4月10日 3日目
[町]どこからか、君の大好きな人の声がしている。狂おしいほど愛おしい。君は大声でその人の名前を呼んだ。《探索3以上で発見【魂+3、不要な異形を1つ捨てることができる】》だが、それは夢であった。
#黄昏町の怪物
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夢を見た。幼い頃はよく、自分がここにいてもいいのか分からなくなって不安になることが多かった。
だから、学校の机や自宅の表札に書かれた自分の名前を何度も見に行った。
別に、誰かから「いなくなれ」というメッセージを送られてたわけじゃなく、一人でいると漠然と不安な気持ちにかられていただけで。
名前があることで、そこに所属していることを確かめて安心したかったんだ。
見たのはその頃の夢。また家の表札に向かっていたら、どこかから自分の名を呼ぶ声がする。
どこにいるの？自分を呼んでくれている、君のそばは自分がいてもいい場所？
行きたい。どこに、いるの？
探しているうちに目が覚めた。

今では人が近くにいるだけで疲れるのに。なんでこんな夢を見たんだ。なつかしくて、でも悲しくなった。

『探索3以下のため、見つけられず。』
魂12/力0/探索0