BONDS IN ANOTHER WORLD ーコラボ小説・未完ー
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『ったく…とんだ災難だったな。』
瀞霊廷内のとある森の中。
機嫌が良い、とは決して思えないような表情で、斬魄刀についた血をはらう女性が一人。
青空の元、鮮やかな空色の長髪を風になびかせている彼女は、この世のものではないかのように…美しかった。
「こらこら、眉間にしわ寄せないの。せっかくの美人さんが台無しだよ。」
ケラケラと笑いながら、一人の男が近づく。
その表情は、限り無く優しく、温かい。
『戯言を言うな。』
「はいはい。ほんと、ご機嫌斜めなんだから…亜莉亜は。」
亜莉亜。
そう呼ばれた女は、むっすりとしていた表情を緩めると、フウッと息を吐き出した。
『緊急応援要請なんかが出されて、急いで駆け付けてみたら十二番隊のミスで研究用の虚が逃げ出しただけ、だと?…零番隊は雑用係じゃねぇんだぞ。なぁ、拓斗。』
どうやら、男の方の名は拓斗というらしい。
拓「ま、そうだけどさぁ…流魂街に虚が溢れだす前に仕留める必要があったんだし?仕方ないって。」
これも零番隊の任務だよ、と亜莉亜を励ます拓斗。
ふと、ふわりと強い風が吹いた。
亜莉亜の背中に書かれた《零》の文字が、髪の毛の間から顔を見せる。
"神影亜莉亜"。
王属特務零番隊の隊長を務める彼女の本名だ。
流魂街出身でありながら、山本元柳斎総隊長の元修行を積み、現在の地位まで上りつめた。
ついでに、拓斗の本名は"我妻拓斗"。
亜莉亜率いる零番隊の副隊長であると共に、上流貴族我妻家の歴とした当主だ。
二人は、幼いときから常に行動を共にし切磋琢磨してきた、親友であり、家族であり、良きライバルでもある。
拓「ねぇ、亜莉亜?虚退治も終わったことだし、そろそろ隊舎に戻らない?」
笑顔で提案する拓斗。
亜莉亜は、静かに頷いた。
『確かに、こんな気色悪い場所に長くとどまりたくはないからな。』
亜莉亜は静かに辺りを見回した。
辺り一面、血の海だ。
拓「…やったのは俺たちでしょうが。」
苦笑いの拓斗。
二人は、隊舎への道のりを歩みだした。
瀞霊廷内のとある森の中。
機嫌が良い、とは決して思えないような表情で、斬魄刀についた血をはらう女性が一人。
青空の元、鮮やかな空色の長髪を風になびかせている彼女は、この世のものではないかのように…美しかった。
「こらこら、眉間にしわ寄せないの。せっかくの美人さんが台無しだよ。」
ケラケラと笑いながら、一人の男が近づく。
その表情は、限り無く優しく、温かい。
『戯言を言うな。』
「はいはい。ほんと、ご機嫌斜めなんだから…亜莉亜は。」
亜莉亜。
そう呼ばれた女は、むっすりとしていた表情を緩めると、フウッと息を吐き出した。
『緊急応援要請なんかが出されて、急いで駆け付けてみたら十二番隊のミスで研究用の虚が逃げ出しただけ、だと?…零番隊は雑用係じゃねぇんだぞ。なぁ、拓斗。』
どうやら、男の方の名は拓斗というらしい。
拓「ま、そうだけどさぁ…流魂街に虚が溢れだす前に仕留める必要があったんだし?仕方ないって。」
これも零番隊の任務だよ、と亜莉亜を励ます拓斗。
ふと、ふわりと強い風が吹いた。
亜莉亜の背中に書かれた《零》の文字が、髪の毛の間から顔を見せる。
"神影亜莉亜"。
王属特務零番隊の隊長を務める彼女の本名だ。
流魂街出身でありながら、山本元柳斎総隊長の元修行を積み、現在の地位まで上りつめた。
ついでに、拓斗の本名は"我妻拓斗"。
亜莉亜率いる零番隊の副隊長であると共に、上流貴族我妻家の歴とした当主だ。
二人は、幼いときから常に行動を共にし切磋琢磨してきた、親友であり、家族であり、良きライバルでもある。
拓「ねぇ、亜莉亜?虚退治も終わったことだし、そろそろ隊舎に戻らない?」
笑顔で提案する拓斗。
亜莉亜は、静かに頷いた。
『確かに、こんな気色悪い場所に長くとどまりたくはないからな。』
亜莉亜は静かに辺りを見回した。
辺り一面、血の海だ。
拓「…やったのは俺たちでしょうが。」
苦笑いの拓斗。
二人は、隊舎への道のりを歩みだした。
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