本編 ー4thー
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「小牧さん、私も一緒でも構いませんか。」
寮を出たところで待っていたのは、咲だった。
「構わないよ。」
そう言えば今日昼に見舞いに行くと彼女に言っていたな、と思いだす。
車に着替えを詰めた服を入れ、自分も乗ってから、ふと彼女の手にある袋に気づく。
「それ、何?」
「紙皿とかです。
隊員のみなさん、忘れていそうだから。」
気のきく子だ、と思う。
お見舞いの品は流石にまだのようだ。
途中で店に寄ろう。
この子といると、会話がなくとも特に空気が悪くなることもない。
不思議だ。
(毬江ちゃんも言っていたっけ。)
最近ペアリングをつけるようになった愛しい子を思い出す。
「喜んでいました。」
でも、ふとかけられた声に、小牧は首をかしげる。
「ありがとうございます。」
そして、心を読まれたかのようなタイミングで、大切な人のことを言われていたことに気づき、困ったように笑った。
「君にお礼を言われてもね。」
「私が嬉しいから・・・。」
彼女は穏やかな笑顔を見せた。
昔は泣きそうにしか笑えなかったのに、今では自然と笑える。
その変化に毬江ちゃんも喜んでいた。
「それ、見つかったの?」
それは胸元にひかるカミツレのネックレスだ。
毬江ちゃんの勘いわく、男からのものらしい。
送ったのは山本だったのだろうか、と昔は思っていたものだ。
しかし、今は違う目でそれを見ている。
「ええ・・・ずっとなくしていて。」
「どこにあったの?」
「すっかり忘れていたんです、なおしていたのに。」
大切な引き出し
寮を出たところで待っていたのは、咲だった。
「構わないよ。」
そう言えば今日昼に見舞いに行くと彼女に言っていたな、と思いだす。
車に着替えを詰めた服を入れ、自分も乗ってから、ふと彼女の手にある袋に気づく。
「それ、何?」
「紙皿とかです。
隊員のみなさん、忘れていそうだから。」
気のきく子だ、と思う。
お見舞いの品は流石にまだのようだ。
途中で店に寄ろう。
この子といると、会話がなくとも特に空気が悪くなることもない。
不思議だ。
(毬江ちゃんも言っていたっけ。)
最近ペアリングをつけるようになった愛しい子を思い出す。
「喜んでいました。」
でも、ふとかけられた声に、小牧は首をかしげる。
「ありがとうございます。」
そして、心を読まれたかのようなタイミングで、大切な人のことを言われていたことに気づき、困ったように笑った。
「君にお礼を言われてもね。」
「私が嬉しいから・・・。」
彼女は穏やかな笑顔を見せた。
昔は泣きそうにしか笑えなかったのに、今では自然と笑える。
その変化に毬江ちゃんも喜んでいた。
「それ、見つかったの?」
それは胸元にひかるカミツレのネックレスだ。
毬江ちゃんの勘いわく、男からのものらしい。
送ったのは山本だったのだろうか、と昔は思っていたものだ。
しかし、今は違う目でそれを見ている。
「ええ・・・ずっとなくしていて。」
「どこにあったの?」
「すっかり忘れていたんです、なおしていたのに。」
大切な引き出し
