別冊 ー5thー
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「柴崎士長、体調はいかがですか?」
「まぁまぁってとこかしら。
・・・どうもこうずぼらな人間とずっと同室だったから。」
「ちょとそれどういう意味?」
郁が膨れて見せる。
しかし柴崎の体調不良は本当で、寮母さんもなんやかんやいって心配していた。
水島と同室にしたのは、彼女の采配だったからだ。
「そんなずぼらさんと慣れっこになった柴崎士長に朗報です。」
その言葉に二人の視線が咲に集まった。
この話の流れで、彼女が何を言うか、と。
柴崎は何となく続く言葉を想像できた。
だからこそ、戸惑う。
「この部屋、今週末から水島士長と相部屋になります。
柴崎士長はまた一人部屋。」
淡々と続けられた言葉は予想通りで、柴崎の眉間の皺が深くなる。
「あんた・・・何考えてんの。」
「柴崎、そんな言い方しなくても・・・。
咲は、」
冷たい声に郁が柴崎の肩に手を添える。
しかし郁の言葉は咲のストレートな言葉で遮られる。
「柴崎士長のことです。」
どこまでも真剣な顔の咲と、くわっと目を見開く柴崎と、くしゃっと笑う郁。
「・・・馬鹿じゃないの。」
ぽろりとこぼれた言葉に、咲は微笑みを浮かべた。
大切だから
「まぁまぁってとこかしら。
・・・どうもこうずぼらな人間とずっと同室だったから。」
「ちょとそれどういう意味?」
郁が膨れて見せる。
しかし柴崎の体調不良は本当で、寮母さんもなんやかんやいって心配していた。
水島と同室にしたのは、彼女の采配だったからだ。
「そんなずぼらさんと慣れっこになった柴崎士長に朗報です。」
その言葉に二人の視線が咲に集まった。
この話の流れで、彼女が何を言うか、と。
柴崎は何となく続く言葉を想像できた。
だからこそ、戸惑う。
「この部屋、今週末から水島士長と相部屋になります。
柴崎士長はまた一人部屋。」
淡々と続けられた言葉は予想通りで、柴崎の眉間の皺が深くなる。
「あんた・・・何考えてんの。」
「柴崎、そんな言い方しなくても・・・。
咲は、」
冷たい声に郁が柴崎の肩に手を添える。
しかし郁の言葉は咲のストレートな言葉で遮られる。
「柴崎士長のことです。」
どこまでも真剣な顔の咲と、くわっと目を見開く柴崎と、くしゃっと笑う郁。
「・・・馬鹿じゃないの。」
ぽろりとこぼれた言葉に、咲は微笑みを浮かべた。
大切だから