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ロノくん



お昼の中庭





とある日のお昼過ぎー



「お!主様、こんにちは!」


『こんにちはぁ~ロノ~…お腹すいたぁ…』


「お昼ご飯、足りなかったですか?」


『うーん、お腹いっぱいだったはずなんだけど…ラムリとアモンとハウレスから逃げ回ってたらお腹すいちゃった』


「あ、主様…なにやってるんですか」


『軽くても…いや、少し多めになにかちょうだい?』


「うーん、ティータイムって感じではないっすよね?」


『サンドウィッチくらいならぺろりといけそうなくらい』


「あ、じゃあサンドウィッチ作るんで一緒に中庭でピクニックみたいにするかっ!」


『わぁ~ありあり!』


「主様!ちょっと待っててくれな!」


ニカッと笑う彼はいつもたまに敬語が抜ける。そういうとき少し距離が近づいたような気持ちになれるには主様失格かな?





ー1時間後 中庭




「へへっここあたりなんてどうですか?」


『雰囲気あるね~!』


「ちゃんとピクニックマットも用意したんでこれにお掛けください」


『わーいロノも隣に座ってよ』


「主様と一緒に座ってるの見られたら怒られないですかね」


『私が許可しよう』


「へへっじゃあ失礼します」



雲一つない晴天が気分を晴れさせるお昼。涼しい風がピクニックを邪魔しない程度に吹いていてなお気持ちが良い。
サンドウィッチをかじりながら隣にいる彼と雑談をして楽しい時間を過ごす。




こてん


『…!』


しばらく至福の時間を噛みしめていると左半身に重みを感じた。
彼がいつの間にか眠ってしまったみたい。こちらに寄りかかってすやすや眠っている。普段見れない寝顔が彼のあどけなさをいつも以上に出していてかわいらしかった。



『いつも朝早くからおいしいご飯ありがとね』



可愛らしい彼のサンドウィッチを食べながら大好きな彼の寝顔を見て、
今日は本当に幸せな日だなぁ。






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