夢設定小説
夢小説設定
この章の夢小説設定ここに主様のお名前をお入れください。
執事が主様のことを名前で呼んでくれるかもしれません。
(記入がない場合初期設定の「かうり」になります(管理人))
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
癖になる
「主様!今日はなにしますか?」
『ん?今日はねー…』
ムーの不思議そうな顔を見ながら私は口角を上げる。
中庭ー
「バスティン、こいっ!」
「…はあっ!」
ガキンッ
「やっぱりハウレスさんたちのトレーニング見てると圧巻しますねぇ!」
『ハウレスかっこいいもんね…』
「え?主様なんていいました?」
『ん?いつもみんな頑張ってるよねって』
「本当に!尊敬しちゃいます!」
ー1時間後
「主様、退屈ではありませんでしたか?」
『全然!このあとはどうするの?』
「え?このあとの予定は、屋根の補修と…他の執事が困っていればフォローに入る予定です」
『私も何か手伝っていい?』
「お、お気持ちはうれしいのですが主様にそんなことをさせるわけにはいきません。こういう仕事は俺たちに任せてもらって大丈夫ですよ」
『じゃあ勝手についてって勝手にハウレスのフォローするね!』
「え?!あ、主様…!」
「主様、やる気満々ですね…」
「ムー、俺のフォローは任せたぞ…」
屋根裏部屋ー
「ラムリのやつ、また掃除サボってるな」
『わあ、屋根裏部屋なんて初めて来た』
「結構広いんですね!」
「こんな椅子で申し訳ありませんが主様はここにおかけください」
ハウレスが埃のはらった小さな椅子に自分の上着をひいた。
ムーが私の背中を小さな手で押して椅子の方へと歩かせ、渋々私は椅子に腰かけた。
「ムー、そのトンカチとってくれ」
「はい!」
「ムー、これ受け取ってくれ」
「は、はい!」
「ムー、そこにある板を5枚ほど持ってきてくれ」
「はいぃ~…」
「ムーまだか?」
「ぜぇ…ぜぇ…きょ、今日だけで5キロは痩せそうですぅ…」
『もう!ムーばっかりずるい!私もハウレスのお手伝いする!』
「あ、主様!足元危ないので休んでてください!」
ハウレスが立ち上がって近寄ろうとする私を制止する、それも構わずにずんずんと歩く私はあっという間にハウレスの近くへと来た。
「主様!ハウレスさんのフォローは僕に任せてください!」
『…ムーばっかずるいんだもん!私もハウレスからたくさん名前呼ばれたい!!!』
「…っ?!」
ガタガタッと驚いたハウレスが乗っていた脚立から落ちそうになる。
顔を赤くしていつもはキリッとしている顔が困ったように眉を下げている。
言ってやったぞ、と言わんばかりにハウレスを見つめるとさらに頬を赤く染めて目を反らした。
「かうり様……」
『…!なぁにハウレス!』
「…な、なんでもないです…こ、ここだけですよ…かうり様…」
「あれあれ~?ハウレスさんトマトみたいに真っ赤ですよ~!」
「…っく…ムー、明日のトレーニングバスティン達と同じものにするからな…」
「そ、それはさすがにしんじゃいます!」
そのあと、しばらく顔を真っ赤にしながら屋敷内を歩くハウレスは周りの執事から心配されるのであった。
一方私はハウレスについて回り、ハウレスと目が合ってはこっそり名前を呼ぶようにアピールするのであった。
「主様、今日1日ハウレスさんに密着!は楽しかったですか?」
『うん!ハウレス、他の執事にはきっちりしてるけど、私には今日みたいな姿を見せてほしかったんだよね、えへへ』
私を呼ぶあの困った表情が癖になる。
.