拓「亜莉亜！？」
『５…』
抑揚の無い声で亜莉亜は呟く。
そして亜莉亜は浴衣の襟につけていた小さなピンを取った。
『４』
その右手に握られたピンが斬魄刀へと変化する。
拓斗たちはただ呆然としている。
『３』
亜莉亜は障子にスッと手をかけた。
『２』
スパァァン！
勢いよく開けられた障子が豪快に跳ねた。
しかし亜莉亜の視線は中庭を真っ直ぐ貫いている。
『１』
亜莉亜は斬魄刀――闇鬼を鞘から抜き、大きく振り上げた。
『ゼロ。』
亜莉亜がそう言った同時に、中庭に黒く大きい影が現れた。
刹那――
ザシュッ！！
それは真っ二つに割れた。
『昇華完了、と。』
崩れ行く虚の仮面を見ながら、亜莉亜は斬魄刀を鞘に直し、元のピンの形に戻す。
そして振り返って言った。
『泣く子も黙る零番隊隊長…まだその名に泣けるか？』
修平、恋次、イヅルの三人は、ぶるぶると首を振った。


波乱の慰安旅行が終わってからはや一週間。
十二番隊のある一室では、大きなスクリーンが様々な表情をみせる亜莉亜を写し出していた。
や「うーん…##NAME3##可愛いよね？」
首を捻るやちる。
乱「いつもの無表情と比べれば、かなり可愛いかったと思うわよ？」
砕「…しかし、あの神影があんなにも怖がるとはな。」
卯「それは亜莉亜さんだって人間なのですから。怖いものの一つや二つ…」
や「とにかくっ！##NAME3##可愛く大作戦は成功だよ！しっかり写真もとれたし大成功♪」
七「では会長、これからの女性死神協会の日程は、神影隊長2nd写真集《私だって女の子なんだ》の編集後、次のスクープ作戦を練る…ということでよろしいでしょうか。」
や「うんっ！みんなバシバシ働いてね！！」
やちるは満面の笑みでそう言った。




アンケートのコメント見て書きました。
ちょうど30000ヒット記念にもってこいだと。
リクエストしてくださった方、本当にありがとうございました。
そして、リクの内容をまっとうできず申し訳ありませんでした。
恋愛ネタの方は、40000ヒット記念の方で扱う予定です。
どうか温かく見守ってください。