夢設定小説
夢小説設定
この章の夢小説設定ここに主様のお名前をお入れください。
執事が主様のことを名前で呼んでくれるかもしれません。
(記入がない場合初期設定の「かうり」になります(管理人))
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「主様、おかえりなさい。そろそろお帰りになられるかと思って紅茶入れていますよ」
「主様ー♪お帰りなさい!僕、主様が帰ってくるのすっごい楽しみにしてたんですよー!」
「主様、今日も花が開花したかのような笑顔をありがとうございます。ごゆっくりおくつろぎください」
『…あ、ありがとう』
3人からのお出迎えの圧に耐え切れず圧倒されながら椅子に腰をかける。
にっこにこのラムリは私の横を陣取りこちらを見つめているしルカスは紅茶を淹れながら鼻歌まで歌っている。ナックは庭でつんだであろう花を私の近くに飾っている。
ラムリが大きく足を前に出して私の前に立つ。
「主様…♪今日も1日お疲れさまでした。僕は主様に会えるとドキドキが止まらなくてめっちゃ主様が可愛く思えて最近…この気持ちに気づいたんです。僕、主様が大好きです!」
「ラムリくんだけ抜け駆けなんてさせないよ、主様。紅茶をどうぞ……ふふ、変なものなんて入っていませんよ。強いて言うなら私の…愛情かな?私が主様を想う気持ち…ぜひ味わってください」
「ルカスさん!失礼ながら失礼いたします。主様、私はこの世で美しいものはあふれていると思っていました。けれど主様に出会ってから主様よりも美しいものが見つからず…僕はわかりました。主様が僕の中で一番に美しいお人だと…そして美しく見えるのは…私が主様に恋をしているからなんだと」
『~…!!!』
3人が私の前を奪い合うかのように語りだす。
そしてナックが話し終えた後、3人は私の方を向いて返事を待つかのように見つめる。
ラムリの方を見る。
「かうり様。素直になっても良いんですよ。僕は主様だけなんですから」
ルカスの方を見る…
「ふふ、かうり様は照れやさんだからね…ゆっくりでもいいよ?私は狼さんじゃないからね」
ナックの方を見る…
「美しく聡明なかうり様は答えが決まっていてもほかのおふたりを気遣ってしまう優しいお心がありますから」
そして私は口を開く。
『も、もう無理ー------------------!!!!!』
「あ、主様…!最後の最後に…!」
「ふふ、キャパオーバーだったようだね」
「もう、主様。僕がせっかく上手にできたのに!」
3人が私の方を見て笑う。
実はこれは3階組で突如として始まったお芝居で、パーティで貴族の女性とおしゃべりをする練習でもあった。特にラムリの。
そのお相手として私が巻き込まれたのだが、あまりにも直球に伝えてくる真剣な3人にキャパオーバーしてしまったわけだ。
『…こんなん貴族の女性しんじゃう…』
「んーでも私は主様が相手だったから…」
「僕もですルカス様!主様に気持ちを伝えられるって思ったら自然と言葉が出たんです!」
「そうですね…確かにいつも出るような余計なお世辞も出てこなかったですね」
そう言って3人がこちらをみる。
「「「かうり様が大好きだからですね」」」
『~…!!!も、もう!私はしないよ!!フルーレ相手にでもしてて!』
私は逃げるように部屋を出た。顔の熱がおさまらず手で仰ぎながら廊下を速足で歩いた。
部屋に残された3人は…
「大人げなく本気で口説きにいっちゃったな…♪」
「ルカス様すごかったです!」
「私も見習わないとですね」
「主様の反応もかわいらしかったし、また定期的にラムリへの練習としてやろうか」
これは…第2弾の予感…?
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