零番隊隊長の休日
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『なぁ拓斗。』
拓「どうかした?」
隊舎に帰ってから、亜莉亜はさっきからずっと気になっていたことを拓斗に尋ねた。
『あの時、菫ばあちゃんに何て言ったんだ?』
亜莉亜は真面目な顔で尋ねるが、対する拓斗はというと、口元に弧を描いている。
拓「知りたい?」
『じらすな。』
亜莉亜が冷たい視線を送っているにもかかわらず、拓斗はなかなか言おうとしない。
『何なんだ』
拓「…ひ・み・つ!」
『え!?』
目を見開いて驚く亜莉亜。
拓斗は、その反応を楽しむように少しだけ笑みを浮かべると、窓の外に視線を移した。
拓「(《亜莉亜は俺が守り抜きます。だから心配いらないですよ。》なんて、直接言える訳ないよね。流石の俺でも恥ずかしいっつーの。)」
『おい、拓斗!聞いてるのか?全く。馬鹿にしやがって。』
拓「まぁまぁ。落ち着いて」
『怒らせてるのは誰だ!』
キレかかっている亜莉亜。
拓「いつか…」
『?』
拓「いつか話すから。…それまで待っててね。」
拓斗が微笑む。
『……変なヤツ。』
亜莉亜も笑みを浮かべる。
暖かな夕暮れ時の日差しが、二人の顔を照らしていた。
拓「どうかした?」
隊舎に帰ってから、亜莉亜はさっきからずっと気になっていたことを拓斗に尋ねた。
『あの時、菫ばあちゃんに何て言ったんだ?』
亜莉亜は真面目な顔で尋ねるが、対する拓斗はというと、口元に弧を描いている。
拓「知りたい?」
『じらすな。』
亜莉亜が冷たい視線を送っているにもかかわらず、拓斗はなかなか言おうとしない。
『何なんだ』
拓「…ひ・み・つ!」
『え!?』
目を見開いて驚く亜莉亜。
拓斗は、その反応を楽しむように少しだけ笑みを浮かべると、窓の外に視線を移した。
拓「(《亜莉亜は俺が守り抜きます。だから心配いらないですよ。》なんて、直接言える訳ないよね。流石の俺でも恥ずかしいっつーの。)」
『おい、拓斗!聞いてるのか?全く。馬鹿にしやがって。』
拓「まぁまぁ。落ち着いて」
『怒らせてるのは誰だ!』
キレかかっている亜莉亜。
拓「いつか…」
『?』
拓「いつか話すから。…それまで待っててね。」
拓斗が微笑む。
『……変なヤツ。』
亜莉亜も笑みを浮かべる。
暖かな夕暮れ時の日差しが、二人の顔を照らしていた。
[完]