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通された一室で待っていたのは、モコナだった。
「サクラ!サクラは!?」
ただならぬ様子を感じ取ったモコナは、必死に姫の名を呼んだ。
うなだれるおれ達は、それに返す言葉を持たない。
「サクラはここにいるわ。」
次元の魔女さんの声にモコナが驚く。
「侑子!?」
モコナの額の石からではなく、壁のモニターに彼女は映し出されていた。
手には筒状の魔法具を持っており、中で淡い光が漂っている。
「以前他の世界からやってきた方が通信経路を作ってくださったんです。」
イーグルの言葉に、この世界は他世界との交流があることを知る。
そう言えば、さっき魔女さんがステージで黒鋼さんを諫めてくれた時も、こんなモニターに映っていた。
「サクラは夢で見た惨状を変えようとしたの。
姫はファイに自分を刺させたくなどなかった。
でもそれは回避できないほど強い呪いだったの。
だからその先の未来だけでも変えようと思った。
強運を対価に。」
静かに語られる言葉に、黒鋼さんは口を開いた。
さっきはあんなにも怒りに燃えていた瞳は、今はもう静かに魔女さんを見つめている。
やはり強い人だ、と思う。
おれの時も、ファイさんのときも、この人は揺らいだとしてもすぐに戻る。
軸がぶれないのだ。
(おれも、いつか。)
姫を護り、この旅を無事に、終えられるように。
紅い瞳から目を離して魔女さんを見る。
「右足か。」
姫の強運をもってすれば、あの右足が治る可能性もきっとあった。
それをふいにしたということだろう。
「ええ。
そうしてでもファイの呪いを解きたかった。」
おれ達はどれほど苦しまねばならないのだろうと思う。
また一人、大切な姫を失って。
それも、ファイさんが自らの手で。
これからのファイさんの事を思うと、姫がここにいないことに輪をかけて辛くなる。
「サクラちゃんは知っていたんですね。
俺が嘘をついていたことを。
セレスに羽根があることを。」
ベッドに伏せていたファイさんが体を起こした。
「魔力のある君も気づいていたから、オレと距離をとっていた。
初めて君達に出会った時、オレはすでに羽根をひとつ持っていたことだって、気づいてるよね。」
うつむいたまま静かに語られるそれは、おれがずっと隠してきたこと。
でも気づかれてしまったなら、頷かざるを得ない。
頷いたことは気配でわかったのだろう。
ファイさんは自嘲気味に笑った。
「オレは自分より強い魔力を持った者を殺す呪いがかけられている。
貴女も気づいていたはずだ。
知っていたのになぜ行かせたんですか。」
ファイさんは苦しげにそう吐きだした。
「それがあなたの望みだからよ。」
「仕組まれたことであっても?」
「出会って一緒にいて、どうするかを選ぶのはあなた次第よ。」
ファイさんはようやく顔を上げた。
驚いた顔に、自由に見えるようでいてこの人はずっと縛られて生きているのだろうと感じた。
おれたちはファイさんがいた国セレスのことも、ファイさんの過去も何も知らない。
だから、彼が一体なにに縛られているのかは分からない。
けれど姫がファイさんに言ったのだ。
自分をいちばん大切にしてくれと。
そしておれたちに彼を託した。
ならば、おれは姫の頼みを聞きたいし、願いを叶えたい。
「魂はその中か。
急ぐのは体だな。」
少しの沈黙の後、黒鋼さんが言った。
となれば行先はファイさんの故郷セレスになる。
だがモコナは行先を選ぶことはできない。
「お願いがあります。」
次に口を開いたのはファイさんだった。
決意を固めた表情で、彼は静かに言った。
「俺が今使える魔力では足りないだろうから、右目を対価に。」
黒鋼さんが目を見開いた。
おれがさくらを大切に思うように、黒鋼さんもきっとファイさんが大切なんだろうと思う。
だからこそ、こんなに辛そうなんだ。
そのことに、ファイさんは気づいているんだろうか。
ファイさんだって、黒鋼さんのことは大切に決まっている。
いつもおれ達を庇って怪我をする黒鋼さんを見る瞳は、ひどく辛そうだから。
「本当は眼球をえぐって渡せばいいのですが、これは魔力の元だから両目ともなくせばさすがに死ぬでしょう。
今はまだ死ねない。
この目に見えるすべてを対価に、セレスへ戻ります。」
「だめ!
絶対だめ!
ファイ見えなくなっちゃうよ!」
モコナの悲痛な叫びは、おれ達の言葉を代弁していた。
「オレが渡せる対価なんてもう」
黒鋼さんが話の途中でファイさんを思いっきり殴り飛ばした。
不意打ちだったこともあるのか、ファイさんはベッドに倒れこむ。
「黒鋼!」
モコナが驚いたように呼んで、ファイさんに駆け寄ろうとするのを、おれは抱きとめた。
黒鋼さんはファイさんに馬乗りになると首に手をかけた。
流石におれも驚く。
しかし彼女はそのまま殺すわけではなく、ファイさんを逃げられないような至近距離で睨みつけた。
「お前の命は俺がもらったと言ったはずだ。
勝手な真似は許さん。」
驚いたファイさんは言葉を返せない。
黒鋼さんは勝気に笑うと、首から手を離した。
紅い瞳が次に見据えたのは、魔女さんだった。
「おい魔女。
あいつの願いは、叶ったのか?」
いったい誰の話か、おれにはわからない。
でも、魔女さんは分かっているようだ。
「さぁ、どうかしらね?」
楽しげに笑う。
叶ったのかなぁ、とぼんやりと思った。
ふと見ると、ファイさんは驚いた顔をしていて、黒鋼さんは何かをかみしめるような、どこか苦しげな顔をしていた。
「ならなおさらだな。」
ぽつりとつぶやかれた言葉。
「この選択をもう一人の俺が望んだのであれば、その責任を背負うべきは俺だ。」
「君もただの被害者の一人だろう!」
どうやらファイさんも何か知っているらしい。
「だからだ。」
黒鋼さんは、おれを見て、淡く微笑んだ。
次にモコナ、そしてファイさん。
二人が何を言い合っているのか、おれにもおぼろげにわかった。
この世界にいた黒鋼さんの願いが、今回の悲劇を生んだということ。
この悲劇がなければ、おれたちの目の前にいる黒鋼さんは。
「その願いがなければ、俺はこの世にいない。
それを被害と言うのか否か、今決めるのは時期尚早だろう。」
思わず息をのむ。
ひとつの選択によって生まれた命、ねじ曲がる過去。
それはきっと、おれの願いも同じように産んだ悲劇だ。
黒鋼さんはじっと左手の傷を見つめた。
「ただ・・・俺は彼が願ってくれて良かったと思ってしまった。
これほどの苦しみを、お前達に背負わせておきながら。
・・・すまない。」
これらの悲劇の上に、彼女の命は成り立つのだ。
「だから、できることなら、姫を、こいつらを、護りたい。」
部屋に沈黙が舞い降りた。
誰も、ファイさんでさえも、返す言葉を持たなかった。
黒鋼さんは淡く微笑むと、もう一度魔女さんを見た。
「姫の魂のほうは無事か?」
「ええ。」
「やはり体か。」
セレスへ行くということだ。
「モコナも行く!」
真っ先に手を挙げた。
小さくて弱いモコナは、誰よりも優しくて温かい。
「ああ。」
「おれも行く。」
黒鋼さんは分かっているようにうなずいてくれた。
そして、モコナがぴょん、とファイさんに飛びついた。
「ファイも一緒に行こう。
4人で一緒に対価を払おう。
サクラを助けに。」
蒼い瞳は驚いたように見開かれた。
「でも・・・オレは知っていても何も言わなかった。」
「それはサクラが貴方を信じていたからだ。
嘘ごとあなたを信じていた。
貴方を頼むといわれたんだ。
おれは貴方を信じる。」
黒鋼さんは、当たり前だとでも言うように、目を閉じて腕を組んでいた。
この人はいつもそうだ。
心の底から、おれたちを丸ごと信じてくれている。
まるごと全部、護ってくれる。
「・・・ありがとう。」
小さなファイさんのお礼はくすぐったくて、おれは思わず笑った。
モコナも嬉しそうに笑った。
黒鋼さんも、薄く目を開いて、おれたちを見た。
ばらばらになどなっていなかった。
おれたちは、ちゃんとつながっていた。
今はあとひとり、ここにはいないけれど、彼女のことは。
「必ず助け出す。」
と、誓って。
抜けるような青い空だった。
遠い昔ともに旅をした時、この空に青年を思った。
今は彼ではない同じ魂を思うけれど。
「旅立ったのか。」
いつの間にか隣にいた知世に問いかける。
「ええ。」
空はどこまでも青い。
次に行く世界はきっと、ひどく過酷になるだろう。
姫の体はセレスに落ちたと聞いた。
「俺の願いは叶った。」
あいつは、姫と小僧、そして自分を殺すことはなかった。
姫は危ない状況だが、それでも、みんな生きている。
「未来は、変わった。」
俺のいない未来は、続いていく。
俺の知らないところで。
「未来は常に変わり続けるものですから。」
知世はそっと俺の左手に触れた。
昔、別の世界の彼女がそこに作った傷は今はない。
代わりに、あの女の俺にはあった。
「善き旅路となりますよう。」
空を見上げる知世の隣で、紅い瞳は、じっと何かに耐えるように、閉じられた。
「サクラ!サクラは!?」
ただならぬ様子を感じ取ったモコナは、必死に姫の名を呼んだ。
うなだれるおれ達は、それに返す言葉を持たない。
「サクラはここにいるわ。」
次元の魔女さんの声にモコナが驚く。
「侑子!?」
モコナの額の石からではなく、壁のモニターに彼女は映し出されていた。
手には筒状の魔法具を持っており、中で淡い光が漂っている。
「以前他の世界からやってきた方が通信経路を作ってくださったんです。」
イーグルの言葉に、この世界は他世界との交流があることを知る。
そう言えば、さっき魔女さんがステージで黒鋼さんを諫めてくれた時も、こんなモニターに映っていた。
「サクラは夢で見た惨状を変えようとしたの。
姫はファイに自分を刺させたくなどなかった。
でもそれは回避できないほど強い呪いだったの。
だからその先の未来だけでも変えようと思った。
強運を対価に。」
静かに語られる言葉に、黒鋼さんは口を開いた。
さっきはあんなにも怒りに燃えていた瞳は、今はもう静かに魔女さんを見つめている。
やはり強い人だ、と思う。
おれの時も、ファイさんのときも、この人は揺らいだとしてもすぐに戻る。
軸がぶれないのだ。
(おれも、いつか。)
姫を護り、この旅を無事に、終えられるように。
紅い瞳から目を離して魔女さんを見る。
「右足か。」
姫の強運をもってすれば、あの右足が治る可能性もきっとあった。
それをふいにしたということだろう。
「ええ。
そうしてでもファイの呪いを解きたかった。」
おれ達はどれほど苦しまねばならないのだろうと思う。
また一人、大切な姫を失って。
それも、ファイさんが自らの手で。
これからのファイさんの事を思うと、姫がここにいないことに輪をかけて辛くなる。
「サクラちゃんは知っていたんですね。
俺が嘘をついていたことを。
セレスに羽根があることを。」
ベッドに伏せていたファイさんが体を起こした。
「魔力のある君も気づいていたから、オレと距離をとっていた。
初めて君達に出会った時、オレはすでに羽根をひとつ持っていたことだって、気づいてるよね。」
うつむいたまま静かに語られるそれは、おれがずっと隠してきたこと。
でも気づかれてしまったなら、頷かざるを得ない。
頷いたことは気配でわかったのだろう。
ファイさんは自嘲気味に笑った。
「オレは自分より強い魔力を持った者を殺す呪いがかけられている。
貴女も気づいていたはずだ。
知っていたのになぜ行かせたんですか。」
ファイさんは苦しげにそう吐きだした。
「それがあなたの望みだからよ。」
「仕組まれたことであっても?」
「出会って一緒にいて、どうするかを選ぶのはあなた次第よ。」
ファイさんはようやく顔を上げた。
驚いた顔に、自由に見えるようでいてこの人はずっと縛られて生きているのだろうと感じた。
おれたちはファイさんがいた国セレスのことも、ファイさんの過去も何も知らない。
だから、彼が一体なにに縛られているのかは分からない。
けれど姫がファイさんに言ったのだ。
自分をいちばん大切にしてくれと。
そしておれたちに彼を託した。
ならば、おれは姫の頼みを聞きたいし、願いを叶えたい。
「魂はその中か。
急ぐのは体だな。」
少しの沈黙の後、黒鋼さんが言った。
となれば行先はファイさんの故郷セレスになる。
だがモコナは行先を選ぶことはできない。
「お願いがあります。」
次に口を開いたのはファイさんだった。
決意を固めた表情で、彼は静かに言った。
「俺が今使える魔力では足りないだろうから、右目を対価に。」
黒鋼さんが目を見開いた。
おれがさくらを大切に思うように、黒鋼さんもきっとファイさんが大切なんだろうと思う。
だからこそ、こんなに辛そうなんだ。
そのことに、ファイさんは気づいているんだろうか。
ファイさんだって、黒鋼さんのことは大切に決まっている。
いつもおれ達を庇って怪我をする黒鋼さんを見る瞳は、ひどく辛そうだから。
「本当は眼球をえぐって渡せばいいのですが、これは魔力の元だから両目ともなくせばさすがに死ぬでしょう。
今はまだ死ねない。
この目に見えるすべてを対価に、セレスへ戻ります。」
「だめ!
絶対だめ!
ファイ見えなくなっちゃうよ!」
モコナの悲痛な叫びは、おれ達の言葉を代弁していた。
「オレが渡せる対価なんてもう」
黒鋼さんが話の途中でファイさんを思いっきり殴り飛ばした。
不意打ちだったこともあるのか、ファイさんはベッドに倒れこむ。
「黒鋼!」
モコナが驚いたように呼んで、ファイさんに駆け寄ろうとするのを、おれは抱きとめた。
黒鋼さんはファイさんに馬乗りになると首に手をかけた。
流石におれも驚く。
しかし彼女はそのまま殺すわけではなく、ファイさんを逃げられないような至近距離で睨みつけた。
「お前の命は俺がもらったと言ったはずだ。
勝手な真似は許さん。」
驚いたファイさんは言葉を返せない。
黒鋼さんは勝気に笑うと、首から手を離した。
紅い瞳が次に見据えたのは、魔女さんだった。
「おい魔女。
あいつの願いは、叶ったのか?」
いったい誰の話か、おれにはわからない。
でも、魔女さんは分かっているようだ。
「さぁ、どうかしらね?」
楽しげに笑う。
叶ったのかなぁ、とぼんやりと思った。
ふと見ると、ファイさんは驚いた顔をしていて、黒鋼さんは何かをかみしめるような、どこか苦しげな顔をしていた。
「ならなおさらだな。」
ぽつりとつぶやかれた言葉。
「この選択をもう一人の俺が望んだのであれば、その責任を背負うべきは俺だ。」
「君もただの被害者の一人だろう!」
どうやらファイさんも何か知っているらしい。
「だからだ。」
黒鋼さんは、おれを見て、淡く微笑んだ。
次にモコナ、そしてファイさん。
二人が何を言い合っているのか、おれにもおぼろげにわかった。
この世界にいた黒鋼さんの願いが、今回の悲劇を生んだということ。
この悲劇がなければ、おれたちの目の前にいる黒鋼さんは。
「その願いがなければ、俺はこの世にいない。
それを被害と言うのか否か、今決めるのは時期尚早だろう。」
思わず息をのむ。
ひとつの選択によって生まれた命、ねじ曲がる過去。
それはきっと、おれの願いも同じように産んだ悲劇だ。
黒鋼さんはじっと左手の傷を見つめた。
「ただ・・・俺は彼が願ってくれて良かったと思ってしまった。
これほどの苦しみを、お前達に背負わせておきながら。
・・・すまない。」
これらの悲劇の上に、彼女の命は成り立つのだ。
「だから、できることなら、姫を、こいつらを、護りたい。」
部屋に沈黙が舞い降りた。
誰も、ファイさんでさえも、返す言葉を持たなかった。
黒鋼さんは淡く微笑むと、もう一度魔女さんを見た。
「姫の魂のほうは無事か?」
「ええ。」
「やはり体か。」
セレスへ行くということだ。
「モコナも行く!」
真っ先に手を挙げた。
小さくて弱いモコナは、誰よりも優しくて温かい。
「ああ。」
「おれも行く。」
黒鋼さんは分かっているようにうなずいてくれた。
そして、モコナがぴょん、とファイさんに飛びついた。
「ファイも一緒に行こう。
4人で一緒に対価を払おう。
サクラを助けに。」
蒼い瞳は驚いたように見開かれた。
「でも・・・オレは知っていても何も言わなかった。」
「それはサクラが貴方を信じていたからだ。
嘘ごとあなたを信じていた。
貴方を頼むといわれたんだ。
おれは貴方を信じる。」
黒鋼さんは、当たり前だとでも言うように、目を閉じて腕を組んでいた。
この人はいつもそうだ。
心の底から、おれたちを丸ごと信じてくれている。
まるごと全部、護ってくれる。
「・・・ありがとう。」
小さなファイさんのお礼はくすぐったくて、おれは思わず笑った。
モコナも嬉しそうに笑った。
黒鋼さんも、薄く目を開いて、おれたちを見た。
ばらばらになどなっていなかった。
おれたちは、ちゃんとつながっていた。
今はあとひとり、ここにはいないけれど、彼女のことは。
「必ず助け出す。」
と、誓って。
抜けるような青い空だった。
遠い昔ともに旅をした時、この空に青年を思った。
今は彼ではない同じ魂を思うけれど。
「旅立ったのか。」
いつの間にか隣にいた知世に問いかける。
「ええ。」
空はどこまでも青い。
次に行く世界はきっと、ひどく過酷になるだろう。
姫の体はセレスに落ちたと聞いた。
「俺の願いは叶った。」
あいつは、姫と小僧、そして自分を殺すことはなかった。
姫は危ない状況だが、それでも、みんな生きている。
「未来は、変わった。」
俺のいない未来は、続いていく。
俺の知らないところで。
「未来は常に変わり続けるものですから。」
知世はそっと俺の左手に触れた。
昔、別の世界の彼女がそこに作った傷は今はない。
代わりに、あの女の俺にはあった。
「善き旅路となりますよう。」
空を見上げる知世の隣で、紅い瞳は、じっと何かに耐えるように、閉じられた。