彼女がもし腐女子だった時
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真くん×目良先輩の場合
「黒斗さん!」
真くんは目良先輩のことが好きだ。
いやこれは私の妄想ではなく。ほんとの本気で。
むしろキッズモデルの頃からというくらいの付き合いで、確かに面倒を見てくれて可愛がってくれるイケメンがいたら恋に落ちないわけがない。同性でも異性でも迷うことなく好きになるだろう。
しかも同じように可愛がってくれている…と思う反面教師がいるのだから純粋にあの人より、目良先輩の側についてもおかしくないのだ。
誰のこととは言わないけど。
「おー、真。今日はレッスンどうだった。」
「うーん、全部ばっちり!って言えないのが悔しいけど…難しいステップをずっとやってて…何とか形にできたかなって思ってるところ…です。」
「ははっ、そんな反省会みたいなので聞いたわけじゃないっての。単純にだるかったー、とか疲れたーくらいでいいんだよ」
「え"!?全然そんな、砕けた感じじゃなかったから…」
あ、全国の腐女子の皆様こんにちは!
先に言っておきますけど、これは決して尾行とかではないです。
たまたま今日は放課後にTrickStarのレッスンの見学があって、そのまま終わりまでいたんですけど、いそいそと真くんが帰っていったので気になって見に来ただけです!校舎まで!
「で、今日はなんだったっけ、音ゲーしに行きたいんだったか」
「あ、そうです!ぜひ、一緒にやってもらいたいのがあって」
「俺あまりゲームセンター行かないし…まして音ゲーなんてやったこと無いぞ。クレーンゲームくらい…昔に」
「一緒に2人で並んでやるんですけど、スコアがっていうより、ちょっと話題になってるゲームをやりたくて」
「ほぉーん、…音ゲーのオリジナルの新曲とか、確かにその界隈では話題になるんだろうな」
じゃあ行こうか、と真くんに促すように微笑む目良先輩。ぉぉわ、笑った…!?
ゲ、ゲームセンターって…暗いし、気づかれにくい。よね?よし、ついて行きますかっ!
制服のままではさすがに目立つのでジャケットを脱いで鞄に押し込む。代わりに軽く羽織れるウインドブレーカーを着る。
本当はプロデュース中に動きやすくて着ていたものだけど…。
「このゲーセンって俺前を通り過ぎるだけで、入ったことないんだよな」
「そうなんですか!じゃあ僕と行くのが初めてですね。へへ、なんか嬉しいです。」
「…おー?まぁ、新しい遊びを教えるのって面白いよな」
絶対そうじゃない!とツッコミを入れたくなる2人のやり取りに微笑ましいとも思う。
ゲームセンターに入っていく後ろをついて行きマスクをつける。いや、ちょっと、ちょっと見たら帰りますって。
でも一緒にゲームしてる後ろ姿とかめちゃくちゃみたいなぁー!!
「…蒼空さんや泉さんとは放課後何するんですか?」
と、ふいに真くんが緊張気味の声色で目良先輩に尋ねる。
多分本命は瀬名先輩と何してるか聞きたいんだろうな。
「ん?意外と何もしてないな…。蒼空とはレッスンして、あとはまっすぐ帰るか、食材買って帰るか…くらい。」
「蒼空さんは確かに、一緒に住んでいればそうですよね。い、泉さんとは…」
気まずそうに本命の方を再度尋ねる真くん。聞きたい…単純に瀬名先輩と一緒に帰ってるならそっちもぜひ尾行…いや、見てみたい!
「泉?あー…泉なんて放課後一緒になんて今じゃ滅多にないしな」
と、私の期待を裏切るように、何てことないように答える目良先輩。
幼馴染のわりにそういうところドライですね。え、むしろなんで学院内であんなべたべたするんです?
「い、意外です。いつもとまでは言わなくても…なんか一緒にいるイメージ強くて…。」
「昔は…あー、あまり思い出したくないが。俺、引っ付き虫、だったから…あいつにもあいつの友人がいたのに…。っとにかく、今は子離れしたって思ってもらえばいいさ」
「ふふ、子離れですか?それ泉さん聞いたら怒りますよ?」
「あ~?真からは泉に言わないだろ?だから誰にもバレやしないっての。それに、真もそろそろ親離れしたらいいんじゃないのか?」
「え"!?どういう意味ですか!僕はあの人のこと親とは思ってないですけどっ!」
「じゃぁ、お兄ちゃん?」
「なっ!そ、そうじゃなくて!…い、いいライバルとして思ってます!」
ぎょえぇぇぇ、好きな人の恋敵をネタにしてめちゃくちゃ盛り上がるあの2人何なのぉぉぉ!?
複雑な関係なのにどうしてあんなに微笑ましいんですか!
「もう、からかわないでください!これ、これです。今日はこれをやりに来たんです!」
若干強引に目良先輩の腕を引いてゲーム機の前に立つ真くん。
これって、
「ダンスモーション?」
NEXT::
「黒斗さん!」
真くんは目良先輩のことが好きだ。
いやこれは私の妄想ではなく。ほんとの本気で。
むしろキッズモデルの頃からというくらいの付き合いで、確かに面倒を見てくれて可愛がってくれるイケメンがいたら恋に落ちないわけがない。同性でも異性でも迷うことなく好きになるだろう。
しかも同じように可愛がってくれている…と思う反面教師がいるのだから純粋にあの人より、目良先輩の側についてもおかしくないのだ。
誰のこととは言わないけど。
「おー、真。今日はレッスンどうだった。」
「うーん、全部ばっちり!って言えないのが悔しいけど…難しいステップをずっとやってて…何とか形にできたかなって思ってるところ…です。」
「ははっ、そんな反省会みたいなので聞いたわけじゃないっての。単純にだるかったー、とか疲れたーくらいでいいんだよ」
「え"!?全然そんな、砕けた感じじゃなかったから…」
あ、全国の腐女子の皆様こんにちは!
先に言っておきますけど、これは決して尾行とかではないです。
たまたま今日は放課後にTrickStarのレッスンの見学があって、そのまま終わりまでいたんですけど、いそいそと真くんが帰っていったので気になって見に来ただけです!校舎まで!
「で、今日はなんだったっけ、音ゲーしに行きたいんだったか」
「あ、そうです!ぜひ、一緒にやってもらいたいのがあって」
「俺あまりゲームセンター行かないし…まして音ゲーなんてやったこと無いぞ。クレーンゲームくらい…昔に」
「一緒に2人で並んでやるんですけど、スコアがっていうより、ちょっと話題になってるゲームをやりたくて」
「ほぉーん、…音ゲーのオリジナルの新曲とか、確かにその界隈では話題になるんだろうな」
じゃあ行こうか、と真くんに促すように微笑む目良先輩。ぉぉわ、笑った…!?
ゲ、ゲームセンターって…暗いし、気づかれにくい。よね?よし、ついて行きますかっ!
制服のままではさすがに目立つのでジャケットを脱いで鞄に押し込む。代わりに軽く羽織れるウインドブレーカーを着る。
本当はプロデュース中に動きやすくて着ていたものだけど…。
「このゲーセンって俺前を通り過ぎるだけで、入ったことないんだよな」
「そうなんですか!じゃあ僕と行くのが初めてですね。へへ、なんか嬉しいです。」
「…おー?まぁ、新しい遊びを教えるのって面白いよな」
絶対そうじゃない!とツッコミを入れたくなる2人のやり取りに微笑ましいとも思う。
ゲームセンターに入っていく後ろをついて行きマスクをつける。いや、ちょっと、ちょっと見たら帰りますって。
でも一緒にゲームしてる後ろ姿とかめちゃくちゃみたいなぁー!!
「…蒼空さんや泉さんとは放課後何するんですか?」
と、ふいに真くんが緊張気味の声色で目良先輩に尋ねる。
多分本命は瀬名先輩と何してるか聞きたいんだろうな。
「ん?意外と何もしてないな…。蒼空とはレッスンして、あとはまっすぐ帰るか、食材買って帰るか…くらい。」
「蒼空さんは確かに、一緒に住んでいればそうですよね。い、泉さんとは…」
気まずそうに本命の方を再度尋ねる真くん。聞きたい…単純に瀬名先輩と一緒に帰ってるならそっちもぜひ尾行…いや、見てみたい!
「泉?あー…泉なんて放課後一緒になんて今じゃ滅多にないしな」
と、私の期待を裏切るように、何てことないように答える目良先輩。
幼馴染のわりにそういうところドライですね。え、むしろなんで学院内であんなべたべたするんです?
「い、意外です。いつもとまでは言わなくても…なんか一緒にいるイメージ強くて…。」
「昔は…あー、あまり思い出したくないが。俺、引っ付き虫、だったから…あいつにもあいつの友人がいたのに…。っとにかく、今は子離れしたって思ってもらえばいいさ」
「ふふ、子離れですか?それ泉さん聞いたら怒りますよ?」
「あ~?真からは泉に言わないだろ?だから誰にもバレやしないっての。それに、真もそろそろ親離れしたらいいんじゃないのか?」
「え"!?どういう意味ですか!僕はあの人のこと親とは思ってないですけどっ!」
「じゃぁ、お兄ちゃん?」
「なっ!そ、そうじゃなくて!…い、いいライバルとして思ってます!」
ぎょえぇぇぇ、好きな人の恋敵をネタにしてめちゃくちゃ盛り上がるあの2人何なのぉぉぉ!?
複雑な関係なのにどうしてあんなに微笑ましいんですか!
「もう、からかわないでください!これ、これです。今日はこれをやりに来たんです!」
若干強引に目良先輩の腕を引いてゲーム機の前に立つ真くん。
これって、
「ダンスモーション?」
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