本編 ーfirstー
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「お休みしていて申し訳ありません。
まだ体力仕事ではすぐに役には立てないと思いますが、本日より復帰いたします。
今しばらくご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」
久しぶりに敬礼をする。
村崎はうむ、とひとつ頷いて笑顔を見せた。
「もう傷は痛まないか?」
「はい、おかげさまで」
「少しずつ元の隊務に戻れるようにしていこう」
「ありがとうございます」
一通り今日の隊務の説明があり、館内見回りを始めた咲に、バディの山本が笑顔を見せる。
「ほんと良かったな」
その笑顔がまぶしくて、咲も思わず目を細めた。
「うん、ありがとう。
今日から休んだ分も取り戻すように頑張る」
「だから、無茶すんなって」
「無茶はしない」
そう言って彼を見上げれば、大きな手がわかったわかった、というように頭を2度、優しく叩く。
「俺も頑張るかな」
「山本にこれ以上離されないように頑張らなきゃ」
「俺はお前に追いつかれないように頑張らねぇと」
「そんなことしたら追いつけなくなる」
「追いつかなくて結構。
ほら、仕事仕事」
咲は久しぶりのやり取りに小さく笑顔を見せて、書棚の奥へと消えて行った。
(応援してやりたいのもやまやまなんだが、全く、努力家も責任感が強いのも、度が過ぎると問題ありだな)
男心も複雑でして
まだ体力仕事ではすぐに役には立てないと思いますが、本日より復帰いたします。
今しばらくご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」
久しぶりに敬礼をする。
村崎はうむ、とひとつ頷いて笑顔を見せた。
「もう傷は痛まないか?」
「はい、おかげさまで」
「少しずつ元の隊務に戻れるようにしていこう」
「ありがとうございます」
一通り今日の隊務の説明があり、館内見回りを始めた咲に、バディの山本が笑顔を見せる。
「ほんと良かったな」
その笑顔がまぶしくて、咲も思わず目を細めた。
「うん、ありがとう。
今日から休んだ分も取り戻すように頑張る」
「だから、無茶すんなって」
「無茶はしない」
そう言って彼を見上げれば、大きな手がわかったわかった、というように頭を2度、優しく叩く。
「俺も頑張るかな」
「山本にこれ以上離されないように頑張らなきゃ」
「俺はお前に追いつかれないように頑張らねぇと」
「そんなことしたら追いつけなくなる」
「追いつかなくて結構。
ほら、仕事仕事」
咲は久しぶりのやり取りに小さく笑顔を見せて、書棚の奥へと消えて行った。
(応援してやりたいのもやまやまなんだが、全く、努力家も責任感が強いのも、度が過ぎると問題ありだな)
男心も複雑でして