群青の空に愛を唄う。
名前
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〈ファンフェスタのお話〉
毎年楽しみにしてるファンフェス。
今年はcoolとcuteに別れて対決をするらしく、俺もフリースローをすることになった。
でも今年は彼女の名前が来れんからやる気も起きない。
67 「宗ちゃーん、全然決まる気せえへん」
6 「おー、がんばれ。」
67 「今年は名前来れへんって。仕事入ったーってさ。」
6 「.....え?そこにいるじゃん、名前ちゃん」
.......ん?
そういって宗ちゃんが指した内野席の方向を見れば、そこにいるのは間違いなく俺の彼女。
宗ちゃんは選手の中で唯一、彼女の存在を知っている人。
6 「あれ名前ちゃんでしょ?」
67 「いや、うん、。なんでおるん、?」
今日は仕事だからって朝言ったやんな、?
俺の姿は見て欲しいけどさ、その可愛い姿を他の人に見せたくないんやけどなぁ。
しかもミニスカ。露出が多い。
67 「...は?ユニ颯一のやん」
6 「(ごめん名前ちゃん圭太の地雷踏んだ...!)」
黙って来たうえに?露出の多いミニスカで?颯一のユニ?
へぇ.....度胸あるなぁ?
67 「どうなっても知らんで、ほんまに」
6 「(名前ちゃん、ご愁傷さまです...)」
その後ちゃんとフリースローを決め、ファンフェス終了。ときどき客席の方を見てれば、オリ姫デーのときの颯一のタオルも持ってきてて、もう呆れた。
おそらく本人は、気づかれていることに気づいてない。ほら、いまも呑気にカメラ構えてる。
いいもん、帰ったらめちゃくちゃにするから。
あの後、選手と写真を撮ったりしてやっと帰宅。
『おかえりー!ファンフェス楽しかった?』
なんて、笑顔で平然と聞いてくるから。
67「ただいま。楽しかったで。」
「そっちこそ楽しかった?ファンフェス」
『え、?』
67 「内野席、おったよなぁ。名前?」
『なんで知って...』
67 「バレてんで、全部。」
『うっそ.......』
67 「気づかんかったん?俺ずーっと名前のほう見てたんやけど」
『全然気づきませんでした....』
67 「....それだけ颯一に夢中やったん?」
67 「俺に黙ってファンフェス行ったうえに、颯一のユニやったなぁ?」
『いや、それは....』
67 「しかもオリ姫デーのタオルまで。名前の彼氏はだれなん?」
『圭太です、』
67 「黙って行ったお仕置ね、」
夜はまだまだ、長い。
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