彼が大人になった時
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17
俺の仕事が夜明けで、別にそれは今までもあったしそのせいで独りになるのが嫌だとか…そういうのはとっくの昔に克服したんだ。
もう、独りになることはないって…俺の相方がそう言ってくれたから。それを全面的に信じるのか?なんて問われたとき、そりゃ当然、”俺”が信じたいと思った相手だからな。って応えた。
けど…
「こんなの見せられるなら一人でもいいわ…マジで」
「おはよぉ、みやくん」
目の前には絶好調…いや、ある意味有頂天…?とにかく恍惚の表情でキッチンに立っているせなたん。
「なに、やってんの…そしてなにやったの!?」
「ちょっとぉ?勝手に犯罪者扱いしないでよねぇ。ちゃんと合意の上だし」
「ご、合意…!?」
嘘だろ…あんなに初心だった黒斗がもう一線超えたってのか?たった、一週間もない期間で!?
「余計な、言い方するな…泉。うぅっ、蒼空、おかえり」
ハッとして、リビングとは別の方向から声が聞こえてきてそちらを見ると自室から出てきたのはしっかり寝間着姿で寝癖が少しついている黒斗。
元気は…なさそうだけど、一見無事そう。
「あ、え…黒斗。ただいま…え、なんかごめん。」
俺の言葉にはぁ?と黒斗が答える。あ、余計な言葉だったのかも、と思ったころには黒斗は目を細めて俺と泉を見ていた。
「…お前ら、帰ってきて早々何を考えてんだよ。あ”ー頭痛いし、喉も…なんか」
「黒斗泣き叫ぶんだもん。さすがにびっくりしたんだからねぇ?」
「あ?俺が?なんで」
「…いや、知らないけどぉ。お酒入って、なんか子供みたいに泣きついてきて、家に連れて帰った途端に…あやくんのこと呼んで家のなか歩き回って泣いて、はぁ、黒斗の家に合法で入れたし、みやくんのお出迎えもしてちょっとテンション上がってたけど、昨日のを思い出すとまた疲れが蘇ってきそう」
うげぇ~、と俺が反射的に言葉を漏らすと
「そんなになった記憶がないんだが!?そもそも泉がいるのだってさっき一瞬姿が見えて…また酔いつぶれて迷惑を。って思ってたところだぞ」
「はいはい、いちゃつくのは別にいいけど、俺も黒斗も、この後仕事があるんだから、さっさと用意するぞー。あと、せなたんには帰ってもらわないと」
「え?俺今日休みだから留守番しててあげる。晩御飯も丹精込めて作ってあげるよぉ?」
「なんでだよっ!いやだよ俺は!よそのユニットと恋人同士だからって同棲とか!」
「…同棲。確かに…ゆくゆくは黒斗とって考えてたけど、みやくんもセットか…」
「あからさまにされると腹立つなぁ~?っていうか、その時はさすがにひと、…ひとり、で…」
「あ、蒼空…大丈夫か?ったく…泉。嫉妬するのは構わないけどなぁ…。あまりいじめないでくれないか?」
「いや、そんなつもりなかったんだけどぉ?」
俺の仕事が夜明けで、別にそれは今までもあったしそのせいで独りになるのが嫌だとか…そういうのはとっくの昔に克服したんだ。
もう、独りになることはないって…俺の相方がそう言ってくれたから。それを全面的に信じるのか?なんて問われたとき、そりゃ当然、”俺”が信じたいと思った相手だからな。って応えた。
けど…
「こんなの見せられるなら一人でもいいわ…マジで」
「おはよぉ、みやくん」
目の前には絶好調…いや、ある意味有頂天…?とにかく恍惚の表情でキッチンに立っているせなたん。
「なに、やってんの…そしてなにやったの!?」
「ちょっとぉ?勝手に犯罪者扱いしないでよねぇ。ちゃんと合意の上だし」
「ご、合意…!?」
嘘だろ…あんなに初心だった黒斗がもう一線超えたってのか?たった、一週間もない期間で!?
「余計な、言い方するな…泉。うぅっ、蒼空、おかえり」
ハッとして、リビングとは別の方向から声が聞こえてきてそちらを見ると自室から出てきたのはしっかり寝間着姿で寝癖が少しついている黒斗。
元気は…なさそうだけど、一見無事そう。
「あ、え…黒斗。ただいま…え、なんかごめん。」
俺の言葉にはぁ?と黒斗が答える。あ、余計な言葉だったのかも、と思ったころには黒斗は目を細めて俺と泉を見ていた。
「…お前ら、帰ってきて早々何を考えてんだよ。あ”ー頭痛いし、喉も…なんか」
「黒斗泣き叫ぶんだもん。さすがにびっくりしたんだからねぇ?」
「あ?俺が?なんで」
「…いや、知らないけどぉ。お酒入って、なんか子供みたいに泣きついてきて、家に連れて帰った途端に…あやくんのこと呼んで家のなか歩き回って泣いて、はぁ、黒斗の家に合法で入れたし、みやくんのお出迎えもしてちょっとテンション上がってたけど、昨日のを思い出すとまた疲れが蘇ってきそう」
うげぇ~、と俺が反射的に言葉を漏らすと
「そんなになった記憶がないんだが!?そもそも泉がいるのだってさっき一瞬姿が見えて…また酔いつぶれて迷惑を。って思ってたところだぞ」
「はいはい、いちゃつくのは別にいいけど、俺も黒斗も、この後仕事があるんだから、さっさと用意するぞー。あと、せなたんには帰ってもらわないと」
「え?俺今日休みだから留守番しててあげる。晩御飯も丹精込めて作ってあげるよぉ?」
「なんでだよっ!いやだよ俺は!よそのユニットと恋人同士だからって同棲とか!」
「…同棲。確かに…ゆくゆくは黒斗とって考えてたけど、みやくんもセットか…」
「あからさまにされると腹立つなぁ~?っていうか、その時はさすがにひと、…ひとり、で…」
「あ、蒼空…大丈夫か?ったく…泉。嫉妬するのは構わないけどなぁ…。あまりいじめないでくれないか?」
「いや、そんなつもりなかったんだけどぉ?」
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