【ご都合主義シリーズ】超年下彼氏に溺愛される話9
良人と付き合って3週間
至極順調だ
みいひってもうちょっと若いかと思ってたのに、そんなに年上だったんだ?!おばさんじゃん!とか言われることもなく
気の迷いだった、よく考えたらみいひの言う通り一時の性欲だったのかもとか急に覚めることもない
良人に言わせると私は私というジャンルで若いとか老けてるとかないらしい
あれと同じ感じ、犬の年とかってよくわからないじゃん、あんな感じとか言ってた
犬と同じかい(笑)
私と付き合って、良人には何もメリットがないから、どうやってそれを穴埋めしたらいいんだろうって考えてるんだけど、何も良い案が出てこない
良人に言ったら、例えば、俺が捨てられてた子犬を拾ってきたとするじゃん、俺がその子に何か求めたりはしないよね、お使いして来て欲しいとか、芸覚えて金稼いで欲しいとか、それと同じ感じとも言ってた
犬と同じかい(笑)
良人は、付き合う前より仕事のスケジュールびっしり入れて、生き生きしてる
多分だけど、私にもっと良い自分、格好いい自分を見せようとしてるんじゃないかと思う
そう見えた
なんか、かわいいなぁ
格好いい自分を見せようとしてるのにかわいいとか言ったら怒られそうだけど(笑)
「へぇ~、幸せホルモン、オキシトシンは肌に触れるマッサージででも出るんだぁ」
仕事の勉強の一環としてマメにハウツー系の動画をチェックしてるみいひは一人ごちた
ピンコーン
玄関のチャイムが鳴る
「はーい」
すぐにドアを開けると
「誰か確かめないで開けたら危ないでしょ?」
ビールが入った買い物袋を持った良人が立っていた
「今日、良人来るって言ってたから」
良人を招き入れながらみいひが言うと
「でも、俺とは限らないでしょ?」
玄関で靴を脱ぎながら良人は言う
「や、98パーぐらいで良人でしょ(笑)」
「残り2パーで死んでもいいの? やでしょ?」
「もー、わかったから(笑) 遅くなるかもって行ってたから先に食べちゃったよ 良人の分のチンしとくね」
「ありがと」
良人はビールを冷凍庫に入れシャワールームに向かった
シャワーを浴びて大好きなビールを飲んで、蓮根炒めと豚の味噌漬け焼きを食べた良人は、みいひの布団に寝っ転がってぼーっとしてる
「良人、幸せホルモン、オキシトシンって肌の接触で出るんだって」
「へぇ~」
みいひはカチカチと照明の紐を引いて常夜灯にすると
「ちょっとやってみたいから、動かないでそこに寝てて」
とクシを取りに行って良人のところに戻ると
寝ている良人のそばに座り、良人のちょっとクセのあるツヤツヤの黒髪をゆっくり梳かす
スルスルサラサラとして感触が気持ち良い
良人がぽーっとした目でみいひをずっと見てるから、みいひは視線に気付いて恥ずかしくなり
蒸気が出るアイマスクを取って来て
「これ付けて パソコンで疲れた目の疲れが取れるから」
良人は言われるままに付ける
ビールでだいぶ脱力してるのかもしれない
いつもは、余計なこと言ってみいひを煽りたがるというかからかいたがるのだが、今日は静かだ
みいひは素直に寝ている良人の形を全部撫でる
柔らかい髪をいい子いい子と撫でて
額は眉間の皺を伸ばす方向に優しく撫で
保育士さんが幼児の寝かし付けに使うという眉毛なぜなぜをして
緊張すると硬くなりがちな肩を手の平の温かさで撫で、そのまま指先までうぶ毛を撫でるようにゆっくり滑らせる
指先から手が離れたところで、良人は、吐息を漏らした
かわいい
呼吸でゆっくり動いている肉厚な胸も片方に片方ずつ手の平を置いてまあるくなぜた
良人の片手の指がピクッと動きシーツ代わりに敷いてあるタオルケットを掴んだ
食べた物とビールでムッチリとしているお腹もまあるく撫でて
ここがおへそだよと言うようにTシャツがくぼみを作っているそこも指先でなぞって形を確かめる
いっぱい食べて満足気なお腹がかわいくて、ポンポンと軽く叩いた
「タヌキかい」
と寝落ちしそうなのに眠そうな声で頑張ってツッコむ良人
なんか言いたがりな良人がかわいくて
「え?タヌキじゃないんだ?間違えちゃった(笑)」
と煽ると
「ちがわい」
と良人は棒読みに答えた
「寝そうじゃん(笑)」
「人は寝る」
「意味わかんない(笑)」
寝ぼけててもマジレスする良人が本当にかわいい
多分、職場では他の職員の目もあるから業務連絡以外あんまりできないから、話したかった分どんな会話でも拾ってお話ししたいんだなと思えて愛しい
「タヌキ良人」
「ふっ(笑)」
良人は、ツッコむより眠さが勝ったようで、省エネに笑いで答えた
無防備に寝てる良人を見るとかわいい胸やお腹に抱き付いたり、かわいい唇にキスしたい気持ちになって、なんなら裸で抱き合いたい気持ちもよぎったけど、5歳児になってる良人をそういう目で見るのは、倫理に反する気がして
「良人、オキシトシン出たかな?」
返事がないので
「寝るなら、きついからアイマスク取るね?」
とそっとアイマスクを取って
「おやすみ」
を”大好き”のように言ってケットを掛けて寝かし付け終了し
自分は良人が寝るように敷いてた布団に寝た
おしまい
至極順調だ
みいひってもうちょっと若いかと思ってたのに、そんなに年上だったんだ?!おばさんじゃん!とか言われることもなく
気の迷いだった、よく考えたらみいひの言う通り一時の性欲だったのかもとか急に覚めることもない
良人に言わせると私は私というジャンルで若いとか老けてるとかないらしい
あれと同じ感じ、犬の年とかってよくわからないじゃん、あんな感じとか言ってた
犬と同じかい(笑)
私と付き合って、良人には何もメリットがないから、どうやってそれを穴埋めしたらいいんだろうって考えてるんだけど、何も良い案が出てこない
良人に言ったら、例えば、俺が捨てられてた子犬を拾ってきたとするじゃん、俺がその子に何か求めたりはしないよね、お使いして来て欲しいとか、芸覚えて金稼いで欲しいとか、それと同じ感じとも言ってた
犬と同じかい(笑)
良人は、付き合う前より仕事のスケジュールびっしり入れて、生き生きしてる
多分だけど、私にもっと良い自分、格好いい自分を見せようとしてるんじゃないかと思う
そう見えた
なんか、かわいいなぁ
格好いい自分を見せようとしてるのにかわいいとか言ったら怒られそうだけど(笑)
「へぇ~、幸せホルモン、オキシトシンは肌に触れるマッサージででも出るんだぁ」
仕事の勉強の一環としてマメにハウツー系の動画をチェックしてるみいひは一人ごちた
ピンコーン
玄関のチャイムが鳴る
「はーい」
すぐにドアを開けると
「誰か確かめないで開けたら危ないでしょ?」
ビールが入った買い物袋を持った良人が立っていた
「今日、良人来るって言ってたから」
良人を招き入れながらみいひが言うと
「でも、俺とは限らないでしょ?」
玄関で靴を脱ぎながら良人は言う
「や、98パーぐらいで良人でしょ(笑)」
「残り2パーで死んでもいいの? やでしょ?」
「もー、わかったから(笑) 遅くなるかもって行ってたから先に食べちゃったよ 良人の分のチンしとくね」
「ありがと」
良人はビールを冷凍庫に入れシャワールームに向かった
シャワーを浴びて大好きなビールを飲んで、蓮根炒めと豚の味噌漬け焼きを食べた良人は、みいひの布団に寝っ転がってぼーっとしてる
「良人、幸せホルモン、オキシトシンって肌の接触で出るんだって」
「へぇ~」
みいひはカチカチと照明の紐を引いて常夜灯にすると
「ちょっとやってみたいから、動かないでそこに寝てて」
とクシを取りに行って良人のところに戻ると
寝ている良人のそばに座り、良人のちょっとクセのあるツヤツヤの黒髪をゆっくり梳かす
スルスルサラサラとして感触が気持ち良い
良人がぽーっとした目でみいひをずっと見てるから、みいひは視線に気付いて恥ずかしくなり
蒸気が出るアイマスクを取って来て
「これ付けて パソコンで疲れた目の疲れが取れるから」
良人は言われるままに付ける
ビールでだいぶ脱力してるのかもしれない
いつもは、余計なこと言ってみいひを煽りたがるというかからかいたがるのだが、今日は静かだ
みいひは素直に寝ている良人の形を全部撫でる
柔らかい髪をいい子いい子と撫でて
額は眉間の皺を伸ばす方向に優しく撫で
保育士さんが幼児の寝かし付けに使うという眉毛なぜなぜをして
緊張すると硬くなりがちな肩を手の平の温かさで撫で、そのまま指先までうぶ毛を撫でるようにゆっくり滑らせる
指先から手が離れたところで、良人は、吐息を漏らした
かわいい
呼吸でゆっくり動いている肉厚な胸も片方に片方ずつ手の平を置いてまあるくなぜた
良人の片手の指がピクッと動きシーツ代わりに敷いてあるタオルケットを掴んだ
食べた物とビールでムッチリとしているお腹もまあるく撫でて
ここがおへそだよと言うようにTシャツがくぼみを作っているそこも指先でなぞって形を確かめる
いっぱい食べて満足気なお腹がかわいくて、ポンポンと軽く叩いた
「タヌキかい」
と寝落ちしそうなのに眠そうな声で頑張ってツッコむ良人
なんか言いたがりな良人がかわいくて
「え?タヌキじゃないんだ?間違えちゃった(笑)」
と煽ると
「ちがわい」
と良人は棒読みに答えた
「寝そうじゃん(笑)」
「人は寝る」
「意味わかんない(笑)」
寝ぼけててもマジレスする良人が本当にかわいい
多分、職場では他の職員の目もあるから業務連絡以外あんまりできないから、話したかった分どんな会話でも拾ってお話ししたいんだなと思えて愛しい
「タヌキ良人」
「ふっ(笑)」
良人は、ツッコむより眠さが勝ったようで、省エネに笑いで答えた
無防備に寝てる良人を見るとかわいい胸やお腹に抱き付いたり、かわいい唇にキスしたい気持ちになって、なんなら裸で抱き合いたい気持ちもよぎったけど、5歳児になってる良人をそういう目で見るのは、倫理に反する気がして
「良人、オキシトシン出たかな?」
返事がないので
「寝るなら、きついからアイマスク取るね?」
とそっとアイマスクを取って
「おやすみ」
を”大好き”のように言ってケットを掛けて寝かし付け終了し
自分は良人が寝るように敷いてた布団に寝た
おしまい
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