何だかんだのMerry Christmas
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更にヒートアップした零番隊の雪合戦。
とっくに周りが見えなくなった彼らの雪合戦は、もう子供の遊びではない。
これは一種の戦争だ。
霊圧を纏わせたより殺傷能力の強い雪を全力で投げつけあうこの雪合戦が、零番隊隊舎内だけでなく瀞霊挺全土にまで甚大な被害をもたらしたことは__言うまでもない。
後日、零番隊隊舎に最新の瀞霊挺通信と一つの白い封筒が届けられた。
「あれ?今回、零番隊特集になってる。」
瀞霊挺通信を一目見た拓斗が、そう言葉を漏らした。
『内容は?』
横から亜莉亜が通信をのぞきこむ。
零番隊について書かれた ページには、こう記されてあった。
《零番隊*まさかの本気雪合戦__先日25日のクリスマスの日、どういうわけか零番隊実力者達による雪合戦が行われた。その中には、意外なことにもあの神影隊長の姿もあり、一心に雪合戦を楽しむ様子が見て取れた。よって、その様子を捉えた特別写真集の発売が決定した。(先行販売を女性死神協会が実施中)神影隊長だけでなく、他、我妻副隊長や松本龍四席の秘蔵写真も掲載。買って損は無しの一冊。女性死神協会に資金の提供をすれば、より貴重なグッズを手に入れることもできるそうだ。零番隊を愛する諸君、この際、女性死神協会と協力してみてはどうだろう。:写真集には部数に限り有り。お求めはお早めに。》
『…はぁ。また女性死神協会の仕業か。もう、相手をするのも面倒くさいから、これは放っておくか。』
亜莉亜は苦い表情でそう言うと、がっくりと肩を落とした。
「そうだね。__じゃあ、こっちの封筒は何だろう?開けるよ。」
綺麗に糊付けされた封筒を丁寧に開くと、中から折り畳まれた白い紙が現れた。
それに簡単に目を通した拓斗は、無言で亜莉亜に書面を見せる。
『雪合戦での建造物破壊による賠償金161,956,274環の支払いを命ず…。よし、拓斗、行ってこい。』
「オーケー。全額ともうちょっとくらい、ぼったくってくるから。…王族から。」
おどけて敬礼をした拓斗と目を合わせ、亜莉亜は小さく笑った。
その胸元には、青く小さな宝石がさり気なく、だが確かに輝いていた。
とっくに周りが見えなくなった彼らの雪合戦は、もう子供の遊びではない。
これは一種の戦争だ。
霊圧を纏わせたより殺傷能力の強い雪を全力で投げつけあうこの雪合戦が、零番隊隊舎内だけでなく瀞霊挺全土にまで甚大な被害をもたらしたことは__言うまでもない。
後日、零番隊隊舎に最新の瀞霊挺通信と一つの白い封筒が届けられた。
「あれ?今回、零番隊特集になってる。」
瀞霊挺通信を一目見た拓斗が、そう言葉を漏らした。
『内容は?』
横から亜莉亜が通信をのぞきこむ。
零番隊について書かれた ページには、こう記されてあった。
《零番隊*まさかの本気雪合戦__先日25日のクリスマスの日、どういうわけか零番隊実力者達による雪合戦が行われた。その中には、意外なことにもあの神影隊長の姿もあり、一心に雪合戦を楽しむ様子が見て取れた。よって、その様子を捉えた特別写真集の発売が決定した。(先行販売を女性死神協会が実施中)神影隊長だけでなく、他、我妻副隊長や松本龍四席の秘蔵写真も掲載。買って損は無しの一冊。女性死神協会に資金の提供をすれば、より貴重なグッズを手に入れることもできるそうだ。零番隊を愛する諸君、この際、女性死神協会と協力してみてはどうだろう。:写真集には部数に限り有り。お求めはお早めに。》
『…はぁ。また女性死神協会の仕業か。もう、相手をするのも面倒くさいから、これは放っておくか。』
亜莉亜は苦い表情でそう言うと、がっくりと肩を落とした。
「そうだね。__じゃあ、こっちの封筒は何だろう?開けるよ。」
綺麗に糊付けされた封筒を丁寧に開くと、中から折り畳まれた白い紙が現れた。
それに簡単に目を通した拓斗は、無言で亜莉亜に書面を見せる。
『雪合戦での建造物破壊による賠償金161,956,274環の支払いを命ず…。よし、拓斗、行ってこい。』
「オーケー。全額ともうちょっとくらい、ぼったくってくるから。…王族から。」
おどけて敬礼をした拓斗と目を合わせ、亜莉亜は小さく笑った。
その胸元には、青く小さな宝石がさり気なく、だが確かに輝いていた。