BONDS IN ANOTHER WORLD ーコラボ小説・未完ー
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拓「でも、涼哉だってそうじゃない?」
眞『まぁね。あたしにとっても涼哉はいなくてはならない大切な存在だからね。』
拓「――俺たちって、不思議なほど似てるよね。」
いくらかの沈黙ののち、拓斗はぼんやりと呟いた。
眞『ん、そだね。…確かに、似た者同士だよ。』
拓「だから、こうして集められたのかな…?なんて、ね。あ、あんみつきたよ。」
気付けば、先程の男性がお盆にあんみつとお茶を二つずつのせ、二人の傍に立っている。
拓斗の言葉で二人の会話が途切れると、男性は軽く会釈をして二人の前にあんみつを置いた。
眞『ん――そうかも、ね?まぁ、食べよっか。めちゃ美味いよ!』
そう言いながらも、もう既に二口目を運んでいる。
呆気にとられる拓斗。
そんな光景に、店の男性はクスリと笑い、「ごゆっくり」とだけ言って、再び店の奥に戻っていった。
拓「…い、頂きます。」
眞『お、食べて食べてー』
拓斗はあんみつをゆっくりと口に運んだ。
拓「……あ、美味しい。」
眞『でしょ??あたし、ここのあんみつが一番好きなんだー!甘党のあたしが言うんだから間違いないさー!!』
拓斗の反応に、眞那の顔も自然と綻ぶ。
拓「確かに、ここのは他の店とは桁違いに美味しいね。向こうの世界にもこの店あるのかなぁ…?そういえば、ここのって持ち帰りできる?」
拓斗はふとあんみつから視線を上げた。
眞『多分、できるはずだよ。それじゃ持ち帰りに一つづつ頼むか??』
拓「そうだね。折角だから、亜莉亜にも食べさせてあげたいし。」
眞「おじさーん、あんみつ二つ包んでもらえる?」
「はい、あんみつ二つね。」
店のおじさんが、あんみつ包む。
「お代はいらないよ。眞那ちゃんは常連だからね、サービスだよ」
眞「ありがとう、おじさん。また来るね」
「またいつでも遊びに来な!」
あんみつを受け取った二人は、店の外に出た。
拓「良いおみやげができたね」
眞「そうだね。早く持って帰ってあげようか」
拓「そういえば、今向こうは二人っきりなんだよね……」
眞「拓斗……。何心配してんの。亜莉亜と涼哉に限っては大丈夫だよ!」
拓「いや、どうかな……。涼哉が亜莉亜に手を出してないか心配──なんてね」
拓斗が笑う。
眞「あはは。まさか、ね」
そんな話をしている二人をじっと見つめる影があった──
影は緑色の瞳を怪しげに光らせ、二人を値踏みするように見る。
しばらくすると、嬉しそうに口角を上げ、ぽそりと何かを呟いた。
そして、影は踵を返し、人の波に消えていった。
眞『まぁね。あたしにとっても涼哉はいなくてはならない大切な存在だからね。』
拓「――俺たちって、不思議なほど似てるよね。」
いくらかの沈黙ののち、拓斗はぼんやりと呟いた。
眞『ん、そだね。…確かに、似た者同士だよ。』
拓「だから、こうして集められたのかな…?なんて、ね。あ、あんみつきたよ。」
気付けば、先程の男性がお盆にあんみつとお茶を二つずつのせ、二人の傍に立っている。
拓斗の言葉で二人の会話が途切れると、男性は軽く会釈をして二人の前にあんみつを置いた。
眞『ん――そうかも、ね?まぁ、食べよっか。めちゃ美味いよ!』
そう言いながらも、もう既に二口目を運んでいる。
呆気にとられる拓斗。
そんな光景に、店の男性はクスリと笑い、「ごゆっくり」とだけ言って、再び店の奥に戻っていった。
拓「…い、頂きます。」
眞『お、食べて食べてー』
拓斗はあんみつをゆっくりと口に運んだ。
拓「……あ、美味しい。」
眞『でしょ??あたし、ここのあんみつが一番好きなんだー!甘党のあたしが言うんだから間違いないさー!!』
拓斗の反応に、眞那の顔も自然と綻ぶ。
拓「確かに、ここのは他の店とは桁違いに美味しいね。向こうの世界にもこの店あるのかなぁ…?そういえば、ここのって持ち帰りできる?」
拓斗はふとあんみつから視線を上げた。
眞『多分、できるはずだよ。それじゃ持ち帰りに一つづつ頼むか??』
拓「そうだね。折角だから、亜莉亜にも食べさせてあげたいし。」
眞「おじさーん、あんみつ二つ包んでもらえる?」
「はい、あんみつ二つね。」
店のおじさんが、あんみつ包む。
「お代はいらないよ。眞那ちゃんは常連だからね、サービスだよ」
眞「ありがとう、おじさん。また来るね」
「またいつでも遊びに来な!」
あんみつを受け取った二人は、店の外に出た。
拓「良いおみやげができたね」
眞「そうだね。早く持って帰ってあげようか」
拓「そういえば、今向こうは二人っきりなんだよね……」
眞「拓斗……。何心配してんの。亜莉亜と涼哉に限っては大丈夫だよ!」
拓「いや、どうかな……。涼哉が亜莉亜に手を出してないか心配──なんてね」
拓斗が笑う。
眞「あはは。まさか、ね」
そんな話をしている二人をじっと見つめる影があった──
影は緑色の瞳を怪しげに光らせ、二人を値踏みするように見る。
しばらくすると、嬉しそうに口角を上げ、ぽそりと何かを呟いた。
そして、影は踵を返し、人の波に消えていった。