たくさん愛して
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しのぶside
あの人に初めて会ったのは、カナエ姉さんが柱になって直ぐの事だった。
「とっても強い女の子がいるのよ〜!梗香って子なんだけど、いつかしのぶにも会わせたいわ!」
ある日、姉さんが嬉々として話をしてきたのを覚えている。
その人は姉さんと同い歳だけど、姉さんが柱になった時には既に柱の階級を賜っていた。
その時はふぅんとしか思わなかったけれど、会った瞬間に私は心惹かれた。
「ごめんなさいね、一緒に来てもらっちゃって」
「気にしないで。この後の任務一緒なんだし、むしろこの方が効率が良いわ」
ある日、姉さんと一緒に柱合会議に向かっていた。
と言っても私は柱じゃなかったから終わるのを近くで待ってるだけだけど。
産屋敷邸に向かうために森を歩いていると少し遠くに人影が見えた。
「姉さん、あの人も柱合会議に出る人?」
「え?どこ?」
「ほら、あそこに淡い水色の羽織を来た人いるじゃない」
「んー?あ、梗香よ!前に話した!」
「あぁ、姉さんと同い歳の」
「そうそう!おーい、梗香〜!」
姉さんは普段めったに出さない声量で叫んだ。
静かな森の中ではよく響くらしい。
その声に気づいて梗香と呼ばれた人物は振り返った。
「っ…!」
短い銀髪に碧い瞳…なんて綺麗な人なんだろう。
一瞬で心を奪われた。
今考えると、一目惚れだったと思う。
『あぁ、カナエか。お疲れ様、あんな大きな声出せるなんて驚いたよ』
「梗香もお疲れ様。私だってあれくらい声張れるわよ!」
『で、その子はもしかして?』
視線がこちらに向けられドキッとする。
「そう!私の可愛い妹よ〜!」
『やっぱり?初めまして、東雲梗香です。よろしくね』
「あ、初めまして!いつも姉がお世話になってます!胡蝶しのぶです、よろしくお願いします!」
ペコッと頭を下げる。
気さくでとても良い人そう。
『いえいえ、こちらこそお世話になってます(笑)ふふ、美人姉妹だねぇ』
「あらそう?嬉しいわぁ♪」
そのまま3人で歩き始める。
姉さんよりも頭1個分くらい背が高いんだとか、屈託なく笑う顔は少し子供みたいとか、私たちに歩幅合わせてくれてるんだなとか、東雲さんに目がいってしまう。
そうしているうちに産屋敷邸に到着した。
「じゃ、行ってくるから待っててね」
「うん、行ってらっしゃい!」
『ここは鬼に見つからないようになってはいるけど、何かあったら助け呼んでね。直ぐ駆け付けるから』
「っ…!」
去り際に頭をぽんぽんとされて思わず固まる。
「ちょっと〜?私のしのぶに気安く触らないでもらえる〜?」
『えぇー…小っちゃくて可愛いからつい…ダメ?』
「ダメよ、まだまだ私だけの可愛いしのぶでいて欲しいんだから」
『ほんと聞いてた以上の溺愛っぷりだなぁ…』
私を抱き寄せ、わざとらしくぷくっと頬を膨らませる姉さんと、それを見て苦笑いを零す東雲さん。
それだけで、この2人がかなり仲良しなんだと分かった。
じゃれ合いながら産屋敷邸に入っていく2人を見て、姉さんがいい仲間に恵まれて良かったという気持ちと東雲さんに笑顔を向けられている姉さんが羨ましいという感情で胸がチクッとした。
あの人に初めて会ったのは、カナエ姉さんが柱になって直ぐの事だった。
「とっても強い女の子がいるのよ〜!梗香って子なんだけど、いつかしのぶにも会わせたいわ!」
ある日、姉さんが嬉々として話をしてきたのを覚えている。
その人は姉さんと同い歳だけど、姉さんが柱になった時には既に柱の階級を賜っていた。
その時はふぅんとしか思わなかったけれど、会った瞬間に私は心惹かれた。
「ごめんなさいね、一緒に来てもらっちゃって」
「気にしないで。この後の任務一緒なんだし、むしろこの方が効率が良いわ」
ある日、姉さんと一緒に柱合会議に向かっていた。
と言っても私は柱じゃなかったから終わるのを近くで待ってるだけだけど。
産屋敷邸に向かうために森を歩いていると少し遠くに人影が見えた。
「姉さん、あの人も柱合会議に出る人?」
「え?どこ?」
「ほら、あそこに淡い水色の羽織を来た人いるじゃない」
「んー?あ、梗香よ!前に話した!」
「あぁ、姉さんと同い歳の」
「そうそう!おーい、梗香〜!」
姉さんは普段めったに出さない声量で叫んだ。
静かな森の中ではよく響くらしい。
その声に気づいて梗香と呼ばれた人物は振り返った。
「っ…!」
短い銀髪に碧い瞳…なんて綺麗な人なんだろう。
一瞬で心を奪われた。
今考えると、一目惚れだったと思う。
『あぁ、カナエか。お疲れ様、あんな大きな声出せるなんて驚いたよ』
「梗香もお疲れ様。私だってあれくらい声張れるわよ!」
『で、その子はもしかして?』
視線がこちらに向けられドキッとする。
「そう!私の可愛い妹よ〜!」
『やっぱり?初めまして、東雲梗香です。よろしくね』
「あ、初めまして!いつも姉がお世話になってます!胡蝶しのぶです、よろしくお願いします!」
ペコッと頭を下げる。
気さくでとても良い人そう。
『いえいえ、こちらこそお世話になってます(笑)ふふ、美人姉妹だねぇ』
「あらそう?嬉しいわぁ♪」
そのまま3人で歩き始める。
姉さんよりも頭1個分くらい背が高いんだとか、屈託なく笑う顔は少し子供みたいとか、私たちに歩幅合わせてくれてるんだなとか、東雲さんに目がいってしまう。
そうしているうちに産屋敷邸に到着した。
「じゃ、行ってくるから待っててね」
「うん、行ってらっしゃい!」
『ここは鬼に見つからないようになってはいるけど、何かあったら助け呼んでね。直ぐ駆け付けるから』
「っ…!」
去り際に頭をぽんぽんとされて思わず固まる。
「ちょっと〜?私のしのぶに気安く触らないでもらえる〜?」
『えぇー…小っちゃくて可愛いからつい…ダメ?』
「ダメよ、まだまだ私だけの可愛いしのぶでいて欲しいんだから」
『ほんと聞いてた以上の溺愛っぷりだなぁ…』
私を抱き寄せ、わざとらしくぷくっと頬を膨らませる姉さんと、それを見て苦笑いを零す東雲さん。
それだけで、この2人がかなり仲良しなんだと分かった。
じゃれ合いながら産屋敷邸に入っていく2人を見て、姉さんがいい仲間に恵まれて良かったという気持ちと東雲さんに笑顔を向けられている姉さんが羨ましいという感情で胸がチクッとした。
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