セピア色のメモリー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
姫「つまり、あんたは既に死神で、何なら隊長格ってこと!?」
全てを知った姫香は、亜莉亜に詰め寄った。
『あ、いや、そういう訳でもないんだけど』
亜莉亜は困ったように首をすぼめる。
拓「実際のところ、まだ零番隊っていう隊は作られてないからね。それに、今はちょっと活動も休みがちだし。」
姫「ふーん…。でも、なんか意外。」
『何が?』
きょとんとした顔をしている亜莉亜の頭に、優しく手を重ねる姫香。
姫「こんな内気な子が、そんな大きなものを背負ってるとはね。」
そのまま亜莉亜の頭をわしゃわしゃとさする姫香。
亜莉亜は止めるよう姫香に言うが、姫香は全く聞いていない。
拓「俺もそう思う。亜莉亜は頼りないんだよね。」
『え!?じゃあ、拓斗が隊長したらいいじゃん!』
ようやく姫香の手を振りほどいた亜莉亜が、素早くツッコミを入れる。
拓「うそうそ。亜莉亜は隊長にぴったりだよ。なんたって、亜莉亜は頑張りやさんだからね。俺も頑張らなくちゃって思えるし。」
『本当に?』
拓「本当に。」
いぶかしげな目を向ける亜莉亜に、温かく微笑む拓斗。
そんな光景を見ていた姫香は、ニヤリと笑みを浮かべた。
姫「なんだかんだ言って、結局あんたら恋人みたいだよね。」
『なっ!?』
拓「え!?」
姫「いいなぁ~亜莉亜。あたしもあんたみたいに、格好良い彼氏が欲しいよぉ」
『ちょっ、だから、私と拓斗はそんなんじゃなくて!もうっ、からかわないでよ!』
姫「へへっ。分かった、分かったから。冗談だからっ…あはははっ…!」
亜莉亜たちの反応が面白かったらしく、姫香はケラケラと笑い続けている。
『……もう』
それを見ていると、私の気分も清々しくなるようだった。ありがとう、姫香。
ありがとう、私の唯一無二の親友。
限りなく優しく明るい貴女と、いつまでも一緒に笑っていたい。
心からそう思えた。
でも、運命は残酷だ。
今までも、恐らくこれからも。
――亜莉亜たちの輝かしい平和な日常を、非情な事件が引き裂いた。
全てを知った姫香は、亜莉亜に詰め寄った。
『あ、いや、そういう訳でもないんだけど』
亜莉亜は困ったように首をすぼめる。
拓「実際のところ、まだ零番隊っていう隊は作られてないからね。それに、今はちょっと活動も休みがちだし。」
姫「ふーん…。でも、なんか意外。」
『何が?』
きょとんとした顔をしている亜莉亜の頭に、優しく手を重ねる姫香。
姫「こんな内気な子が、そんな大きなものを背負ってるとはね。」
そのまま亜莉亜の頭をわしゃわしゃとさする姫香。
亜莉亜は止めるよう姫香に言うが、姫香は全く聞いていない。
拓「俺もそう思う。亜莉亜は頼りないんだよね。」
『え!?じゃあ、拓斗が隊長したらいいじゃん!』
ようやく姫香の手を振りほどいた亜莉亜が、素早くツッコミを入れる。
拓「うそうそ。亜莉亜は隊長にぴったりだよ。なんたって、亜莉亜は頑張りやさんだからね。俺も頑張らなくちゃって思えるし。」
『本当に?』
拓「本当に。」
いぶかしげな目を向ける亜莉亜に、温かく微笑む拓斗。
そんな光景を見ていた姫香は、ニヤリと笑みを浮かべた。
姫「なんだかんだ言って、結局あんたら恋人みたいだよね。」
『なっ!?』
拓「え!?」
姫「いいなぁ~亜莉亜。あたしもあんたみたいに、格好良い彼氏が欲しいよぉ」
『ちょっ、だから、私と拓斗はそんなんじゃなくて!もうっ、からかわないでよ!』
姫「へへっ。分かった、分かったから。冗談だからっ…あはははっ…!」
亜莉亜たちの反応が面白かったらしく、姫香はケラケラと笑い続けている。
『……もう』
それを見ていると、私の気分も清々しくなるようだった。ありがとう、姫香。
ありがとう、私の唯一無二の親友。
限りなく優しく明るい貴女と、いつまでも一緒に笑っていたい。
心からそう思えた。
でも、運命は残酷だ。
今までも、恐らくこれからも。
――亜莉亜たちの輝かしい平和な日常を、非情な事件が引き裂いた。