何だかんだのMerry Christmas
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「どう?綺麗でしょう?」
得意気に拓斗が笑う。
亜莉亜は小箱から目を離さずにこくりと頷いた。
「…ちょっと貸してね。」
拓斗は小箱に手をのばすと、そっと中身を取り出した。
そしてソファーから立ち上がり、亜莉亜の背後にまわる。
『拓斗…?』
「つけてあげる。」
『…っ!』
首筋に冷たい感覚が走り、亜莉亜はびくりと体を震わせる。
「ちょっと待ってね――よし、出来た。」
亜莉亜の長い髪を指先で自然にほぐした拓斗は、再び亜莉亜の正面に戻り、嬉しそうに顔を綻ばせた。
「亜莉亜、凄く似合ってる。」
『…』
拓斗にそう言われ、亜莉亜は自分の胸元に目をやった。
青い輝きを放つ小さな宝石が、細い鎖の先でキラキラと光っていた。
『…ありがとう、拓斗。』
亜莉亜は顔を上げ、ふわりと微笑んだ。
「っ!!」
拓斗はそれを正面から見ていられなくてパッと目をそらした。
亜莉亜は不思議そうに首をかしげている。
「…気に入ってくれたなら、嬉しいよ。」
火照る顔を必死に隠しながら、拓斗は何とかその言葉を絞り出した。
「あのさ、亜莉亜。」
『ん?』
「亜莉亜は、その、俺の事――」
バンッ!!
隊首室のドアが、勢いよく開いた。
「隊長っ!雪が、雪が積もってる!だから、だから!!」
目を輝かせた龍が、今すぐ走り出しそうな程の勢いで訴える。
亜莉亜はいつもの光景であるそれを見て、小さくため息をついた。
『龍…何度も言ってるだろ?隊首室に入るときは、必ずノックしろって。』
「あ…忘れてた!」
龍は身を強ばらせる。
叱られるとでも思ったのだろう。
しかし、亜莉亜はフッと息を吐くと、優しい表情で口を開いた。
『ま、今日くらいは許してやる。…それで、どうしたんだ?』
「折角雪が積もってるから、みんなで雪合戦でもしてぇなーって!!なぁ隊長、お願いっ!」
両手を合わせ、亜莉亜に懇願する龍。
『…溜まってる書類、今週中に片付けられるか?』
「う…頑張ります!終わらせます!!」
得意気に拓斗が笑う。
亜莉亜は小箱から目を離さずにこくりと頷いた。
「…ちょっと貸してね。」
拓斗は小箱に手をのばすと、そっと中身を取り出した。
そしてソファーから立ち上がり、亜莉亜の背後にまわる。
『拓斗…?』
「つけてあげる。」
『…っ!』
首筋に冷たい感覚が走り、亜莉亜はびくりと体を震わせる。
「ちょっと待ってね――よし、出来た。」
亜莉亜の長い髪を指先で自然にほぐした拓斗は、再び亜莉亜の正面に戻り、嬉しそうに顔を綻ばせた。
「亜莉亜、凄く似合ってる。」
『…』
拓斗にそう言われ、亜莉亜は自分の胸元に目をやった。
青い輝きを放つ小さな宝石が、細い鎖の先でキラキラと光っていた。
『…ありがとう、拓斗。』
亜莉亜は顔を上げ、ふわりと微笑んだ。
「っ!!」
拓斗はそれを正面から見ていられなくてパッと目をそらした。
亜莉亜は不思議そうに首をかしげている。
「…気に入ってくれたなら、嬉しいよ。」
火照る顔を必死に隠しながら、拓斗は何とかその言葉を絞り出した。
「あのさ、亜莉亜。」
『ん?』
「亜莉亜は、その、俺の事――」
バンッ!!
隊首室のドアが、勢いよく開いた。
「隊長っ!雪が、雪が積もってる!だから、だから!!」
目を輝かせた龍が、今すぐ走り出しそうな程の勢いで訴える。
亜莉亜はいつもの光景であるそれを見て、小さくため息をついた。
『龍…何度も言ってるだろ?隊首室に入るときは、必ずノックしろって。』
「あ…忘れてた!」
龍は身を強ばらせる。
叱られるとでも思ったのだろう。
しかし、亜莉亜はフッと息を吐くと、優しい表情で口を開いた。
『ま、今日くらいは許してやる。…それで、どうしたんだ?』
「折角雪が積もってるから、みんなで雪合戦でもしてぇなーって!!なぁ隊長、お願いっ!」
両手を合わせ、亜莉亜に懇願する龍。
『…溜まってる書類、今週中に片付けられるか?』
「う…頑張ります!終わらせます!!」