【良人とみいひ】おかしな二人

「金井さん(良人の名字) 山川様です」

良人が良人だ

みいひは、職場の事務所で、客からの電話を良人に取り次いで思う

山川様は、最近良人が商品説明のアプローチをしてるお客様だ

連絡の頻度が増している

そう、良人は実は沼らせ男子なのだ

どこまで自覚してるのか、それとも自覚してないのか

無自覚?

とにかく、なんでも丁寧に応えるので、客は気持ち良さを感じ、またそれを求め依存する

かくいう私もすっかり良人に依存してる一人な訳で、良人のお客さんだったら良かったのに、そしたら毎日良人に電話できるんでしょ?とか思ったりして

ちょっと、客に嫉妬したりして

仕事帰り、スーパーで良人に電話する

「良人、ぶり大根とたらのホイル焼きだったら、どっちがいい?」

「みいひ?いちいち、そんなことで電話してたら自立できないよ?もっと、ちゃんとしなきゃ?」

注意された

・・

なんなん? みんなにはあんな優しく答えてるのに!

ムカついて、良人んちに行くのやめて自分ちに帰った

ふん、良人なんか来ない私を待てばいい

復讐のはずが、なぜか自分も良人に会えなくてさみしい


その頃・・

良人は、ほくそ笑んでいた

みいひは客じゃないんだからさ、俺の彼女なんだから、俺に甘えないで俺を支えるべきだよね

優しいだけじゃ弱い男に思われそうだし、これで余計沼るでしょ

とか、思ったけど、シャワーを浴びて待っても、ビールを飲んで待っても、ぶり大根もたらのホイル焼きも来ない

みいひが来ない

冷凍してあったご飯とカレーを食べてもまだ来ない

遅いし

もしかして、また誰かにストーカーされてたり?

電話する

「みいひ? どこいんの? 大丈夫?」

「良人? どうしたの? 家だよ」

「どうしたじゃないでしょ? 今日、うちに来る日でしょ? なんで家いんの?」

「だって、良人、自立しろって言うから」

「それはそれ これはこれでしょ? 俺んちに来てながら自立すればいいじゃん」

「そんなの難しくない? ケーキわざわざ買って目の前に置いてダイエットする人いる? 食べれないなら買わない方がいいし見ない方がいいでしょ? 見たら食べたくなっちゃうじゃん」

「ふ(笑) みいひ、俺に沼ってるじゃん(笑) 意地張ってないで早く来なさい いっぱい抱いてあげるから」

「(どき) (あ、こういうのが体の関係ばっかになっちゃう悪い癖だよな) やだ! 体の関係なら女風呼ぶ!」

みいひは会いたさを振り切って電話を切った

みやびさん(みいひが前に一度お世話になったセラピストさん)って、今日空いてるかな?

検索すると今日は明日の昼まで予約が埋まっていた

・・

そうだよね、週末だもんね

みやびさん、どんな子と一緒にいるんだろ

若くてかわいい子かな?

私にしたように優しく包んで癒してあげてるんだろうな

みやびさんは別に私のものじゃないのに嫉妬してしまう

どーしたらいーんだこの胸を占領するさみしさモンスターは?!

他のセラピストさん呼ぶ?

スマホを手に持つ



その頃、良人は、タクシー代をケチって自転車をこいでいた

たく、なんで俺がこんな

みいひ馬鹿だから

家に女風呼んだりしたら危ないんだって

止めようと電話しても電話に出ない


みいひの家に着いてチャイムを押しても返事がない

まさか、もう中に女風のやついたりして?

みいひが男と寄り添う姿を想像して鍵を差し込む手がおぼつかない

ガチャ

鍵を開けるとみいひはダイニングのテーブルの前に座ってスマホをいじっていた

「さっきからなんで電話出ないの?」

みいひは答えない

画面を見るとホストみたいな男の写真が並んでいた

ろくな男いねーし!

スマホを取り上げて画面を切ってテーブルに置き、みいひの手を引いて奥の部屋に行き、みいひを引いて布団に寝て自分の上にみいひを乗せた

みいひと目が合ったので

「会えてうれしい?」

と聞いて返事も待たずに後頭部を押さえて深く口付けた

「よひと、カレー食べた?」

みいひが色気のないことを言ってる(笑)

「みいひはまたスーパーのお寿司食べたでしょ」

テーブルに空の容器があったのを思い出して言う

みいひをごろんと転がし、

「うつ伏せになって」

と指示する

「うつ伏せってどっちだっけ?」

お馬鹿なみいひ(笑)

「仰向けが上向くやつで、うつ伏せが下向くやつ」

「もう(笑)知ってるってば(笑)」

とみいひが下を向くうちにズボンもパンツも脱いで、ギンギンに立ち上がったモノを出す

血が集まって紅潮して血管が浮き出て、我ながらグロテスクだ

みいひがのたのた下を向いたところで、ズボンも下着も思い切り下げて脱がして投げた

ふにゅっと白いお尻がかわいい

覆い被さって

「お仕置きね」

と、愛撫も無しにいきなりずぶりと突き刺した

「いっ、やぁ!」

みいひは痛みと快感が混ざったような声で鳴く

「こっち向いて? ちゅうしよ」

みいひを無理な体勢で振り向かせ舌を絡める

「みいひ、前戯してないのに、もう、ちょっと濡れてたね? すぐ入っちゃった 俺に会えて濡れてたの? ん?」

「違うもん 良人に会えてうれしくて濡れたりしてないもん」

あー、はいはい、図星ね(笑) かわいいんだから

「みいひ? 寝バックって、亀頭がGスポットに当たって女の子がイきやすいんだって みいひの中、いっっぱい突いてあげる」

「やら、良人が他の子と寝バックしたのとかやだ」

「なに? やきもち妬いてるの?」

「良人がエッチ上手いのって、本当に大事で感じさせたい程、愛した子がいたからでしょ」

みいひは想像の過去にやきもち妬いて泣いちゃった

相当沼ってるじゃん(笑)

正直、今までの俺は格好付けて紳士なエッチで女の子を沼らせてただけで、ここまで自分のエロスを解放したのは、みいひが初めてだ

みいひだと自然にガードが外れて自分がそのまま出てしまう

属に言う信頼ってやつ?これが

だから、ここまでしてんのみいひが初めてだよってことなんだけど、種明かししたら沼らせられないから、してあげない

「余計なこと考えないで、今はみいひと俺だけなんだから、二人の事だけ考えて」

舌を絡めて、みいひの胸に手を回し、手の平で撫で撫でと乳首を探す

ゆっくり撫でているとさすられた乳首が存在感を主張してきて、手の平に当たる

「みいひ、乳首ピンコ立ちじゃん(笑)」

服の上から先端を掻くと

「やぁん!」

みいひが感じてキスが解けてしまう

すぐに引き戻して舌を絡めようと思ったけど、陰部にトロっと伝ったような感触を感じたので、みいひのお股に手を回して確かめた

「お汁垂らし過ぎ」

そのまま言ったら

「そんなことないもん」

顔を真っ赤にして首を振る

また強情なんだから(笑)

「いいとこに当てるから、おっぱいは自分でいじって」

「やら、恥ずかしい」

こんだけいろいろやってなにが今更恥ずかしいんだか(笑) かわいやつめ

みいひのGスポットをこするよう一定のリズムで突き刺す

「みいひ、中気持ち、い?」

と覆い被さりながら耳元で言う自分の声が予想外にかすれてて、気持ち良くさせる前に気持ち良過ぎていっちゃいそうだと気付いた

「よひとの声らめぇ」

みいひは、そんな俺はつゆ知らず、耳元で囁かれた声に感じでよだれをトロっと垂らしてる

「みいひ、よだれ舐めてあげる」

みいひを向かせて舐めて、ちゅっとちゅうしてあげた

「良人、好き、 好きだよぉ、」

みいひが苦しそうに言う

そうだ 愛が苦しいものだって、みいひが教えてくれたんだ

「みいひ、俺のこと好きで、他の子にやきもち妬いて苦しい? もっと、俺のこと好きになって?」

言いながらも腰は止まらずにみいひのピンクであろう濡れた温かい粘膜を突く

「あ、良人、だめ、 おしっこ漏れちゃう、」

「おしっこじゃないよ Gスポット突かれて潮吹きそうになってるんだよ」

「なんで、そんなこと知ってるの? 良人が愛した子もこれが好きで潮吹いていっちゃったの?」

まだ言ってるよ(笑) どんだけ俺のこと好きなのよ

「良人が好きになる子なら絶対良い子だから、悪く思っちゃいけないのに、やだ、なんかやきもちやいちゃう」

「ふ(笑) かわいいよ みいひ、潮吹いていいよ? いっぱい出して?」

耳元で囁くとみいひはゾクゾク震えて

「声らめぇ、良人、おしっこ漏れちゃう、ちゅうして、」

自分から顔を向けて舌を出してきた

えっろ

チンコに甘い痺れが走って一層硬く膨張した

そろそろ俺やばい

と思いながらみいひとキスしたところで

「出ひゃう!」

みいひが言って、陰部に温かさを感じた

みいひは潮吹きしたようだ

それを見届ける俺も亀頭をみいひのGスポットにこすり当てて思い切りイってしまった



なんだかんだ、お互い沼ってる二人であった



1/1ページ
    スキ