本編 ーzeroー
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「あれ、その本どうしたの?」
毬江の机の上に置かれた本を小牧は覗き込む。
「クラスの子に借りたの」
堂上と笠原が、最近毬江が友達と図書館に来ているって言っていたことを思い出す。
「小牧さん、この本知ってるの?」
彼女が差し出した本は、確かに見覚えがあった。
「これ、俺も職場の先輩に勧められたよ。
作者が図書館の人だったんだ。
図書館隊だと読んでいる人多いんだ」
殉職されているんだけどね、と小牧は付け足した。
「強い言葉を持ってる人だよね」
毬江は深くうなずいた。
「貸してくれたのは、図書館に一緒に来たっていう子?」
「そうなの」
毬江が友達と付き合うなんて本当に久しぶりのことだ。
小牧が勧めたレインツリーを、毬江がまた友達に勧めたのだと嬉しそうに話すので、思わず頬が緩む。
「その友達、本当に本が好きなの。
まだ高校生なのに本や図書館の知識もすごくてね、この前レファレンスしてもらっちゃった。
それを見て堂上さん、笠原さんに見習えって言って、笠原さん怒りだしちゃって大変だったんだよ」
くすくすと笑う彼女は、最近本当に元気になったと思う。
やはり同性の友達がクラスにいるというのは心理面で大きな助けとなるのだろう。
彼女の話を聞いていると、郁が言っていたように、本当に図書館隊に彼女が入ってくるなんてことも、ありえなくはないかもしれないと思った。
「おばあさんが病気で耳を悪くしたから、慣れてるみたいで話すのもあまり困らないの。
今度、紹介するね」
大切な人に紹介したい人
毬江の机の上に置かれた本を小牧は覗き込む。
「クラスの子に借りたの」
堂上と笠原が、最近毬江が友達と図書館に来ているって言っていたことを思い出す。
「小牧さん、この本知ってるの?」
彼女が差し出した本は、確かに見覚えがあった。
「これ、俺も職場の先輩に勧められたよ。
作者が図書館の人だったんだ。
図書館隊だと読んでいる人多いんだ」
殉職されているんだけどね、と小牧は付け足した。
「強い言葉を持ってる人だよね」
毬江は深くうなずいた。
「貸してくれたのは、図書館に一緒に来たっていう子?」
「そうなの」
毬江が友達と付き合うなんて本当に久しぶりのことだ。
小牧が勧めたレインツリーを、毬江がまた友達に勧めたのだと嬉しそうに話すので、思わず頬が緩む。
「その友達、本当に本が好きなの。
まだ高校生なのに本や図書館の知識もすごくてね、この前レファレンスしてもらっちゃった。
それを見て堂上さん、笠原さんに見習えって言って、笠原さん怒りだしちゃって大変だったんだよ」
くすくすと笑う彼女は、最近本当に元気になったと思う。
やはり同性の友達がクラスにいるというのは心理面で大きな助けとなるのだろう。
彼女の話を聞いていると、郁が言っていたように、本当に図書館隊に彼女が入ってくるなんてことも、ありえなくはないかもしれないと思った。
「おばあさんが病気で耳を悪くしたから、慣れてるみたいで話すのもあまり困らないの。
今度、紹介するね」
大切な人に紹介したい人
