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ベリアン




悪魔執事





悪魔執事となり、たくさんの同志…仲間に恵まれて貴族からの無理難題や、天使狩りなど決して楽ではない生活を送ってきました。

でも、出会いがあれば別れもあります。

悪魔執事との別れはとても壮絶で、私たちの身体を包む魔導服。
この服のおかげで天使を倒す力を得られていますが、その代償に悪魔の力を使い続けることで負の力が高まり、
いつしか、その魔導服に飲み込まれてしまいます。

その悪魔執事の行く末は、死と同等のものです。



悪魔執事となったからにはそれは避けては通れないものです。



以前まではそれが悪魔執事としての最期だと受け入れなければ、と自分で諦めていました。
主様がくるまでは。



主様が来てから、私の生活も、周りの皆さんも、屋敷の雰囲気も、そして感情も。すべてが変わりました。
このお方を幸せにしたい。ずっと一緒におそばにいたい。ずっと笑顔でいてほしい。そう心の底から思ってしまうのです。



主様がいない間もお屋敷の中で私の記憶が主様の映し出します。
たとえそれが幻影で幻だろうと、私に心が満たされます。
この屋敷には主様を思い浮かべる場所がたくさんあります。
それほど主様との思い出が紡がれた場所なのだと思います。




でも…主様は人間であられます。
悪魔執事と言う、私達とは違います。
私たちは命に代えても主様をお守りします。その覚悟もあります。



戦いで命を失うこともあるでしょう。
明日、天使と戦う際に悪魔の力を解放したら悪魔の力が暴走して魔導服に飲まれるかもしれません。
いつか、そんな日が来てしまうのでしょうか。



何度経験しても、大切な仲間たちが、悪魔の力に飲まれてしまう姿は、辛く苦しいのです。
自分もこうなるのでは、と未来の自分を見てるのようで恐怖で身体が強張ってしまうのです。
誰も、助けられなかったのです。



主様、
いつか私が悪魔の力に飲み込まれ、その命が消えるときが来ても、
どうか悲しまないでください。
心優しい主様はきっと…泣いてしまわれるかもしれません。
その涙を拭いてくれる執事達はたくさんいます。
けれど、私は主様に笑っていてほしいです。

主様の笑った顔が私は大好きですから。




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