セピア色のメモリー
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一番隊隊舎に集められた隊長格たちは、神妙な面持ちで机を囲んでいた。
流魂街全域への虚の異常発生。
過去に無いほどの事態に、誰もが焦りを感じていた。
山「改めて各隊の管轄を割り振る」
虚の強さや数に合わせ、一番から十三までの隊が割り振られてゆく。
振り分けが終わり、今にも出撃か。
そんなとき、偵察に従事していた隠密機動の隊士が一人、駆け込んできた。
「報告!西側エリアを中心に、虚の数が激減しているとのこと」
その言葉に空気がざわめく。
一体どういうことなのか。
「白いフードを被った何者かが、虚と戦闘を行っているようです」
まさか、旅禍。こんなときに。
そんな声もあがる中、京楽が口を開いた。
京「何か特徴とか無いのかい?どうやらこちらの味方さんみたいだけど」
「は。目撃者からは、世にも珍しい水色の髪の女だとか」
水色の髪。
その言葉で、京楽や山本総隊長をはじめとする数人の表情が緩んだ。
京「やってくれるね」
京楽が笑う。
「い、如何しましょう」
山「構うでない。各自自らが為すべきことに徹するよう伝えよ」
「承知」
誰もいなくなった広間で、ひとり。
山「帰ってきたか──」
懐かしむような、安堵のような。そんな笑みとともに。
流魂街全域への虚の異常発生。
過去に無いほどの事態に、誰もが焦りを感じていた。
山「改めて各隊の管轄を割り振る」
虚の強さや数に合わせ、一番から十三までの隊が割り振られてゆく。
振り分けが終わり、今にも出撃か。
そんなとき、偵察に従事していた隠密機動の隊士が一人、駆け込んできた。
「報告!西側エリアを中心に、虚の数が激減しているとのこと」
その言葉に空気がざわめく。
一体どういうことなのか。
「白いフードを被った何者かが、虚と戦闘を行っているようです」
まさか、旅禍。こんなときに。
そんな声もあがる中、京楽が口を開いた。
京「何か特徴とか無いのかい?どうやらこちらの味方さんみたいだけど」
「は。目撃者からは、世にも珍しい水色の髪の女だとか」
水色の髪。
その言葉で、京楽や山本総隊長をはじめとする数人の表情が緩んだ。
京「やってくれるね」
京楽が笑う。
「い、如何しましょう」
山「構うでない。各自自らが為すべきことに徹するよう伝えよ」
「承知」
誰もいなくなった広間で、ひとり。
山「帰ってきたか──」
懐かしむような、安堵のような。そんな笑みとともに。
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