

「眉毛ない」

「顔だけ洗わないと汗で化粧ドロドロになって臭いから我慢して(笑)」

「はーい(笑)」

未知は俺の前に立ち、伏し目がちにシャツのボタンを外し脱がせてきた

普段、そんなことされないから、風俗みたいでどきっとした

上を脱がすと下半身にかしづき、チノパンのボタンをぎこちなく外しチャックをジーっとおろした

その音にエロさを感じて下半身は期待で持ち上がる

未知はそれに気付き、ふっと笑いながら、下から俺を見てきた

かわいいと言ってそうな目で見てくるので、ちょっとキュンとして

「起っちゃった」

と言い訳のように言った

未知は口角を上げて目を細め、何も答えずにトランクスをおろして脱がせた

風呂場に入ると未知は俺をジャグジーに浸け、浴槽のヘリに頭を載せさせ、バスタオルを巻いたまましゃがみ、シャンプーで洗ってくれた

美容室みたいで気持ちいぃと言うと、子どもが小3くらいになるまでは毎日こうやって洗ってたからねと誇らし気に言う

ふーん、俺の知らない世界


未知視点


直樹の髪を指で掻き分けながらシャワーで地肌までお湯が届くよう流した

気持ちぃとふにゃけてるので、かわいくなった

トリートメントを少なめに付けて軽くすすいで仕上げ、

次は体洗うよと宣言して椅子に座るよう促した

浴槽から出ると直樹の全てが見えてしまうので男を感じて恥ずかしくて目を逸らした

直樹は立ってる私に体を寄せ抱き付こうとしてきたけど、洗うから座ってと椅子に座らせた

ここで始まりたくないし

「ねぇ、なんで俺だけ裸なの?」

「裸じゃないと洗えないでしょ?」

「そうじゃなくて 未知も裸んなって」

「やだ 恥ずかしい」

「もっと恥ずかしいことも一緒にしてるのに?」

「わかんないけど、明るいし見えちゃうから無理」

若くない経産婦のたるんだ体なんて見せて萎えられてもショックなだけだし、話しを変えようとスポンジで泡立ててたボディーソープを手に載せて直樹の背中を左右対称に撫でて洗った

厚みのある背中に色気を感じる

肩から肘まで撫で下ろした

「なんかヌルヌルしてエロい」

トロンとした声で言うから、かわいい

直樹を立たせて、肘から指先まで両手で包んで撫で滑り、太ももから足首までも同じように洗った

足は毛で少しゴワゴワしたが、筋肉を感じてうっとりした

音で気付かれないよう、そっとバスタオルを取って裸になると、後ろから直樹に体を沿わせて、直樹の胸に手を回して優しく洗った

「・・これエロい 胸当たってる・・」

直樹は背中に当たる胸を感じかすれた声で言った

私で感じてくれてるのがうれしい

ゆっくりそっとお腹へ下りながら撫で洗い、陰部に触れるかと期待してるであろうところで、あえて手を離しお尻をゆっくりと撫で洗った

「・・やばい めっちゃ起ってきちゃった・・」

直樹の声は、もう吐息のようになっている

お尻の割れ目に手を滑らせ、かわいいお尻の穴を探した

指に窄まりを感じて

「ここ?」

と聞くと

「くすぐったい」

を気持ちぃのように言った

手を伸ばして陰嚢を優しくふにふに包んで洗うと

「ぁ、ハァ、」

と溜め息を漏らす

かわいくて、えっちな気分が高まって、乳首がピンと起ってしまったので、直樹の背中にピトっと抱き付き、胸をいやいやするように揺すって乳首をこすり当てた

「ゃ、ばい、 エロい、、」

「ぁ、違う、洗ってるだけだもん、」

「洗ってあげる」

直樹が向き直って胸に手を伸ばす

「だめ」

明るいところで体をまじまじと見られたくなくて、腕で隠した

「いいから」

直樹は深い目で私の目を見て、胸を隠している腕に手を滑り込ませて胸を揉んだ

「ゃ、らぁ、」

恥ずかしくて泣きたくなる

ヌルっとした滑る感触で、大好きな直樹の大きな手で胸を包まれて、胸の先もあそこもジンジンする

ヌルっと揉むと胸は直樹の手から滑り逃げ、直樹の手指は中心に集まり結果的に乳首を掴まれてしまった

「ぁ、ふぁ、! やぁ!」

気持ち良過ぎて泣いてしまった

「気持ちぃの?」

直樹は勢い付いて、太い人差し指で乳首の先端をクルクルと撫でてくる

「だめ、 ちょっと待って!」

気持ち良過ぎて立ってられなくなりそうで、直樹を押し返した

「力抜けて立てなくなる・・」

「ふ(笑) かわい ベッド行く?」

「うん でも、まだ直ちゃんの足と顔とあそこ洗ってない」

「いいよ(笑) あとは自分で洗うから、先に出て待ってて」

直樹が自分で洗ってるうちに、ジャグジーのお湯で自分の泡を流して出た

バスローブを羽織ってベッドで照明を薄暗く調節していると直樹がバスローブで出て来て

「明るくていいのに」

と言う

「だめ 体見て萎えたらショックだから」

「萎えないよ(笑)」

ベッドに乗って来る

直樹の体が近付いてドキっとする

「まだ見てないからわかんないじゃん」

「さっきお風呂で見たでしょ」

「やだ恥ずかしい」

「そんなこと言ってたらエッチできないでしょ いいから脱いで」

「じゃあ、先に直ちゃん脱がす」

と直樹のバスローブの紐を解いて脱がすと、ボディーソープの匂いがする直樹の体が露わになり、見るともなしに見てしまったそこはしっかり立ち上がり天井を指していた

「ね、ちゃんと起ってるでしょ 未知も脱いで」

裸の直樹が私のバスローブの紐に手を伸ばし、解こうとしてきたので

「だめ」

と手で抑える

「いいから」

と、押し倒され上に乗っかられてしまった

「ちゅうしよ」

と言いながら直樹は唇を合わせてきた

ふっくりしっとりと柔らかく濡れた唇が気持ちぃ

「舌出して」

言われるままにおずおずと舌を出すと、敏感な舌先を舌でくすぐったり、舐めたり、しゃぶったり、絡めたりする

「ひゃ、あ、んん、 なおひゃんのつばのみたひ、」

「唾? いいよ、いっぱい飲みな、」

深く口付けて唾液を送り込んで飲ませてくれる

うれしくて無意識に直樹に腕を回し抱き付いていた

直樹は、バスローブに片手を滑り込ませ外側から胸を集めるように掴んでまあるく回し揉み、胸を掴んだまま親指で乳首を埋め込んでこする

「らめ、あん、あ、やぁ! らめらめ、気持ちぃ、」

「感度良過ぎ(笑) いっぱい気持ち良くしてあげる」

乳首を摘まんでクリクリしたり、ツンツンと優しく引っ張ったりする

「あん、」

「かわいい、 舐めてあげる」

直樹が、私のバスローブを剥いて胸を出し、あったかい唇で乳首に吸い付き濡れた舌でコロコロと転がす

「もうらめぇ、」

気持ち良過ぎて頭がおかしくなる

直樹に手は下半身に下りて行き、バスローブをはだけて割れ目を指でなぞる

「びしょびしょじゃん」

恥ずかし過ぎて首を振る

「めっちゃ濡れてる」

否定しても無駄だというように、あえて言葉にして責めてくる

「舐め合いっこしよ」

と体の向きを変えてシックスナインのようなかたちになり割れ目を手で開いてクンニしてくる

ペロペロ舐められクリトリスをちゅっちゅっと優しく吸われ、気持ち良過ぎて舐めるのを忘れてしまいそうになりながらも、一所懸命に直樹の愛しいおちんちんを舐めた

位置の自由がきかないから角度的に全部は口に含むことができず、先端だけをチロチロペロペロしたり、唇に含んで舌で撫で撫でしたり、持ってる手を前後させてこすったりした

「だめ、出ちゃいそう、」

直樹が言ったので

「いいよ、出して」

と答えると

「入れたい、 中でイきたい、」

と体勢を変え、入れようとしてきたので

「なんか移すとわるいから、ゴム付けて」

と言って付けてもらった

一応まだ生理あるし

直樹は、正常位で思い切り突き刺した

「やばい、気持ち良過ぎて、すぐイっちゃいそう」

入れたまま動かず両手で私の胸を掴み親指で乳首を押し込んでこする

「ぁん!それ、だめぇん、」

片手を下半身に移し、親指でクリトリスを撫で撫でクニクニしてくる

「や!あぁん!」

愛液の滑りでクリトリスをクルクルヌルヌル撫で回す

「だめ、イっちゃう、」

「一緒にイこう」

そう言うと直樹は、抱き付きながら思い切り抽送した

「らめ、イっちゃう、ぁ、あ、あん、ーーー!」

ビックンビックンと痙攣してイってしまった

「めっちゃ締まる、 っ、 イくっ!」

思い切りひと突きして体を硬直させた後、ビックンビックンと全身を痙攣させていた




息を整えた後しばらく寝落ちしていた二人は、起きて

「寝バックで中からクリトリスの裏突いてイけるか実験しようって言ってたの、やるの忘れちゃったね」

未知が言うと

「次会ったらやってみよっか」

直樹が答えた




ここまで書いて未知は、ペンを置いた




ふぅ、書くの結構時間掛かったけど、こんなもんかな

直樹とはもう別れなきゃ切りがない

どこまでいってもセフレにしかなれないから、会っても満たされなくてさみしくなる

こうやって書いてみるとやっぱり、直樹は私のことそんなに好きじゃないってよくわかる

どんなに間が空いても自分からは絶対連絡してこないし、会う約束するまではレスポンスいいけど、会う約束するとレスポンスわるくなる

エッチがなければ連絡も返さないだろうし、会いもしないだろう

私は、私の価値がわかる人に愛されたいんだ


バイバイ、直ちゃん、来世でまた会ってお互いフリーだったら、またセフレ申し込むから、その時はよろしくね





おしまい




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