本編 ーzeroー
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最近何かと忙しい。
オフで顔を会わせる機会も減り、小牧は図書館で勉強する毬江と何日かに一度、軽く会話をするにとどまっていた。
毬江の隣にはいつも、咲が座っていた。
いつもどうしてか、小牧に気づいて席をはずしてくれる。
自習スペースを覗くと、今日も二人で勉強に来ていた。
夏休みで学校がないからだろう。
良く毬江が咲に教えてもらっている姿を見かける。
そして今も、楽しげに勉強をしているようだ。
今日はめずらしく相手も気づいていないようなので、そっとその場を離れる。
「声かけなくていいんですか?」
少し離れてから今日のバディだった郁に聞かれ、小牧はいいんだ、と答える。
「彼女も一生懸命頑張ってるしね。」
大学を目指していることはこの前聞いた。
一度は浪人も考えていたが、最近では咲の献身的な家庭教師ぶりに、
成績も上がってきているらしい。
このままいけば、志望校に今年合格するのも夢ではないそうだ。
ーー 咲ってね、すごく頭がいいの。
勉強も、いつもトップクラスなの ーー
でも、と毬江はどこかさみしげに言葉をつなげた。
ーー 大学には興味はないみたい ーー
一緒に行きたかったな、と呟く姿は、半年前には見られなかったものだ。
椅子がひかれる音がする。
小さい音だが、その音がした方向が方向だけに、小牧の耳には届いた。
ちらりと見れば、咲が立ち上がり、席をはずす。
(本当に気を遣う子と言うか……)
これも毬江のことを大切に思ってくれているからと思うと、ありがたくもある。
彼女の向かった先に目を向けると、柴崎がレファレンスをしているのが目に入った。
少し離れたところでその様子をじっと見ている咲。
小牧はそれを確認してから、毬江の元に向かった。
大切な女の子のおともだち
オフで顔を会わせる機会も減り、小牧は図書館で勉強する毬江と何日かに一度、軽く会話をするにとどまっていた。
毬江の隣にはいつも、咲が座っていた。
いつもどうしてか、小牧に気づいて席をはずしてくれる。
自習スペースを覗くと、今日も二人で勉強に来ていた。
夏休みで学校がないからだろう。
良く毬江が咲に教えてもらっている姿を見かける。
そして今も、楽しげに勉強をしているようだ。
今日はめずらしく相手も気づいていないようなので、そっとその場を離れる。
「声かけなくていいんですか?」
少し離れてから今日のバディだった郁に聞かれ、小牧はいいんだ、と答える。
「彼女も一生懸命頑張ってるしね。」
大学を目指していることはこの前聞いた。
一度は浪人も考えていたが、最近では咲の献身的な家庭教師ぶりに、
成績も上がってきているらしい。
このままいけば、志望校に今年合格するのも夢ではないそうだ。
ーー 咲ってね、すごく頭がいいの。
勉強も、いつもトップクラスなの ーー
でも、と毬江はどこかさみしげに言葉をつなげた。
ーー 大学には興味はないみたい ーー
一緒に行きたかったな、と呟く姿は、半年前には見られなかったものだ。
椅子がひかれる音がする。
小さい音だが、その音がした方向が方向だけに、小牧の耳には届いた。
ちらりと見れば、咲が立ち上がり、席をはずす。
(本当に気を遣う子と言うか……)
これも毬江のことを大切に思ってくれているからと思うと、ありがたくもある。
彼女の向かった先に目を向けると、柴崎がレファレンスをしているのが目に入った。
少し離れたところでその様子をじっと見ている咲。
小牧はそれを確認してから、毬江の元に向かった。
大切な女の子のおともだち
