介紹物人場登
会社員。大学時代に怪我でプロへの道を諦めた。伊吹は三年下の後輩にあたる。営業職に就き、合わないなりに頑張ってはいたもののうつになり休職。
静かで口数が少なく、伊吹に対しては年長者として振る舞おうとはしているが、不器用すぎて強がりが通用しない。
伊吹が歩む道を応援しているが、同時に同性のパートナーであること、夢を応援することが重荷になって将来の枷にならないかを常に考えており、伊吹の夢の邪魔になるのであればいつでも身を引く覚悟をしている。
大学時代からの来歴
普段は内気で控えめだが、いざマウンドに立つとピンチを抑えて吼えてガッツポーズをしたりするような熱さを秘めていた。しかし怪我をしてからその熱さはどこかに行ってしまったかのように内向的でさらに内に籠るようになった。
伊吹からのアプローチを受けたのがこの頃で、気力を失いかけていた環は半ば強引に伊吹が隣にいる日々を過ごすようになる。強引に閉じこもっていた殻をこじ開けられたものの卒業までの短い時間の間に自分にないものを持ち、決してへこたれない伊吹に惹かれるようになっていった。
卒業の直前に伊吹に告白され、受け入れ会社員になり一人暮らしをするようになった環のもとに伊吹が頻繁に通うようになり、伊吹が卒業して独立リーグのテストに合格し晴れて独立リーグのチームへの所属が決まるとオフシーズンの間居候するようになった。
独立リーグ所属、プロになる夢を追いかけるアスリート。チームの本拠地は環の家からは遠いため、普段は一人暮らしをしてオフシーズンだけ環の家に居候する生活をしている。
ハーフで瞳の色素が薄く、サングラスが手放せない。情熱的で一途で、愛情をストレートに表現するタイプ。環は憧れの人であり愛する人でもあるので彼に対して敬語が抜けることはない。
観察眼が鋭く、自分に嘘をつきがちな環に嘘をつかせない。
大学時代からの来歴
環は大学に入学した年に最上級生だった。大学に入る前に見た試合で環のその投球とマウンドでの姿に魅了され入学を決めたほど。しかし環は伊吹の入学直後に怪我で部活を辞めることになる。内に篭るようになってしまった憧れの人を見ていられず強引に近付くようになった。
最初こそ拒まれたものの諦めることなくアプローチを続け遂に環の卒業までの時間を共に過ごすようになる。環の本質に触れ完全に恋愛対象としても惚れ込んでしまった伊吹は環の卒業直前に玉砕覚悟で告白をした。意外なことに返ってきた答えはYESで、それから伊吹は卒業後就職し一人暮らしを始めた環の家に通うようになる。
大学でドラフトには引っ掛からなかったものの、それでも夢は諦めず独立リーグのチームの入団テストを受け、晴れて独立リーグの選手となった。