【良人とみいひ】会えない時間が愛育てたのかはわからん

良人が出張に行って2カ月

さみしさが日ごと1ミリずつ澱のように溜まり、濃さを増していた


2週間に1度は帰ってくると言っていたのに1度も帰って来ない

最初の方に何回か電話があったが、それもなくなって久しい


もう、忘れるのかな・・

私のことは、もう、いいのかな・・

良人、やっぱり子ども欲しくなったのかもしれない

それで、名古屋で若い子と・・


・・いいよ

許すよ・・

良人のこと好きだもん

だから、許す

良人の幸せだもん


なんかわかんないけど、胸が苦しくて涙が出て、いつの間にか眠ってた


良人が懐かしさを感じながら、みいひの部屋に入ると、みいひはダイニングに突っ伏して眠ってた


シルエットを見てイラっとした

また、こんなとこで寝て

風邪引くよ? 歯磨いたの? 絶対磨いてないでしょ

全く・・ だらしないんだから!


玄関で靴を脱ぎ、みいひを起こそうと近付くと、みいひの目は腫れたように見え、涙の跡もあるようだった

「みいひ・・」

良人はみいひの髪を指先でそっと撫でた


みいひ、さみしいとか電話してもこないで、我慢して一人で泣いてたんだ・・

意地っ張り


切なくなった後、


俺のこと、そんな好きなの?


と、自動的にニヤけた


出張先で結婚適齢期のおばさんたちに、物欲しそうに、あわよくばな感じで接されてうんざりしていた

誰かと近付こうものなら、たちまち社内でごたごたに巻き込まれて面倒なことになるだろうことは明らかで、とにかく、見ない、表情変えない、反応薄くを心掛け危険を遠ざけた

お陰でホモだとか噂が立ってた


社内は面倒くさいからキャバクラ行ったりしたけど、うーん、別に、って感じ

面白い子には会えなかった

みんな、何がよくて行ってんだろ?

確かに、若くてかわいい子はいっぱいいるけどさ


みいひを見てたら、無感情に生きてた反動か、なんかムラムラしてきた

みいひは、恥ずかしがり屋で抑制が強いから、酔ったり寝ぼけたりしてる方が反応が良くてエロい

「みいひ、お布団行こうね」

起こさずに運ぶことにした

「おいしょっ 重っ」

力が入ってない人間の重さに驚きながら、縦抱きで運んだ

「ん ・・良人?」

みいひが目をつぶったまま言う

「いいよ、運んであげるから、寝てな」

起きないように声掛けする

なんとか布団に寝かすと、そのまま覆い被さった

「みいひ、ちゅうしよ?」

なんの力も入ってない、ふにふにの唇に唇を合わせた

少し乾いてて冷たい

温めてあげる

唇でみいひの上唇をちゅっとついばみ、はむはむと柔らかく愛撫する

下もしてあげようね

下唇も優しく吸い上げ、はむはむれろれろした

みいひがちょっと、感じたような声を出したので、起きるのかなと顔を見たら、眠ったまま眉根を寄せて感じたような表情をしていた

かわいい

もっと気持ち良くしてあげる

深く口付け、舌でみいひの口内の天井を撫でる

みいひは、舌で塞がれたくぐもった声で、ぅうん、と
声を出している

ふふ、みいひ、ここ弱いもんね

予想した通りに感じていることと、羞恥が薄くてすぐに声を出したことに満足を感じながら、みいひの顔を見て、片手で頭を包み、撫でた

みいひの口、俺の唾液で濡れてる・・

たまんなくムラムラして、下半身が重くなるのを感じた

「みいひ」

あごの髭(ちゃんと朝シェーバーした)で、みいひの頬をジョリジョリした

みいひはこんな愛撫があると知らなかった俺に、これをしてとおねだりした

「ぅ、うん 良人ぉ、」

さすがに大好きな愛撫は反応がいい

「みいひ」

ぎゅっと強く抱き締めてあげた

みいひはこれもしてとおねだりするのだ

「良人ぉ、」

みいひが、私も好きだよと答えるかのように、眠りの中から力の入らない手で抱き返してきた

かわい

きゅんと下半身に甘い痺れが走り、硬くなったそれがみいひの体に当たり、んふぅ、と吐息が出てしまった

みいひの服にお腹から手を入れ、おっぱいを揉み揉みした

みいひは、おっぱいがひどく感じる

「ゃ、らぁ、よひと、」

力の入らない舌足らずで喘ぐ

かわい

「おっぱい気持ちいい?」

寝ぼけてるから素直に答えるかなと言葉で煽ってみたけど、

ううん、と首を振っている

素直じゃないんだから

そうしてられるのも今のうちだ

胸の頂点を人差し指の先で掠めたら、ビクっと跳ねて、ぁあん、と声を出した

そうだ、気持ちいいでしょ、素直にならなきゃ

服を捲り上げてキュッと締まって起った乳首を確認し、先っちょのピンクをチロチロ舐めた

「らめぇ、」

「みいひ、おっぱい感じるね こっちも舐めてあげる」

反対も舐めて、もう片方は摘まんでくりくりしてあげた

「や! よひと、 らめん、」

みいひが一層喘ぐ

ふふん、もう、みいひの好きな愛撫は把握済みだからね

我慢しようったって無理なんだから

観念しなさい

みいひんちに置いてる、”感度を高める”ジェルを引き出しから出して、指先に載せ、ぬるぬるコロコロと乳首に塗った

みいひは、すっかり気持ち良さに没頭してしまい、あんあん喘いでしがみ付いてきて、口からトロっとよだれをたらしていた

「ぁ、つい、 おっぱい、熱い、」

みいひは、いつもこれを使うと熱くてヒリヒリジンジンすると言うのだ

「熱くて気持ちいいでしょ 下にも塗って欲しい?」

して欲しいのは、もちろんわかっててあえて訊くと、みいひは首を振る

なのに、期待したようにしがみ付いてくる

わかりやすくてかわいい奴だ

結局、羞恥を隠そうといやいやしても顔と態度でバレバレなのだ

「そんな、しがみ付いてちゃ、塗れないでしょ」

くっ付かれるのがうれしいくせに、わざと余裕振って言う

みいひのパンツの中に手を入れて、2本の指でおまんこを開いた

みいひは、あまりに感じて、ぐずったように、ああん、と喘いだ

「どこかな?」

人差し指に付けたジェルを滑らせながら、ねちねちといたぶる

わざとクリには触ってあげない

「熱い、熱い、 らめ、 あ、 や、 やらぁ、 良人、 良人の指、」

みいひは、もう、わけわからんく喘ぐ

「指? みいひ、俺の指、好きだもんね? この指でどこ触って欲しい?」

「やらぁ、 言えない、 いじわるしないで、」

みいひは、目尻に涙を滲ませながら、しがみ付く

いじめられてるみいひがかわいくて、

「ん~?」

知らない振りして、ちゅうした

ちろちろれろれろ、みいひの好きな舌の先端をくすぐるとよひとよひととくぐもった声で喘ぎながら、一所懸命、俺と同じ動きをして、舌で応えてくる

従順でかわいい

本当俺のこと好きなんだなと、胸が温かくなり、充足感を感じる

「クリに塗って、って言ってごらん」

みいひの耳元にささやくと

みいひは、ビクっと首をすくめて、俺の名前を呼んでしがみ付く

「耳、気持ち、い?」

わざとぴちゃぴちゃ音を立てて耳を舐めると、声を出しながら、それを俺の体で抑えようと、顔を埋めてくる

「声、隠さないでいいよ? クリトリス触って欲しい?」

わざと明確にそのものの名前を言うと

「・・わって・・」

「ん?」

「、さわって、」

「どこ?」

「ク、リトリス、触ってください」

みいひは消え入りそうな声で卑猥な言葉をひねり出した

言いなりになるみいひがかわいくて、丁寧な言い方でお願いするのにゾクっと快感をおぼえて

「よく言えました」

上から目線な言い方でねぎらって、口付けた

指先でそれを探し、探し当てた硬く起った感触にジェルを塗り込んだ

みいひは、しがみ付いてめちゃくちゃに喘いだ

コロコロと逃げるそれを執拗に転がし、時に押し潰すように根っこから揺らす

「ら、めぇ! いっひゃう、」

俺の舌に邪魔されて、ちゃんと言えないみいひがひときわ喘ぐ

「だめでしょ? 一人でいっちゃ 一人で気持ち良くなって、悪い子だ」

「良人、やだ、 良人も気持ち良くなってくれてるんじゃないの?」

みいひが開かない目を開けて、切なく俺の目を見てきた

「うそだよ(笑) 俺も気持ちいいよ」

みいひの頭をなだめるように撫でて、下半身の着衣を脱いだ

「ほら、こんななってるもん」

思い切り屹立したモノを見せると、みいひは愛おしそうにやんわりと手で握ってきた

思わず、ビクっと跳ねて、はぅん、と変な声が出てしまった

「不意打ち禁止 お仕置きね」

なんちゃかんちゃと言い訳付けて、マウント取り返し、性具も着けずグッと紅い裂け目にモノを埋めた

「良人ぉ、好きだよ?」

みいひは、気持ち良さでおかしくなったように、今更告白してくる

それも疑問系で

俺も好きに決まってるのに

「好きじゃなかったら、こんなにえっちなこといっぱいしないでしょ? 俺も好きだよ(笑)」

みいひは、そう言う俺の目を見て、うれしいと言うようにきゅっと抱き締めてきた

「そんなに抱き締めたら動きづらいでしょ?」

みいひの頭を抱いて撫でて、思い切り腰を振って突きまくった

「っ、 だめ、 みいひん中、締まってて気持ちいい、 すぐいっちゃう、」

「は、ぁん、 良人、 気持ちいい、 一緒にいきたい」

「いいよ、一緒にいこう」

思い切り腰を動かして、ぐちゃぐちゃと恥骨でクリを押し潰した

「きゃん! 良人! らめらめらめらめ、 ! やぁぁぁぁ!」

ビック、ン

「あ、みいひ、気持ちい、は、だめ、いくいくいくいく ! はぅん!」

ビク! ビュクククク

思い切り中に出して俺の愛をぶちまけた

なんなら、妊娠すればいいのに

そしたら、みいひは、もう俺から離れられないし

みいひの横に転がって息を整えていると、まだ息の整わないみいひがウェットティッシュで俺の指をぬぐってきた

愛液で指を汚してしまうと、いつも気にするのだ

「ありがとう」

別に愛液なんていつも舐めたりもしてる訳だし気にしないでいいのに、とか思いながらも、拭いてくれたのでお礼を言った

「良人、帰って来たんだ?」

「さっきからずっといるけど(笑) 随分時差あるじゃん(笑)」

「良人、出張先で誰かいい子と会ったのかなって もしかしたら、好きな子とかできてたりして とか思ってた」

「あぁ、 そういうこと?」

逆に、いろんな人に会えば会う程、なんか違うなって思って、みいひの良さ確認して、みいひに会いたくなって、余計に好きになってるだけなんですけど?!

とか思ったけど、

みいひにもっと俺のこと考えてて欲しいから、あえて言わないでおくことにした(笑)

「確かに、名古屋、結構若い子いっぱいいた」

とか言ってみて、

ちょっとショック受けた感じの顔してる、顔に出るみいひを盗み見て愛でた

けど、よく考えたら、真に受けるみいひは、こういう1こ1こを忘れずにカウントして、やっぱり良人は若い子と付き合って子ども持った方がいいよね・・とか、身ぃ引いて別れに耐えたりしそうだなと思って

「うそ おばさんしかいない(笑)」

とバラしといた

みいひは、

「良人の言うおばさんっていくつ?」

とか聞いてきて

「35とか?」

とか答えると

「え、 私より10個以上、下じゃん、、」

とかショック受けてるから

「みいひは、動物みたいな感じで、いくつとかあんまないから」

って、ちゃんとフォローしておいた

(作者注釈:全くフォローできてない)


会えない時間で余計好きになった二人であった


おしまい☆

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