本編 ーthirdー
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そっか、卒業アルバムで私の家を」
返ってきた笠原の前で、2人は土下座の勢いだった。
「すみません」
「私からも謝ります」
泣きだしてしまう佐々木に、笠原はティッシュの箱を差しだした。
「納得できたから良いよ。
謝らないと気が済まないのは分かるから、気持ちは受け取っとくけど、気にしなくていいよ」
咲は自分の膝に視線を落とした。
笠原は優しいのだ、いつも。
弱いものに優しい。
それは正義のヒーローのごとく。
「私に覚悟と配慮が足りなかったって話なの。
業務部に私の弱みをしゃべれって脅されること、考えとかなきゃいけなかった。
ごめんね、あたしのせいで辛い思いさせて」
(優しすぎるんだ)
だから、柴崎はその分、笠原を守るために視線を鋭くする。
堂上も過保護になる。
「笠原さんは悪くないです……!」
佐々木が嗚咽を上げた。
「うん、でもあたしの上官はきっとそう言って怒るの。
そんで、あたしはそう叱る上官を尊敬しているの」
(だから上官は、一層厳しくなる)
そして、またこの先輩は強くなるのだ、と咲は目を閉じた。
自分の弱さに蓋をするように。
目をそむけるように。
私が一番弱いのは、私が一番よく知っているから
返ってきた笠原の前で、2人は土下座の勢いだった。
「すみません」
「私からも謝ります」
泣きだしてしまう佐々木に、笠原はティッシュの箱を差しだした。
「納得できたから良いよ。
謝らないと気が済まないのは分かるから、気持ちは受け取っとくけど、気にしなくていいよ」
咲は自分の膝に視線を落とした。
笠原は優しいのだ、いつも。
弱いものに優しい。
それは正義のヒーローのごとく。
「私に覚悟と配慮が足りなかったって話なの。
業務部に私の弱みをしゃべれって脅されること、考えとかなきゃいけなかった。
ごめんね、あたしのせいで辛い思いさせて」
(優しすぎるんだ)
だから、柴崎はその分、笠原を守るために視線を鋭くする。
堂上も過保護になる。
「笠原さんは悪くないです……!」
佐々木が嗚咽を上げた。
「うん、でもあたしの上官はきっとそう言って怒るの。
そんで、あたしはそう叱る上官を尊敬しているの」
(だから上官は、一層厳しくなる)
そして、またこの先輩は強くなるのだ、と咲は目を閉じた。
自分の弱さに蓋をするように。
目をそむけるように。
私が一番弱いのは、私が一番よく知っているから
