零番隊隊長の休日
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山「それに、どうせお主も流魂街に出向く予定であったのじゃろう?」
ついでに頼む。といった様子で山じいは亜莉亜に言った。
『仕方ないな。』
亜莉亜は包みを受け取る。
山「そうじゃ、相手は流魂街に住むとはいえ、元は上流貴族じゃ。失礼の無いようにこれを着ていくがよい。」
そう言って渡された着物。
それが、亜莉亜が今着ている黒の着物と、その着物によく合う下駄だった。
『元から、そんな酷い格好はしていないと思うのだが』
カラン…コロン…
そう宙につぶやき、亜莉亜はまた歩き始めた。
もう亜莉亜の手に、山じいから預かった包みは無い。
だが亜莉亜が向かっている方向は瀞霊廷のある方向とは真逆。
しばらく歩いた後、亜莉亜はある古ぼけた家の前で足を止めた。
『何度来ても懐かしいものだな。』
そう言った顔にはうっすらと笑みが浮かんでいる。
今にも壊れそうな玄関の扉を少しだけ引き、亜莉亜は中に声をかける。
『菫ばあちゃん?』
菫「ん?どちら様で…おぉ亜莉亜ちゃんかい。あんまり綺麗なもんだから、あたしゃてっきり別人かと。」
やせ細り、腰が曲がってさえいるものの、よくしゃべる元気な老人が顔を出した。
亜莉亜はクスクスと笑う。
『まあ、ちょっと、な。』
菫「そうかいそうかい。さ、中へお入り。」
菫は笑顔で亜莉亜を招き入れる。
『ばあちゃん、調子はどうだ?』
菫「この通りじゃよ。あたしゃ、亜莉亜ちゃんが来てくれる限りは、元気でいられる自信があるからね。」
『変わらないな。昔と』
菫「そうかい?嬉しいこと言ってくれるじゃないか」
軽快に笑う菫。
亜莉亜と菫の出会いは、亜莉亜の幼少期に会った。
それもまた、亜莉亜が山じいに拾われるまでのころ。
空色の髪の毛に青の目。
そんな亜莉亜を、菫は全く怖がらずに受け入れたのだ。
ただ可愛いからといって。
ついでに頼む。といった様子で山じいは亜莉亜に言った。
『仕方ないな。』
亜莉亜は包みを受け取る。
山「そうじゃ、相手は流魂街に住むとはいえ、元は上流貴族じゃ。失礼の無いようにこれを着ていくがよい。」
そう言って渡された着物。
それが、亜莉亜が今着ている黒の着物と、その着物によく合う下駄だった。
『元から、そんな酷い格好はしていないと思うのだが』
カラン…コロン…
そう宙につぶやき、亜莉亜はまた歩き始めた。
もう亜莉亜の手に、山じいから預かった包みは無い。
だが亜莉亜が向かっている方向は瀞霊廷のある方向とは真逆。
しばらく歩いた後、亜莉亜はある古ぼけた家の前で足を止めた。
『何度来ても懐かしいものだな。』
そう言った顔にはうっすらと笑みが浮かんでいる。
今にも壊れそうな玄関の扉を少しだけ引き、亜莉亜は中に声をかける。
『菫ばあちゃん?』
菫「ん?どちら様で…おぉ亜莉亜ちゃんかい。あんまり綺麗なもんだから、あたしゃてっきり別人かと。」
やせ細り、腰が曲がってさえいるものの、よくしゃべる元気な老人が顔を出した。
亜莉亜はクスクスと笑う。
『まあ、ちょっと、な。』
菫「そうかいそうかい。さ、中へお入り。」
菫は笑顔で亜莉亜を招き入れる。
『ばあちゃん、調子はどうだ?』
菫「この通りじゃよ。あたしゃ、亜莉亜ちゃんが来てくれる限りは、元気でいられる自信があるからね。」
『変わらないな。昔と』
菫「そうかい?嬉しいこと言ってくれるじゃないか」
軽快に笑う菫。
亜莉亜と菫の出会いは、亜莉亜の幼少期に会った。
それもまた、亜莉亜が山じいに拾われるまでのころ。
空色の髪の毛に青の目。
そんな亜莉亜を、菫は全く怖がらずに受け入れたのだ。
ただ可愛いからといって。