イベントストーリー
What is your name?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
感謝!ほろ苦ショコラフェス -chocolat festival-
ショコラフェス…その話を黒斗さんにするとどうやら鳴上とともにチョコづくりの講師をする予定に組み込まれていたらしい。しかし、厨房に着くなり鳴上に肩に手を置かれ、蒼空さんからは慰められた状態で厨房で待っていた。
「地獄だ」
「毎年言ってるよな…それ。」
「あたりまえだろ。裏方をしてても表舞台に立ってても一般客、もとい女に遭遇しやすいイベント第1位だぞ。ハロウィンよりもさらにそういう機会のあるイベントなんて地獄以外の何物でもない。」
「でも、毎年黒斗ちゃんの作るチョコ美味しいって人気よねェ…アタシも黒斗ちゃんのチョコ好きよ?」
「嵐にならあげれる。だが女には…うわ、」
俺たちが厨房に入ってきたのを確認すると目を細め嫌そうにする黒斗さん。見るからに転校生を避けようとしている。転校生も何か2人の間にあったのか、少し、というかできる限り距離を置いているようで…正直心配になってしまう。
「本当に鳴上くんを講師に呼んできちゃうなんて衣更くんはすごいなー、尊敬しちゃうよ」
真に隣から声をかけられハッとしヘラリと笑って見せる。
「まぁ、鳴上とは同じクラスだからな。クラスで顔を合わせて、世間話をするついでにって感じで相談したら、一も二もなく承諾してくれたんだよ」
ともあれ、鳴上は恋する乙女の味方ととか言ってたけど、と苦笑いを浮かべると途端に後ろから鳴上がむっとしながら現れる。苦手とまではいかないけど、神出鬼没なのは困るんだけどなぁ…?
そんな俺をよそに鳴上は真をからかい始める。黒斗さんとは違う意味で、真に女子の話題を出すとテンパってしまう。…というか、黒斗さんは…?
「もう無理、帰る。なんで俺がこんなことしてるのかわからなくなってきたんだが…?」
ちらりと目をやると蒼空さんの前で蹲りながらぶつぶつと何か漏らしていた。というかなんか今にも死にそう…
まぁ蒼空さんがついてるから何か起きるってことはなさそうだし?今は真のフォローしないとな…
「あと、鳴上。今回のチョコづくりはショコラフェスでお客さんに渡すチョコを作るだけだから、恋する男の子は違うだろー?」
「あら、そういうスパイスも必要よォ?ショコラフェスは日頃の感謝を込めて、お客さんに歌と踊り、チョコをプレゼントする一大イベントだもの。」
ふふ、と嬉しそうに悠々と話し始める鳴上。本当こいつ、そういう話題とか好きだもんな。でも、変な言い回しするのはやっぱり高校生でもありアイドルでもある俺たちはビビるし、相手にも何か誤解が起きても怖いしな…、もう少し言い方を変えてくれればいいんだけど。
「まぁいいや。それでチョコづくりは良いけど、どんなチョコを作るんだ?」
俺がそう尋ねると肩を竦められる。えぇ…
「Ra*bitsの子たちが来たら説明してあげるから、もうちょっと待ってちょうだい」
あ、そういうことか…なんて思うのもつかの間良い勢いで厨房に走って入ってくる生徒が一名…紛れもなくRa*bitsの天満光って奴で、その後ろから疲れ果てた二兎先輩が入ってくる。来て相当仲良しさを発揮した賑やかさで、ここにいた数名が出入り口に視線を集中させた。
「嵐ちゃん先輩なんだぜ、きゃっほーい!!」
勢いよく鳴上に抱き着く天満…を軽く抱きとめる鳴上。あいつ意外とたくましいよな。
「うにゅ!?星宮がいりゅ!」
「なんだよ、うわ、うさぎ…!えぇ?どうしよう、帰る?いやもう帰ろう、そうだ黒斗も帰りたいって言ってるし…」
「え、ちょ、蒼空さん?」
つい先ほどまで必死に黒斗さんを慰めていた蒼空さんが二兎先輩を見た途端呆れたような苦笑いを浮かべて帰ろうと黒斗さんを立ち上がらせる。俺が声をかけても無反応…
「あら、駄目よォ?黒斗ちゃんの技術も、蒼空ちゃんの行動力も講師には必要なんだから!アタシだけじゃ見て回れないし…?せっかくみんな集まったんだし、仲良くしましょ?」
いつの間にか出入り口に立っていた鳴上に通せんぼをされわかりやすい舌打ちをする蒼空さん。あんなに怖い人だったんだな…。
「…あ、ってことは、今日は俺たちTrickstarとRa*bits…あと講師としてだけどWWの2人、だけなんだな」
「他のユニットにも声をかけたんだけど、みんな今日は用事があるみたいなのォ」
ちらほらと視界の隅で転校生がみんなにレシピを渡し始める。講師側はすでに手元にあるようで黒斗さんが他のレシピをスマホで検索して、蒼空さんと見合っていた。仲いいな…っていうか距離近…
「さてさて、みんなレシピは手元に届いたかしらァ?ちゃんとレシピ通りに作れば簡単だから、頑張ってちょうだいね!一通り読み上げてくからちゃぁんと聞いてるのよォ?」
NEXT::
ショコラフェス…その話を黒斗さんにするとどうやら鳴上とともにチョコづくりの講師をする予定に組み込まれていたらしい。しかし、厨房に着くなり鳴上に肩に手を置かれ、蒼空さんからは慰められた状態で厨房で待っていた。
「地獄だ」
「毎年言ってるよな…それ。」
「あたりまえだろ。裏方をしてても表舞台に立ってても一般客、もとい女に遭遇しやすいイベント第1位だぞ。ハロウィンよりもさらにそういう機会のあるイベントなんて地獄以外の何物でもない。」
「でも、毎年黒斗ちゃんの作るチョコ美味しいって人気よねェ…アタシも黒斗ちゃんのチョコ好きよ?」
「嵐にならあげれる。だが女には…うわ、」
俺たちが厨房に入ってきたのを確認すると目を細め嫌そうにする黒斗さん。見るからに転校生を避けようとしている。転校生も何か2人の間にあったのか、少し、というかできる限り距離を置いているようで…正直心配になってしまう。
「本当に鳴上くんを講師に呼んできちゃうなんて衣更くんはすごいなー、尊敬しちゃうよ」
真に隣から声をかけられハッとしヘラリと笑って見せる。
「まぁ、鳴上とは同じクラスだからな。クラスで顔を合わせて、世間話をするついでにって感じで相談したら、一も二もなく承諾してくれたんだよ」
ともあれ、鳴上は恋する乙女の味方ととか言ってたけど、と苦笑いを浮かべると途端に後ろから鳴上がむっとしながら現れる。苦手とまではいかないけど、神出鬼没なのは困るんだけどなぁ…?
そんな俺をよそに鳴上は真をからかい始める。黒斗さんとは違う意味で、真に女子の話題を出すとテンパってしまう。…というか、黒斗さんは…?
「もう無理、帰る。なんで俺がこんなことしてるのかわからなくなってきたんだが…?」
ちらりと目をやると蒼空さんの前で蹲りながらぶつぶつと何か漏らしていた。というかなんか今にも死にそう…
まぁ蒼空さんがついてるから何か起きるってことはなさそうだし?今は真のフォローしないとな…
「あと、鳴上。今回のチョコづくりはショコラフェスでお客さんに渡すチョコを作るだけだから、恋する男の子は違うだろー?」
「あら、そういうスパイスも必要よォ?ショコラフェスは日頃の感謝を込めて、お客さんに歌と踊り、チョコをプレゼントする一大イベントだもの。」
ふふ、と嬉しそうに悠々と話し始める鳴上。本当こいつ、そういう話題とか好きだもんな。でも、変な言い回しするのはやっぱり高校生でもありアイドルでもある俺たちはビビるし、相手にも何か誤解が起きても怖いしな…、もう少し言い方を変えてくれればいいんだけど。
「まぁいいや。それでチョコづくりは良いけど、どんなチョコを作るんだ?」
俺がそう尋ねると肩を竦められる。えぇ…
「Ra*bitsの子たちが来たら説明してあげるから、もうちょっと待ってちょうだい」
あ、そういうことか…なんて思うのもつかの間良い勢いで厨房に走って入ってくる生徒が一名…紛れもなくRa*bitsの天満光って奴で、その後ろから疲れ果てた二兎先輩が入ってくる。来て相当仲良しさを発揮した賑やかさで、ここにいた数名が出入り口に視線を集中させた。
「嵐ちゃん先輩なんだぜ、きゃっほーい!!」
勢いよく鳴上に抱き着く天満…を軽く抱きとめる鳴上。あいつ意外とたくましいよな。
「うにゅ!?星宮がいりゅ!」
「なんだよ、うわ、うさぎ…!えぇ?どうしよう、帰る?いやもう帰ろう、そうだ黒斗も帰りたいって言ってるし…」
「え、ちょ、蒼空さん?」
つい先ほどまで必死に黒斗さんを慰めていた蒼空さんが二兎先輩を見た途端呆れたような苦笑いを浮かべて帰ろうと黒斗さんを立ち上がらせる。俺が声をかけても無反応…
「あら、駄目よォ?黒斗ちゃんの技術も、蒼空ちゃんの行動力も講師には必要なんだから!アタシだけじゃ見て回れないし…?せっかくみんな集まったんだし、仲良くしましょ?」
いつの間にか出入り口に立っていた鳴上に通せんぼをされわかりやすい舌打ちをする蒼空さん。あんなに怖い人だったんだな…。
「…あ、ってことは、今日は俺たちTrickstarとRa*bits…あと講師としてだけどWWの2人、だけなんだな」
「他のユニットにも声をかけたんだけど、みんな今日は用事があるみたいなのォ」
ちらほらと視界の隅で転校生がみんなにレシピを渡し始める。講師側はすでに手元にあるようで黒斗さんが他のレシピをスマホで検索して、蒼空さんと見合っていた。仲いいな…っていうか距離近…
「さてさて、みんなレシピは手元に届いたかしらァ?ちゃんとレシピ通りに作れば簡単だから、頑張ってちょうだいね!一通り読み上げてくからちゃぁんと聞いてるのよォ?」
NEXT::