セピア色のメモリー
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姫「真剣にあんたの事を考えてるから、あたしはここに来たんだよ。」
『!』
姫香の目は、強い決意を持って亜莉亜を見つめていた。
姫「あたしずっと前から、あんたが王族とかに関わってるのは知ってた。けど、あんたはあたしたちに何も言わなかったから、あたしも何も知らないことにしてた。だけどさ、あんたの事だから、あたしたちを危ないことに巻き込まないようにって考えて、一人で抱え込んでたんじゃないの?」
『……』
姫「ねぇ、亜莉亜。もう隠し事はやめようよ。あたしたち親友でしょ?あんたが抱えてるもの、あたしにも背負わせて。」
姫香の気持ちはありがたいよ。
胸がいっぱいになるほどに。
涙が溢れそうになるほどに…。
だけど、だけど…
姫香を危ない目には合わせられない。
亜莉亜は俯いた。
そのとき残って
「駄目だよ、亜莉亜。少しでも知られてしまった以上、彼女を無事に返すことはできない。」
その声と共に、拓斗が物陰から現れた。
その表情からは感情が少しも読み取れない。
『ッ!?』
拓斗の冷たい言葉に、亜莉亜は目を見開いた。
『わっ、私が全部悪いの!だから、姫香には──』
拓「だって、ここまで知られてしまったなら……全部教えちゃうしかないでしょ!」
『へ?』
拓斗が態度をころっと変え、亜莉亜はあんぐりと口を開けた。
拓「どーも。君が月城姫香ちゃんだよね?俺は、我妻拓斗。宜しくね!」
姫「わー!あたし、月城姫香です~。こちらこそ宜しく!」
『え、あの……』
拓「いいからいいから!亜莉亜の親友なんでしょ?心配しないで。俺は誰にも言わないよ。」
おろおろとしている亜莉亜に、いつもどおりの優しく無邪気な表情を浮かべた拓斗が寄り添う。
『拓斗、ありがとう。』
ほんのりと赤く染まった頬でお礼を言った亜莉亜の顔を、拓斗は直視できなかった。
『!』
姫香の目は、強い決意を持って亜莉亜を見つめていた。
姫「あたしずっと前から、あんたが王族とかに関わってるのは知ってた。けど、あんたはあたしたちに何も言わなかったから、あたしも何も知らないことにしてた。だけどさ、あんたの事だから、あたしたちを危ないことに巻き込まないようにって考えて、一人で抱え込んでたんじゃないの?」
『……』
姫「ねぇ、亜莉亜。もう隠し事はやめようよ。あたしたち親友でしょ?あんたが抱えてるもの、あたしにも背負わせて。」
姫香の気持ちはありがたいよ。
胸がいっぱいになるほどに。
涙が溢れそうになるほどに…。
だけど、だけど…
姫香を危ない目には合わせられない。
亜莉亜は俯いた。
そのとき残って
「駄目だよ、亜莉亜。少しでも知られてしまった以上、彼女を無事に返すことはできない。」
その声と共に、拓斗が物陰から現れた。
その表情からは感情が少しも読み取れない。
『ッ!?』
拓斗の冷たい言葉に、亜莉亜は目を見開いた。
『わっ、私が全部悪いの!だから、姫香には──』
拓「だって、ここまで知られてしまったなら……全部教えちゃうしかないでしょ!」
『へ?』
拓斗が態度をころっと変え、亜莉亜はあんぐりと口を開けた。
拓「どーも。君が月城姫香ちゃんだよね?俺は、我妻拓斗。宜しくね!」
姫「わー!あたし、月城姫香です~。こちらこそ宜しく!」
『え、あの……』
拓「いいからいいから!亜莉亜の親友なんでしょ?心配しないで。俺は誰にも言わないよ。」
おろおろとしている亜莉亜に、いつもどおりの優しく無邪気な表情を浮かべた拓斗が寄り添う。
『拓斗、ありがとう。』
ほんのりと赤く染まった頬でお礼を言った亜莉亜の顔を、拓斗は直視できなかった。