本編 ーthirdー
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遅い。
遅い。
遅い!
(おかしい)
「訓練遅刻するなんて」
と首をかしげる小牧も、何も言わないがちらちら訓練場の入口を見ている進藤も。
(心配してんだアホゥ!)
「おい笠原!」
「はい!」
思わず近くに来た笠原を大きな声で呼びとめてしまった。
少し悪いことをしたかもしれない。
自分たち以外には服のことは知らせていないし、知らないのだろうと思う。
あいつのことだから。
(チビの癖に生意気な)
山本はと言えば、やはり気になっているのかこちらの話に聞き耳を立てている。
「空太刀はどうした?」
「お手洗いに行くって言っていたんですが……」
笠原も少し気にしていたようだ。
心配そうに眉を下げている。
「笠原さんに見てきてもらったら?
体調不良も考えられるし」
小牧が後ろから声をかけた。
確かにそれもそうだ。
だが、笠原が行くと何かあったときにショックを受けてしまわないか。
つい先日、泣きべそをかいていたではないか。
「女子トイレじゃ俺達いけないしね」
考えを見こされてか、小牧がそう付け加える。
咲に誤解されるほどなのだ、やはり過保護に見えるのだろうさと、慌てて頷く。
「そうだな」
任せるしかなさそうだ。
「では、行ってきます!」
