悪魔と殺人鬼
名を刻もう
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ドークター」
「なんだ」
モニタールームで資料の作成に没頭する私の背後から聞こえるのはあの女の声、酒でも呑んだのかと言わんばかりの甘ったるい様子に耳だけを傾ける。いつのまに私はここに、一体なんの資料を作っているのか、少し前のことも思い出せない私はわからないはずなにその手を止めることなく作業を続けていた。
「ドークータァ」
むに、と背中に柔らかな膨らみが当たるのを感じる、それと同時に彼女が私の腹部に手を回すようにそっと抱きしめた。一体何が起こっているのだ。そのまま彼女はその膨らみを私の背中に擦り付けるように上下に動かし、泥酔したかのような呂律で甘い声をこぼした。
「あ、ぁ…ドクタ…ん……っ」
この施設の叫び声など耳に入ってこない、今私を支配するのは彼女の声だけだった。滅多に触れてこないはずの彼女があろうことか私の背中で己を満たそうとしている、感じる柔らかさと温もりが当然のように私の下半身を疼かせた。やめろ、今にもお前に手を出しそうになる。握っていたペンを握り折り必死に耐えるが彼女は私のことなど気にもとめておらずその行為を続ける。
「ん…ふぅ、ドクタ……や!」
私の名を口にしながら繰り返したその行為は彼女の痙攣とともに終わった。地面に崩れるように座り込み、余韻に浸った声をこぼしながら息継ぎをしている。私はそっと振り返り彼女を抱き上げ近くにある台車へ運べば、病衣をその手で引き裂いて先ほどまで私に擦り付けていた胸元に噛み付いた。彼女は高い声を上げて体を逸らすがその突起に舌を絡ませて転がし、時折軽く歯を立ててがりがりと歯で快感を与えれば彼女の瞳は溶けたように漠然としていた。
「桔梗…」
「やぁ、ドクター…好き、気持ちイィよ…」
脳に響く好きという言葉が己に満足を与える。なぜ、私は心にもない行動をして、必要のない言葉で満たされて…
「ドクター…あぁ…こっち、こっちもしてぇ…」
胸元を弄る私の器具を彼女は丁寧に外して私の唇を奪う、小さな舌が私の口内に侵入すれば私はそれを吸うように受け入れた。彼女の甘い香りが脳を麻痺したような感覚に陥らせる、そして彼女は自ら足を開いてシミのついた下着を見せつけてきた。私はその下着をそっと脱がして秘部を露わにさせる。少し毛の生えた、しかしまだ穢れのないようなそんな色で思わず喉をぐく、と鳴らしてしまう。当然のように濡れているそこを私は二本の指で撫でるように触れると、彼女は嬉しそうに私と口づけを交わしながら声を上げて首元に腕を回してきた。
やめなければならないはずなのに、体がどうにも止まらない。誰かに、何かに、縛られているような不自由な感覚。本来ならそれは堪らないほど私を苛立たせるはずなのに、今はそれですら私を興奮させていた。
「ふひゃぁ…!あ、ひ…もっと、奥まで欲しい…ん…電気、ビリビリしてぇ…」
「なんてこと言うんだ…」
その通りだ、彼女は何を馬鹿なことを言っているんだ。そう思っていたはずなのに私はその二本の指をそっと中に挿れて暴れてさせた。締め付けられるように狭かったが濡れていたおかげでそれなりに楽に入り、そのままバチバチと指から電気を放流した。彼女は嬉しそうに耳元で叫んで私を見つけめくる、やめてくれ、頼む。私を見るな。
私をこれ以上壊さないでくれ…
「んあぁ…!!ドクタ、ぁ、あぁ…!しゅきれ…は、それ…欲しい…!」
気付いた時には腰のベルトを緩めて己の膨張しきったそれを取り出していた。3.4回ほど己の手で扱いた後かぶった皮を剥いた状態でその先端を彼女の蜜に擦り付けて濡らす、するとこの女は嬉しそうに腰を浮かして甘い声で誘ってくるのだ。脳が完全に洗脳されたように彼女が欲しいと囁く、そのまま壊してしまえと、自分のものにしてしまえと。
「ぁ…そこ、挿れて…んはっ?!」
「ああ、黙ってろ」
私は先ほどまで挿れていた二本の指を彼女の口に咥えさせ、そのまま己の欲を奥まで挿し込んだ。その瞳を大きく見開かせてガタガタと震える彼女が愛おしく、私は舌を指で引っ張り出して腰を叩きつけた。
「ん、ぐは…!!は、ひ、もひぃ…!!」
「…は………桔梗……私も好きだ」
繰り返し行われるその行動は私たちを満足させる。腰に添えた片手からビリビリと電気を流してやれば嬉しそうに瞳孔をブレさせ、達した彼女は腰を浮かしたがそれを逃さないように今度は両手で腰を掴んで揺さぶった。何度も己の欲を吐き出しそうになりながらも我慢して彼女の名を何度も呼ぶ、それに答えるようにこの女は喘ぎ声を上げるのだから興奮がおさまるはずがない。
待て、私は彼女に今、何と…
「桔梗…」
「ああ!ドク、ドク…ァ!」
『おい』
「ひぁ…もっろ、ひもちひぃ…!!」
『ちょっと、あのー?』
「ドクター!」
「!」
視界が揺れ意識が己のものになった気がしたと思えば、私は肘をついたまま机と向かい合っていた。顔を上げれば先ほどまで乱れていた彼女が不機嫌そうに立って私のことを呼んでいた。
「お嫁さん呼んでるんだけど」
「…まさか」
「いやまさかじゃなくて本当だから、困ってたよなかなか起きないって」
そのまさかだった。思い出した、夜中に突然飛び込んできたレイスに夜通し対応した私は体を休めるために仮眠を取っていたのだ。つまりそう、先ほどのものは全て夢で終わっているということ…
「すまない」
「え!?」
「なんだ」
「謝ること知ってるんだ…」
「これで殴り殺してやろうか」
驚いたように目を丸くする彼女は嘘ですと必死に弁解を求めてくるが、私はそれどころではなかった。わかるだろうかこの気持ちが、夢の中で乱れていた彼女に私はあろうことか興奮して、しかも最後まで致すことができずそれが現実にまで影響している。これからナースと話をしなければならないというのに、目が覚めてからずっと膨張しているそれがおさまらないのだ。男なら誰しもこういうことはあるが、まさか本人の目の前でその夢から覚めるなんて話は、性欲の高いトラッパーからでも聞いたことがない。私は白衣でそれを隠すようにおさえて彼女に鋭い視線を与えた。
「さっさと部屋に戻れ」
「私リハビリしてきます」
「ダメだ、今日は部屋に戻ってろ」
「なんで?」
「他の殺人鬼が後に来る、そいつには会わせられん」
「え、死にます?」
「かもな」
「帰りまーす」
少し脅しを加えれば彼女は渋い顔をして帰っていった。
これから来る殺人鬼…レイスが今の状態で彼女に会ったところで殺しはしないだろう。何せ彼奴も昨晩、ひとりの人間を連れて帰っているのだから。ただこちらのことをいちいち言う必要はない、あくまで私は私のモルモットを自分の自由にするだけだ。
「…はぁ、ナースと話す前にこれを処理しなければならないな」
無意識に独りごちた私は席を立って奥の閉鎖空間へと向かった。
(なんであの人、寝言で私のこと呼んでたんだろ)
「なんだ」
モニタールームで資料の作成に没頭する私の背後から聞こえるのはあの女の声、酒でも呑んだのかと言わんばかりの甘ったるい様子に耳だけを傾ける。いつのまに私はここに、一体なんの資料を作っているのか、少し前のことも思い出せない私はわからないはずなにその手を止めることなく作業を続けていた。
「ドークータァ」
むに、と背中に柔らかな膨らみが当たるのを感じる、それと同時に彼女が私の腹部に手を回すようにそっと抱きしめた。一体何が起こっているのだ。そのまま彼女はその膨らみを私の背中に擦り付けるように上下に動かし、泥酔したかのような呂律で甘い声をこぼした。
「あ、ぁ…ドクタ…ん……っ」
この施設の叫び声など耳に入ってこない、今私を支配するのは彼女の声だけだった。滅多に触れてこないはずの彼女があろうことか私の背中で己を満たそうとしている、感じる柔らかさと温もりが当然のように私の下半身を疼かせた。やめろ、今にもお前に手を出しそうになる。握っていたペンを握り折り必死に耐えるが彼女は私のことなど気にもとめておらずその行為を続ける。
「ん…ふぅ、ドクタ……や!」
私の名を口にしながら繰り返したその行為は彼女の痙攣とともに終わった。地面に崩れるように座り込み、余韻に浸った声をこぼしながら息継ぎをしている。私はそっと振り返り彼女を抱き上げ近くにある台車へ運べば、病衣をその手で引き裂いて先ほどまで私に擦り付けていた胸元に噛み付いた。彼女は高い声を上げて体を逸らすがその突起に舌を絡ませて転がし、時折軽く歯を立ててがりがりと歯で快感を与えれば彼女の瞳は溶けたように漠然としていた。
「桔梗…」
「やぁ、ドクター…好き、気持ちイィよ…」
脳に響く好きという言葉が己に満足を与える。なぜ、私は心にもない行動をして、必要のない言葉で満たされて…
「ドクター…あぁ…こっち、こっちもしてぇ…」
胸元を弄る私の器具を彼女は丁寧に外して私の唇を奪う、小さな舌が私の口内に侵入すれば私はそれを吸うように受け入れた。彼女の甘い香りが脳を麻痺したような感覚に陥らせる、そして彼女は自ら足を開いてシミのついた下着を見せつけてきた。私はその下着をそっと脱がして秘部を露わにさせる。少し毛の生えた、しかしまだ穢れのないようなそんな色で思わず喉をぐく、と鳴らしてしまう。当然のように濡れているそこを私は二本の指で撫でるように触れると、彼女は嬉しそうに私と口づけを交わしながら声を上げて首元に腕を回してきた。
やめなければならないはずなのに、体がどうにも止まらない。誰かに、何かに、縛られているような不自由な感覚。本来ならそれは堪らないほど私を苛立たせるはずなのに、今はそれですら私を興奮させていた。
「ふひゃぁ…!あ、ひ…もっと、奥まで欲しい…ん…電気、ビリビリしてぇ…」
「なんてこと言うんだ…」
その通りだ、彼女は何を馬鹿なことを言っているんだ。そう思っていたはずなのに私はその二本の指をそっと中に挿れて暴れてさせた。締め付けられるように狭かったが濡れていたおかげでそれなりに楽に入り、そのままバチバチと指から電気を放流した。彼女は嬉しそうに耳元で叫んで私を見つけめくる、やめてくれ、頼む。私を見るな。
私をこれ以上壊さないでくれ…
「んあぁ…!!ドクタ、ぁ、あぁ…!しゅきれ…は、それ…欲しい…!」
気付いた時には腰のベルトを緩めて己の膨張しきったそれを取り出していた。3.4回ほど己の手で扱いた後かぶった皮を剥いた状態でその先端を彼女の蜜に擦り付けて濡らす、するとこの女は嬉しそうに腰を浮かして甘い声で誘ってくるのだ。脳が完全に洗脳されたように彼女が欲しいと囁く、そのまま壊してしまえと、自分のものにしてしまえと。
「ぁ…そこ、挿れて…んはっ?!」
「ああ、黙ってろ」
私は先ほどまで挿れていた二本の指を彼女の口に咥えさせ、そのまま己の欲を奥まで挿し込んだ。その瞳を大きく見開かせてガタガタと震える彼女が愛おしく、私は舌を指で引っ張り出して腰を叩きつけた。
「ん、ぐは…!!は、ひ、もひぃ…!!」
「…は………桔梗……私も好きだ」
繰り返し行われるその行動は私たちを満足させる。腰に添えた片手からビリビリと電気を流してやれば嬉しそうに瞳孔をブレさせ、達した彼女は腰を浮かしたがそれを逃さないように今度は両手で腰を掴んで揺さぶった。何度も己の欲を吐き出しそうになりながらも我慢して彼女の名を何度も呼ぶ、それに答えるようにこの女は喘ぎ声を上げるのだから興奮がおさまるはずがない。
待て、私は彼女に今、何と…
「桔梗…」
「ああ!ドク、ドク…ァ!」
『おい』
「ひぁ…もっろ、ひもちひぃ…!!」
『ちょっと、あのー?』
「ドクター!」
「!」
視界が揺れ意識が己のものになった気がしたと思えば、私は肘をついたまま机と向かい合っていた。顔を上げれば先ほどまで乱れていた彼女が不機嫌そうに立って私のことを呼んでいた。
「お嫁さん呼んでるんだけど」
「…まさか」
「いやまさかじゃなくて本当だから、困ってたよなかなか起きないって」
そのまさかだった。思い出した、夜中に突然飛び込んできたレイスに夜通し対応した私は体を休めるために仮眠を取っていたのだ。つまりそう、先ほどのものは全て夢で終わっているということ…
「すまない」
「え!?」
「なんだ」
「謝ること知ってるんだ…」
「これで殴り殺してやろうか」
驚いたように目を丸くする彼女は嘘ですと必死に弁解を求めてくるが、私はそれどころではなかった。わかるだろうかこの気持ちが、夢の中で乱れていた彼女に私はあろうことか興奮して、しかも最後まで致すことができずそれが現実にまで影響している。これからナースと話をしなければならないというのに、目が覚めてからずっと膨張しているそれがおさまらないのだ。男なら誰しもこういうことはあるが、まさか本人の目の前でその夢から覚めるなんて話は、性欲の高いトラッパーからでも聞いたことがない。私は白衣でそれを隠すようにおさえて彼女に鋭い視線を与えた。
「さっさと部屋に戻れ」
「私リハビリしてきます」
「ダメだ、今日は部屋に戻ってろ」
「なんで?」
「他の殺人鬼が後に来る、そいつには会わせられん」
「え、死にます?」
「かもな」
「帰りまーす」
少し脅しを加えれば彼女は渋い顔をして帰っていった。
これから来る殺人鬼…レイスが今の状態で彼女に会ったところで殺しはしないだろう。何せ彼奴も昨晩、ひとりの人間を連れて帰っているのだから。ただこちらのことをいちいち言う必要はない、あくまで私は私のモルモットを自分の自由にするだけだ。
「…はぁ、ナースと話す前にこれを処理しなければならないな」
無意識に独りごちた私は席を立って奥の閉鎖空間へと向かった。
(なんであの人、寝言で私のこと呼んでたんだろ)