イベントストーリー
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出航!海上の海賊フェス
「あぁもう、ちょーうざぁい!」
「…おう」
「暑いわ人混みだわ仕事は担当が段取り悪くてストレス溜まるわで、最悪ぅ!死ねばいいのに!」
「…そうだな」
「涼しい朝方のうちに終わるはずだったのに、もう真っ昼間じゃん?」
「…」
「あはは、文句言いつつも、仕事はきっちりやるのが泉ちゃんよねェ?久しぶりにみたわァ、猫かぶった仕事モードの泉ちゃん」
それに何より、黒斗ちゃんがいるってことも1つの理由なのかしら…?撮影前でも今でも黒斗ちゃん死んだ目してるけど。
黒斗ちゃんは、なんで今回仕事受けたのかしら。モデルとしてもアイドルとしても実力はあるけど、今まで全部拒否してたのに。
「嵐、そろそろ離れてくれないか?」
ちなみにアタシは今、絶賛黒斗ちゃんに抱きついてる状態。キッズのときから大ファンで、学院も一緒、となればもう運命としか言いようがないじゃない?本当は無理につれて来て、なんてマネージャーから話を聞いた時嫌だったんだけどこういうこと出来る機会が増えたのは嬉しいのよねェ。本人には言えないけど…
「でもさぁ、水着でグラビア撮影って俺たちの仕事じゃなくない?女の子たちがやればいいのにさぁ、いるでしょ?事務所に、何を考えてんのかねぇ」
「女が表紙だと男が買いにくいんだろ。ちなみに俺は手にすらしないな」
「だからってなんでもかんでも俺たちばっかりじゃない、最近?」
そうなのか?とでも言うようにちらりとアタシに確認を取るように目を向けてくる黒斗ちゃん。
黒斗ちゃんの噂はよく耳にするけど、なんでもあの三奇人の朔間零並みにはなんでも知ってるらしい。なんでも知ってると言うよりなんでも見える?なのかしら。つまり、確認を取るまでもない筈よね。
「そりゃ俺たちなら雑誌の売り上げも見込めるんだろうけど、あんまり安売りしたくないんだけどなぁ。日焼けもしたくないし、染みとかそばかすとかできたらどうしてくれんの?ねぇ、事務所が責任とってくれるわけ?UVカットも面倒だしぃ、日焼け止めとか自費だよ自費?ありえなくない?」
いまだにぐちぐちと文句を言い続ける泉ちゃんに黒斗は飲み物買ってくると肩を竦めて逃げ出す。泉ちゃんはよくもまぁ、そんなにつらつらと愚痴が出てくるわよね、逆に感心しちゃう…。
そういえばすぐそこに海の家があったっけ、海に来てるって感じがしていいわァ。あとで黒斗ちゃんと一緒にかき氷とか買いにいっちゃいましょ
「ねぇ聞いてるの、なるくん」
「はいはい、ちゃんと聞いてるわよォ?まったくもう、泉ちゃんはいつも愚痴ばっかりねェ?何事も、楽しまなくちゃ損よォ」
「おい、スポドリ買ってきた。泉は水がいいかと思ったんだが、炎天下で汗もかいて糖分も足りてないだろうからスポドリな。」
「俺は別に飲み物なんて頼んでないんだけどぉ?」
八つ当たりのように黒斗ちゃんの手にあるスポーツドリンクをむしりとる泉ちゃん。暑さでイライラするのはわかるけど、どうしていつもこうなのかしら。
「…アタシのほうがストレスでお肌が荒れちゃいそう~」
「んー、なんの話だ?」
首を傾げながら黒斗ちゃんは冷えたドリンクをアタシの手に優しく渡す。その何気ない動作にどうしても嬉しくなる。いつもアタシは黒斗ちゃん相手にはいろんな事をする。一時は逃げられてたけど、それでももうアタシを避けるようなことをしないから本当に優しい人。周りから好かれるのも納得いくわ。
ドリンクを開け喉を潤そうとペットボトルを仰ぐと、視界に捕らえたのは転校生ちゃんの姿。
「見てよ、泉ちゃん、ほら、向こうの方に転校生ちゃんがいるわよォ」
「えっ、うそ?じゃあゆうくんもいる?わわ、どうしよ!会えるなんて思ってなかったから、制服とか着ちゃってる!み、水着は~…あぁホテルの部屋に起きっぱなし!」
分かりやすいくらい一気に機嫌を取り戻す泉ちゃん。というか、そんなにあの子に水着姿見てもらいたいものなのかしら。
「ゆうくんって遊木真くんでしょ、あの子はいないんじゃない?」
「えー、がっかり!使えないなぁ。ゆうくんと仲良くなったら許さないけど、せめて俺とゆうくんを引き合わせるキューピッド役になればいいのに!」
「泉のそれはどうでもいいけど、なんでいるんだよ…くっそ、蒼空連れてくればよかった。」
泉ちゃんは相変わらずの自己中さを発揮させてるし、黒斗ちゃんに至っては嫌悪丸出しの表情。何かにつけて蒼空ちゃん間に挟むってのもある意味自己中よね。もう、この2人もう少しまともになれないのかしら…。
黒斗ちゃんが女の子苦手って聞いてたけど、まだ距離のある時点で泉ちゃんの後ろに隠れるようにして…そんなに嫌なのね。泉ちゃんもお兄ちゃんぶるのは昔から好きなせいか完全に甘やかしちゃってる。
…ここに真ちゃんと蒼空ちゃんがいなくて本当によかったわァ。だってこの2人のこんな姿見たくないだろうから。
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「あぁもう、ちょーうざぁい!」
「…おう」
「暑いわ人混みだわ仕事は担当が段取り悪くてストレス溜まるわで、最悪ぅ!死ねばいいのに!」
「…そうだな」
「涼しい朝方のうちに終わるはずだったのに、もう真っ昼間じゃん?」
「…」
「あはは、文句言いつつも、仕事はきっちりやるのが泉ちゃんよねェ?久しぶりにみたわァ、猫かぶった仕事モードの泉ちゃん」
それに何より、黒斗ちゃんがいるってことも1つの理由なのかしら…?撮影前でも今でも黒斗ちゃん死んだ目してるけど。
黒斗ちゃんは、なんで今回仕事受けたのかしら。モデルとしてもアイドルとしても実力はあるけど、今まで全部拒否してたのに。
「嵐、そろそろ離れてくれないか?」
ちなみにアタシは今、絶賛黒斗ちゃんに抱きついてる状態。キッズのときから大ファンで、学院も一緒、となればもう運命としか言いようがないじゃない?本当は無理につれて来て、なんてマネージャーから話を聞いた時嫌だったんだけどこういうこと出来る機会が増えたのは嬉しいのよねェ。本人には言えないけど…
「でもさぁ、水着でグラビア撮影って俺たちの仕事じゃなくない?女の子たちがやればいいのにさぁ、いるでしょ?事務所に、何を考えてんのかねぇ」
「女が表紙だと男が買いにくいんだろ。ちなみに俺は手にすらしないな」
「だからってなんでもかんでも俺たちばっかりじゃない、最近?」
そうなのか?とでも言うようにちらりとアタシに確認を取るように目を向けてくる黒斗ちゃん。
黒斗ちゃんの噂はよく耳にするけど、なんでもあの三奇人の朔間零並みにはなんでも知ってるらしい。なんでも知ってると言うよりなんでも見える?なのかしら。つまり、確認を取るまでもない筈よね。
「そりゃ俺たちなら雑誌の売り上げも見込めるんだろうけど、あんまり安売りしたくないんだけどなぁ。日焼けもしたくないし、染みとかそばかすとかできたらどうしてくれんの?ねぇ、事務所が責任とってくれるわけ?UVカットも面倒だしぃ、日焼け止めとか自費だよ自費?ありえなくない?」
いまだにぐちぐちと文句を言い続ける泉ちゃんに黒斗は飲み物買ってくると肩を竦めて逃げ出す。泉ちゃんはよくもまぁ、そんなにつらつらと愚痴が出てくるわよね、逆に感心しちゃう…。
そういえばすぐそこに海の家があったっけ、海に来てるって感じがしていいわァ。あとで黒斗ちゃんと一緒にかき氷とか買いにいっちゃいましょ
「ねぇ聞いてるの、なるくん」
「はいはい、ちゃんと聞いてるわよォ?まったくもう、泉ちゃんはいつも愚痴ばっかりねェ?何事も、楽しまなくちゃ損よォ」
「おい、スポドリ買ってきた。泉は水がいいかと思ったんだが、炎天下で汗もかいて糖分も足りてないだろうからスポドリな。」
「俺は別に飲み物なんて頼んでないんだけどぉ?」
八つ当たりのように黒斗ちゃんの手にあるスポーツドリンクをむしりとる泉ちゃん。暑さでイライラするのはわかるけど、どうしていつもこうなのかしら。
「…アタシのほうがストレスでお肌が荒れちゃいそう~」
「んー、なんの話だ?」
首を傾げながら黒斗ちゃんは冷えたドリンクをアタシの手に優しく渡す。その何気ない動作にどうしても嬉しくなる。いつもアタシは黒斗ちゃん相手にはいろんな事をする。一時は逃げられてたけど、それでももうアタシを避けるようなことをしないから本当に優しい人。周りから好かれるのも納得いくわ。
ドリンクを開け喉を潤そうとペットボトルを仰ぐと、視界に捕らえたのは転校生ちゃんの姿。
「見てよ、泉ちゃん、ほら、向こうの方に転校生ちゃんがいるわよォ」
「えっ、うそ?じゃあゆうくんもいる?わわ、どうしよ!会えるなんて思ってなかったから、制服とか着ちゃってる!み、水着は~…あぁホテルの部屋に起きっぱなし!」
分かりやすいくらい一気に機嫌を取り戻す泉ちゃん。というか、そんなにあの子に水着姿見てもらいたいものなのかしら。
「ゆうくんって遊木真くんでしょ、あの子はいないんじゃない?」
「えー、がっかり!使えないなぁ。ゆうくんと仲良くなったら許さないけど、せめて俺とゆうくんを引き合わせるキューピッド役になればいいのに!」
「泉のそれはどうでもいいけど、なんでいるんだよ…くっそ、蒼空連れてくればよかった。」
泉ちゃんは相変わらずの自己中さを発揮させてるし、黒斗ちゃんに至っては嫌悪丸出しの表情。何かにつけて蒼空ちゃん間に挟むってのもある意味自己中よね。もう、この2人もう少しまともになれないのかしら…。
黒斗ちゃんが女の子苦手って聞いてたけど、まだ距離のある時点で泉ちゃんの後ろに隠れるようにして…そんなに嫌なのね。泉ちゃんもお兄ちゃんぶるのは昔から好きなせいか完全に甘やかしちゃってる。
…ここに真ちゃんと蒼空ちゃんがいなくて本当によかったわァ。だってこの2人のこんな姿見たくないだろうから。
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