零番隊の恋愛事情
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零番隊第六席・桜ノ宮魅月の場合
「よし、あと一枚届ければお仕舞いねっ♪」
それが終われば、隊舎に帰り、お兄様に会える。
優しくて知的な最高なお兄様に…。
そう思えば、自然と足どりが軽くなった。
「零番隊の桜ノ宮魅月です!書類を届けにきました!!」
そう叫ぶのは、三番隊隊舎前。
程なくして、三番隊副隊長をつとめる吉良イヅルが現れた。
「これ、三番隊への書類です。」
魅月は書類の束を差し出す。
「あぁ、ありがとう。」
「じゃ、私はこれで!」
クルリと後ろを向き、小走りにその場を離れる魅月。
その姿をイヅルはじっと見ていた。
「桜ノ宮魅月…か。」
兄をひたすら想う、無邪気な魅月の姿がたまらなく可愛らしかった。
もしや、これは…
ザザッ!
"恋か!?"と思った瞬間、近くの木が不自然に揺れた。
「な、何だ!」
魅月と同じ黒い髪に、冷徹な漆黒の瞳…
「き、霧生君!?」
木にぶら下がっている怜に、イヅルは驚愕した。
「いつからそこに…?」
「霧生じゃない。桜ノ宮怜、正真正銘魅月の兄だ。」
表情を少しも変えず、怜は訂正した。
「はあ。」
とりあえず頷くイヅル。
「忠告しておく。俺の魅月に変な情を抱いたやつは…」
「…?」
「殺す。」
「ひッ!!」
怜はそれだけ言うと、消えた。
「やっぱり…あの子はよそう。」
一人残されたイヅルは、青い顔で呟いた。
もし本当に手を出したりなんてしたら…必ず殺される。
「ハァ…」
重いため息を吐きつつ、イヅルは仕事に戻った。
「よし、あと一枚届ければお仕舞いねっ♪」
それが終われば、隊舎に帰り、お兄様に会える。
優しくて知的な最高なお兄様に…。
そう思えば、自然と足どりが軽くなった。
「零番隊の桜ノ宮魅月です!書類を届けにきました!!」
そう叫ぶのは、三番隊隊舎前。
程なくして、三番隊副隊長をつとめる吉良イヅルが現れた。
「これ、三番隊への書類です。」
魅月は書類の束を差し出す。
「あぁ、ありがとう。」
「じゃ、私はこれで!」
クルリと後ろを向き、小走りにその場を離れる魅月。
その姿をイヅルはじっと見ていた。
「桜ノ宮魅月…か。」
兄をひたすら想う、無邪気な魅月の姿がたまらなく可愛らしかった。
もしや、これは…
ザザッ!
"恋か!?"と思った瞬間、近くの木が不自然に揺れた。
「な、何だ!」
魅月と同じ黒い髪に、冷徹な漆黒の瞳…
「き、霧生君!?」
木にぶら下がっている怜に、イヅルは驚愕した。
「いつからそこに…?」
「霧生じゃない。桜ノ宮怜、正真正銘魅月の兄だ。」
表情を少しも変えず、怜は訂正した。
「はあ。」
とりあえず頷くイヅル。
「忠告しておく。俺の魅月に変な情を抱いたやつは…」
「…?」
「殺す。」
「ひッ!!」
怜はそれだけ言うと、消えた。
「やっぱり…あの子はよそう。」
一人残されたイヅルは、青い顔で呟いた。
もし本当に手を出したりなんてしたら…必ず殺される。
「ハァ…」
重いため息を吐きつつ、イヅルは仕事に戻った。