本編 ーfirstー
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「終わったぜ―!」
読書の秋特集ということで組まれていたイベントゾーンの本をようやく片付け終わった。
「毎年恒例で大変なんだ。
よく頑張ってくれた」
村崎が2人に笑いかけ、肩をぐるぐると回した。
「これが過ぎるといよいよ冬の到来っていう感じになるんだなぁ」
「寒くて嫌になるなぁ」
もう一人の班員である服部も伸びをしてからため息をついた。
「冬かぁ……」
「冬も冬でいろいろイベントがあるから、忙しいぞ。
とりあえず、来週から始まるクリスマス向けのイベント準備からスタートだな。
それから年末年始が来て、節分、バレンタイン……
一年目は目が回るかと思った」
村崎の言葉に、咲も山本も全く同感で溜息をつく。
「ま、目を回す度に図書館隊員らしくなっていくんだろうがな」
楽しげに笑う上司に、少しだけ冬が楽しみになった。
読書の秋?
いえいえ、いつでも