1,切なくて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
はっきり言ってコミュ障だった
私は、嘘も付けないし物事を見る目もあり過ぎた
だから、その男、あんたのこと好きじゃないよとか言っちゃって人を傷付けたりした
だって、早く別れて本当に大切にしてくれる人と付き合った方が良いじゃん
私は、世界一優しいと思うわ
しかし、こんな自分だから理解されないだろうと、自分から話し掛けたり、誰かと持続的に関係を続けたりが苦手だった
山ほど高い自信と、きっと周りは理解できないだろう、馬鹿だから、という変な自信の無さ、全く真逆のようなものが、全く矛盾なく存在している私の心だった
心を見せて人が離れていくのが怖い
だけど、だからと言って、一人でいられない
誰か私の心を埋めてよ
直樹とは出会い系アプリで知り合った
写真を見た時からタイプだと思った
会う前から好きになっていたが、実際に会ってもっと好きになった
直樹の揺れないところが好きだ
正社員でスーパーの鮮魚売り場で働いているらしい
彼氏になって欲しいと言ったら、既婚者とは付き合えないと断られた
揺れてばかりの不安定な私だから、直樹といるとなぜか安心した
ホテルの薄暗い部屋の中
直樹と目が合うと、落ち着いた深みのある目で私の目を見ている
その目を見ると直樹も私を好きでいてくれてる気がしてうれしかった
直樹は、ベッドに横になれば私が来るとわかっているかのようにいつも先に横になる
私だけ好きみたいでやだけど、直樹の体がそこにあるならくっつかずにいられない
直樹の上に乗って抱き付いて直樹のあたたかさを感じる
直樹の胸に耳を当てて心臓の音を聞いていると、直樹は私の背中に腕を回してくれる
落ち着く
ずっと、こうしていたい
「エッチしないの?」
直樹が聞いてくる
・・ちょっと不満
私はずっと、このままでもいいし
直樹にも私といるだけで幸せとか思って欲しい
でも、直樹にとって私はセフレだから仕方ない
直樹の胸から起き上がって、下から見上げてる直樹の唇に唇を合わせる
直樹が舌を入れてこようとしたから、唇から離れる
「ちゅうしてくんないの?」
「虫歯とか移ったら、やだから」
直樹とはセフレだから、キスはあんまりしないようにしようと思った
私が勘違いしちゃうから
話題を逸らすように直樹の服の上から乳首の先端の粘膜を爪で掻く
「くすぐったい」
その割に平坦なトーンで直樹が言う
直樹は感情は出さないと決めて生きているのかも
服を捲って直樹の胸の小さい粒を舐めるとビクビクと腰が反応した
かわいい
ジーンズの股間を見ると、中のものが主張しているように膨らんでいる
手の平で包むように撫でると直樹は溜め息のような息を吐く
焦らしたくてすぐには脱がさずに撫でていると、直樹は待てなくなったのか自分でベルトを外した
ジーンズの腰のところを持って下に下げると、下着が現れ、それを押し上げる中のものの形がわかる
触ると、ジーンズの上から触った時よりも硬さがわかる
握るように包んで上に向かってすり上げると
「んっ」
っとうめく
下着を下ろすと
硬く起き上がった直樹が主張している
赤味がかって丸くパンパンになったかわいい先端に、よだれが溢れて濡れた舌を這わせて舐めるとビクビク、ビクッっと、直樹は腰から震えた
そのまま口に含んで咥えて、歯が当たらないように唇を巻き込んで上下に滑らせ続けると
頭を抑えられて止められた
「出ちゃう」
直樹は起き上がって、押し倒してきた
服の上から胸を鷲掴みにして揉んでくる
強過ぎて気持ち良くない
直樹が首筋に唇を這わせるしっとりした冷たい感触と荒い息でくすぐられて、ビクビクと震えてしまった
ズボンの上から陰部を揉まれ
「んー!」
声を我慢するのが大変
直樹は、私のズボンのボタンを外して、下着も一緒に引きずり下ろし
ゴムを付けると足をM字に開かせて入れてきた
始めは大きく1回
あとはどんどん速度を早めて膣の中をもので突いてくる
気持ち良さよりも揺れの方を強く感じる
直樹の息が上がり
「未知 いく!」
と訴えてくる
いつもは見せない感情を少しだけ見れた気がした
「直樹 いって」
そう答えたら
思い切り強く数回突いて
一瞬硬直してから
ビクビク ビクッっと痙攣して
私に覆い被さる
ビクッ ビクビクッ
全身を震わせる直樹を抱き締めた
それから直樹は、私から降りるとぼーっとした様子で天井あたりを見ていた
いってない私は、名残惜しくて直樹の胸にくっつく
「少しだけこうしててもいい? 終わったから、もう帰りたい?」
「そんなことないけど(笑)」
そんなことないよじゃなくて、そんなことないけどなのが気になる
「何分ならいい? 部屋の時間はあと30分だけど」
「じゃあ、20分?」
「ふふん♪」
直樹の上に乗って胸にくっついて、直樹の二の腕を触って感触を楽しむ
「あ~ 落ち着く」
直樹も同じ気持ちでいてくれたらいいのにと直樹を見たら
「眠くなる」
ただ眠そうなだけだった
でも、普段の直樹は、人に眠そうな顔なんて見せたりしないのかな?
これは、恋する女の馬鹿になった脳味噌が生み出した破綻した考えか
名残惜しさに流されそうになったけど、時計に押され帰宅の途につく
まだ余韻の残るいってないあそこに物足りなさを感じながら
次エッチするなら、ちゃんと私を好きな人と
と思った
と思ったのに
1週間後に「虫歯治した?」ってメールがきて
あ、無理かも
って、思ったことがすぐに揺らいだ
おわり
1/1ページ