本編 ー4thー
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退院した咲は当麻が入っている病院ということになっている病室の警護が主な業務となっていた。
時折帰った時には柴崎と情報を共有し、指示を受け、動く。
そんな毎日だ。
そして当麻の件は堂上班が活躍したおかげで、咲たちはなんの手傷も負わずに済んだ。
申し訳ないくらいだ。
堂上班の方もどうやら楽しいこともあったらしい。
情報源はもちろん柴崎だ。
呼び出された部屋には、同室の郁の姿はなかった。
部屋の中央には美女が一人と、携帯電話。
「もうこれ返すわ。」
柴崎が観念した、と言うように手を挙げた。
「え?」
驚いたのは咲だ。
「毎日手塚慧からのメールを受け取るあたしの身になれっていうの。」
咲は小さく笑った。
「でも私、担保がなくても、柴崎士長の犬でいたいです。」
「何それ、あんた変な趣味でもあるんじゃないの?」
「いいです、それでも。」
咲は、あっと何か思い出したようだ。
「慧さんから伝言です。」
柴崎が首をかしげる。
「私の指導料は全部、手塚士長から支払いがあるそうです。
減るもんじゃなしに、いくらでもどうぞ、と。」
柴崎の目がくわっと見開かれる。
「私、なにか言いましたか。」
こてりと首が傾げられる。
「何かってあんた。」
「柴崎さんって、意外と心広いんですね。
担保がキスって。」
柴崎の顔がぼっと赤くなる。
何故だろう。
この歳下の無表情な女の子に言われると、どうも恥ずかしい。
「ちょっと待って、違うのそれ、あのね」
「付き合っているのに、ずいぶん安い・・・
もしかして理由がないと出来ないっていうのも、お2人なら」
「違うの、付き合ってない、あたしたちは」
「あれ、付き合ってないんですか?
あんなにラブラブなのに」
「そんなわけっ、だいたい誰が手塚何かと」
「・・・って、いじっておけと言われました。」
柴崎はうなだれる。
相手は斬れ者だ。
ガチャリと音がしてもう一人の部屋の主が手に買い物袋を提げて入ってきた。
「あっ咲きてたの?
・・・って、どうしたの柴崎。」
部屋に帰ってきた郁が驚いて駆け寄る。
「この話したらまた慧さん、柴崎さんがほしくなるかも。」
笑う咲。
「それできっと、手塚士長をからかって遊ぶんです。」
「あんたも共犯かっ」
「何々、どういうこと?」
状況が飲み込めない郁に、柴崎は何でもないの、と首と振った。
「それにしてもなんか、咲、柴崎に似てきてない?」
「飼い主に似るもんです。」
「似やんでいい!!」
返却期限
時折帰った時には柴崎と情報を共有し、指示を受け、動く。
そんな毎日だ。
そして当麻の件は堂上班が活躍したおかげで、咲たちはなんの手傷も負わずに済んだ。
申し訳ないくらいだ。
堂上班の方もどうやら楽しいこともあったらしい。
情報源はもちろん柴崎だ。
呼び出された部屋には、同室の郁の姿はなかった。
部屋の中央には美女が一人と、携帯電話。
「もうこれ返すわ。」
柴崎が観念した、と言うように手を挙げた。
「え?」
驚いたのは咲だ。
「毎日手塚慧からのメールを受け取るあたしの身になれっていうの。」
咲は小さく笑った。
「でも私、担保がなくても、柴崎士長の犬でいたいです。」
「何それ、あんた変な趣味でもあるんじゃないの?」
「いいです、それでも。」
咲は、あっと何か思い出したようだ。
「慧さんから伝言です。」
柴崎が首をかしげる。
「私の指導料は全部、手塚士長から支払いがあるそうです。
減るもんじゃなしに、いくらでもどうぞ、と。」
柴崎の目がくわっと見開かれる。
「私、なにか言いましたか。」
こてりと首が傾げられる。
「何かってあんた。」
「柴崎さんって、意外と心広いんですね。
担保がキスって。」
柴崎の顔がぼっと赤くなる。
何故だろう。
この歳下の無表情な女の子に言われると、どうも恥ずかしい。
「ちょっと待って、違うのそれ、あのね」
「付き合っているのに、ずいぶん安い・・・
もしかして理由がないと出来ないっていうのも、お2人なら」
「違うの、付き合ってない、あたしたちは」
「あれ、付き合ってないんですか?
あんなにラブラブなのに」
「そんなわけっ、だいたい誰が手塚何かと」
「・・・って、いじっておけと言われました。」
柴崎はうなだれる。
相手は斬れ者だ。
ガチャリと音がしてもう一人の部屋の主が手に買い物袋を提げて入ってきた。
「あっ咲きてたの?
・・・って、どうしたの柴崎。」
部屋に帰ってきた郁が驚いて駆け寄る。
「この話したらまた慧さん、柴崎さんがほしくなるかも。」
笑う咲。
「それできっと、手塚士長をからかって遊ぶんです。」
「あんたも共犯かっ」
「何々、どういうこと?」
状況が飲み込めない郁に、柴崎は何でもないの、と首と振った。
「それにしてもなんか、咲、柴崎に似てきてない?」
「飼い主に似るもんです。」
「似やんでいい!!」
返却期限
