【良人とみいひ】風邪

朝、職場でみいひが始業前の掃除をしていると、事務所の電話が鳴った

ほうきを置いて駆け寄ろうとしたら、より電話に近かった係長が受話機を取った

お大事にとか言っているので、誰か欠勤するんだと思った

みいひが掃除に戻って、集めたホコリをちり取りに入れているとまた電話が鳴った

また誰か休むんだと思った

朝礼が始まる前、ホワイトボードを見ると、高田さんと良人の行に赤で欠と書いてあった

無意識に胸に不安が走った

昨日、高田さん良人の訪問に同行した後、夕方残業してたけど

良人も記録の書き方を教えてあげてる様子で残ってたけど

あの後、二人で飲みに行ったりしてないよね?

若くて美人で素直でかわいい女の子と飲みに行ってテンション上がった良人が飲み過ぎて、二人でホテルに行って、起きたら遅刻確定の時間だったという想像が浮かんで、悲しくなった

仕事しながらも、良人から「ご飯作りに来て」とか「飲み物買って来て」とかショートメールでも来ないかなと秘かに待ったが、何もない

外回り2つ行って終え、就業時間に近付く頃には、終わったら良人の家に行こうと決まっていた

職場から、自分の家に帰る時に向かう駅とは違う駅に向かい、良人の家のある最寄り駅へと電車で揺られた

良人の部屋の前でチャイムを鳴らそうとして、少し躊躇した

具合悪い時って、一人で寝たいよね?

具合悪い時に急に押し掛けて、彼女ヅラして押し付けがましいかな?

ま、いいや、歓迎されてない感じだったらすぐ帰ればいいし

チャイムを押して反応を待った

ゲホゲホと奥の方から音が近付いて来て、鍵を開ける音の後、扉が開いた

「みいひ」

寝癖の良人が出て来て言う

「飲み物買って来た」

ビタミンCが入ったスポーツドリンクや乳酸菌が入った飲み物などが入ったコンビニの袋を見せる

「ありがと」

良人は受け取って、そのまま私が帰るのを待ったようだが、帰ろうとしないのに気付くと

「上がってく? 移るかもしれないけど」 

と聞いた後、一人ごちた

「うん」

と迷惑かもしれないのに、自分の気持ちを優先して上がり込んだ

玄関に女性用の靴がないことを確かめた

まぁ、高田さんは例え良人と夜を共にしても、ダラダラと次の日の夜までいるタイプじゃないと思うけど

私ってば上がり込んで、ちゃんと相手を優先してあげなきゃいけないのに、良人に嫌われるかな?

良人は怠いようで、またすぐにベッドに潜り込んだ

「お粥みたいの食べる?」

「いい お腹空いてない」

「後で空いた時、食べれるように作っておくね」

「いいよ それより、外で着てた服着てないで、着替えて」

もう帰るからいいよ、と本当は言うべきなんだろうが

「わかった」

と応えて、シャワーを浴びて着替えた

「みいひ 抱っこして」

部屋に戻ると良人がベッドから顔だけ出して言う

かわいい

もしかして、風邪で理性薄れて甘えん坊になってる?

「髪濡れてるから」

「いいよぉ 別に 早くぅ」

ちょっとイライラしながら言う良人

「じゃあ、頭のとこにタオル敷けばいっか」

洗面所にタオルを取りに行って借りて、敷いてから良人の横に入った

「みいひ っ ゲホゲホ」

良人がうれしそうに弾んだ感じで名前を呼んだ後、勢いでむせて咳をした

「やば 移る」

移さないでと怒られないうちにと、移そうとしてませんと予防線を張る良人

「大丈夫 移して」

「なんで? みいひ、風邪ひいちゃうよ?」

「だって・・」

「なに?」

「やっぱ、いい」

「なに? 言い掛けてやめるの無し」

「だって・・」

「だって、なに?」

イラつく良人

「だって、良人と高田さんが同じ風邪ひいてるのやなんだもん!」

「え?」

「今日二人で休んでたのやだった」

「・・もしかして、やきもち妬いたの?」

「・・」

「みいひ!かわいい(笑)」

良人がうれしそうにみいひを見るので、みいひは恥ずかしくて、それを隠すように、良人に抱き付いた

「良人の風邪、私も欲しい」

良人の胸に顔を埋めながら聞こえづらくさせながら言うと

「いいよ 俺の風邪、みいひにあげる」

良人は優しい声と深い瞳で言うと

「みいひ おいで?」

自分の胸に埋もれるみいひをのぞき込んで言い、みいひが顔を上げて良人を見ると、熱を持った熱い唇でみいひに口付けた

良人が舌先でチロチロとみいひの舌先をくすぐると、みいひはくすぐったさと濡れた唾液の感触を感じて、硬くなっていた脳と胸が緩んだような気がした

いつも甘い良人のつばが今日はちょっと苦い気がして

「風邪の味がする」

と良人の目を見ると

「風邪だもん」

良人は開き直って、いいから早くしよという感じに口付けの続きをした

舌を絡めているとみいひは頭がぼうっとしてきて、理性が薄れて感覚しかなくなったような感じがした

「良人ぉ・・」

「なぁに?(笑)」

「好きだよぉ・・」

「ふふ、みいひ、かわいい」

普段、職場でも外でも自分を守ろうとしてくれて理性的に振る舞っているみいひが、うなされたように本音を漏らしてしまうのがかわいくて、とろけてるみいひの目を優しく見て、返事みたいに唇にちゅっと軽いキスをした

みいひはそのキスが性欲じゃなくて純粋な好きという気持ちの表れのように思えて、うれしくて満たされて

「良人ぉ」

好きだよぉ、と言ってそうに言いながら、良人に抱き付いた

良人は、みいひ俺のこと大好きじゃん、いい子いい子とでも言ってそうに、みいひの背中を撫でた

そして、そのままお尻の丸みをゆっくり辿り、お尻の側から陰部近くの内ももを通り膝に手を掛け、自分の体に乗せ、みいひの股を開かせた

ハーフパンツと下着の上から陰唇と陰核をこすって刺激すると

「ぅん、 良人ぉ 」

みいひが鼻に掛かった甘い吐息を漏らした

嫌ではないんだなと感触を確認して

ウエストのところから手を入れ下着の中を進み秘部を探る

ちょっと濡れていたが、いつものようにびしょびしょという程ではない

「こっち触ろうね?」

とTシャツに手を滑り込ませ、ブラジャーの上から的確に乳首を捉えて摘まむ

「いやぁ」

みいひがぐずったように喘ぐ

やっぱりみいひはおっぱいの先っちょが感じ易いなと再確認した上で、ブラジャーをまくりビンビンに充血して勃起している乳首の先端の粘膜をクリクリと摘まみ揉む

「や、あ、良人ぉ、良人の指、好きぃ」

「俺の指、気持ちぃ? みいひ俺の指、好きだもんね 反対も触ってあげる」

逆の乳首もクリクリと摘まみ揉む

「あ、ぁ、らめぇ、」

みいひは目尻に涙を滲ませ、よだれを垂らす

良人は、ふっと笑って

「みいひ、えっち」

と、よだれをぬぐってあげながらうれしそうに言う

そろそろどうかなと、再び着衣に手を潜り込ませ陰部を確認するとお漏らししたかと思うくらいびしょびしょに濡れていて、クリトリスは硬く立ち上がり、皮を剥かなくてももう出てきていた

「あららら、びしょびしょだ」

と良人が手を出してわざとみいひに濡れを見せると

「ちがうもん」

と、みいひは到底通用しない否定を口にする

良人は、恥ずかしがって強情になるみいひがおかしくて笑ってしまうと

「違くないでしょ?」

と陰部の濡れを陰唇や膣口に塗り広げた

「ぃやぁ、らめらめ、」

ヌルヌルと滑る感触にジンジンびりびりと甘い痺れが走り、みいひはぐずるようによがる

良人が、包皮を押し退けて突き出ているクリトリスの先端をちょんちょんと指でつつくと

「ひゃぁん、」

とみいひは、泣いてるんだか喘いでいるんだか訳のわからない声を上げてもういきそうになっていた

もういきそうだと感じて、自分だけ気持ち良いんじゃ申し訳ないとでも思ったのか、開かない目を開け、良人の陰部に手を伸ばしてきた

良人の着衣のウエストから手を入れると先端はもう先走り汁で濡れていた

「良人も濡れてる」

「みいひの触ってたら濡れちゃった」

みいひが、良人の硬くて太い陰茎を握り包んでゆるゆると上下させると

「、はぁ、ん」

良人は甘い吐息を漏らす

みいひは感じている良人がかわいくて、もっと気持ち良くさせたくて、お祭りの出店で売ってるあんずあめのような紅い色をしてるであろう先端を手の平でまあるく包んで、濡れでぬるぬると滑らせた

「、っ、あぁん」

良人が切な気に喘ぐ

このままイかせてしまおうと、みいひはずちゃずちゃと陰茎をしごいた

「ゃ、みいひぃ、いっちゃうぅ」

「いいよ、イって?」

「みいひも、」

「みいひも一緒にイこう?」

とろけた目で良人が甘えたように言い、みいひのクリトリスを根本から摘まんで、先端にも指先が当たるようぬめりと一緒に揉み擦った

「ぃっ、いやぁん!」

みいひは、快感が押し寄せ一瞬手を止めてしまったが、懸命に小さな手で良人の太い陰茎をぬるぬると擦る

「ぁ、ぁ、みいひ、気持ちぃ みいひも気持ちぃ? あ、ぁ、ぁん、あぁ、イくイく、イくイく、」

喘ぎながらも良人は、既にもう無意識に自動的に、クリトリスを揉み擦る

「良人、気持ちぃ、イっちゃう、イっちゃう 、、あぁん!」

みいひは喘いだ後、一際大きく泣くと、ビクッと性器を痙攣させイってしまい、ビクッビクッっと良人は指に手に収縮を感じた

同時に、みいひがイきそうになって愛撫の加減も強く早くなったので

「みいひ、あ、やばい、あ、イく! 、、!」

ビック、ンと大きく痙攣し、勢い良く白濁を噴出した

びゅくっ、びゅくっ、と2、3回余韻を放出して、荒くなった呼吸を整えるように、大きな息を数回定期的に吐くと、

「みいひぃ」

と甘えるようにくっ付いて来て、みいひは背中をゆっくり優しく撫でてあげた

良人が、すぅすぅと寝息を立て始めたので、みいひはティッシュで陰部と布団の中の濡れを拭いて、良人の服を脱がし、洗面所に向かい熱いお湯でタオルを絞って、額の汗からかわいく思って拭いてあげた

濡れたシーツを寄せて良人を転がし抜き取って、乾いたシーツも同じ要領で敷き、裸の良人に乾いたタオルケットを掛けてから、毛布と布団を掛け


良人、ゆっくり寝て、早く良くなってね


仕事の時は下ろしてる前髪をかき上げて、かわいいおでこにキスを落としてから部屋をあとにした



おしまい



急に寒いので風邪に気を付けましょう☆
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