第十話 ー力ー
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菫の問いに、亜莉亜は一瞬だけ目を見開いた。
『恨む…か。確かに、霊王や王族、零番隊のシステムには失望した。だが、仲間を護りたいという気持ちは一切変わってない。だから――恨んではいないし、これから恨む気もない。』
菫「そうかい、そうかい。」
菫は安心したように言った。
菫「あたしゃ、誇りに思うよ。亜莉亜ちゃんがこんなに立派に成長してくれてねぇ。」
瑚「亜莉亜も菫おばあちゃんに拾われたのですか?」
菫「えぇ。酷い雨の日に偶然…」
『その話は何度も聞いた。瑚絽音、早く本題を。』
瑚「あ、そうだったのです!」
瑚絽音は一歩下がると、菫に向かって深々と頭を下げた。
菫「瑚絽音ちゃん?一体どうしたっていうんだい」」
瑚「菫おばあちゃん…一生のお願いがあるのです!」
菫「言ってみんしゃい。ばあちゃんは瑚絽音ちゃんの頼みなら、何でも聞くよ。」
瑚「実は…しばらくの間、瞬くんを預かって欲しいのです!」
菫「まぁ!!」
菫は一切の動作を止めた。
亜莉亜は何も言わず、ただ話の流れを見守っている。
菫「そんな、どうしてだい?」
瑚「瑚絽音は、亜莉亜と一緒に、死神の学校へ行くのです。死神に、なりたいのです!」
瑚絽音は、真剣な声で叫んだ。
瑚「だから…お願いしますなのですっ!!」
菫「馬鹿言うんじゃないよ!死神なんて、ろくなもんじゃない!辛い目を見ることになる。悪いことは言わないから、死神は諦めなさい!」
瑚「そんな…菫おばあちゃん…」
瑚絽音の桃色の瞳に、みるみる泪が溜まっていく。
亜莉亜は対峙する二人を見て、小さく息を吐き出した。
『ばあちゃん、いい加減にしてくれ。死神だって、そんなに悪いもんじゃない。』
菫「だけど…」
なかなか引き下がらない菫に、亜莉亜は最終手段を用いる覚悟をした。
『私も、死神なんだぞ。ばあちゃんは、私も嫌いか?』
一語一語を強調して話す。
菫が大きく動揺したのが分かった。
『恨む…か。確かに、霊王や王族、零番隊のシステムには失望した。だが、仲間を護りたいという気持ちは一切変わってない。だから――恨んではいないし、これから恨む気もない。』
菫「そうかい、そうかい。」
菫は安心したように言った。
菫「あたしゃ、誇りに思うよ。亜莉亜ちゃんがこんなに立派に成長してくれてねぇ。」
瑚「亜莉亜も菫おばあちゃんに拾われたのですか?」
菫「えぇ。酷い雨の日に偶然…」
『その話は何度も聞いた。瑚絽音、早く本題を。』
瑚「あ、そうだったのです!」
瑚絽音は一歩下がると、菫に向かって深々と頭を下げた。
菫「瑚絽音ちゃん?一体どうしたっていうんだい」」
瑚「菫おばあちゃん…一生のお願いがあるのです!」
菫「言ってみんしゃい。ばあちゃんは瑚絽音ちゃんの頼みなら、何でも聞くよ。」
瑚「実は…しばらくの間、瞬くんを預かって欲しいのです!」
菫「まぁ!!」
菫は一切の動作を止めた。
亜莉亜は何も言わず、ただ話の流れを見守っている。
菫「そんな、どうしてだい?」
瑚「瑚絽音は、亜莉亜と一緒に、死神の学校へ行くのです。死神に、なりたいのです!」
瑚絽音は、真剣な声で叫んだ。
瑚「だから…お願いしますなのですっ!!」
菫「馬鹿言うんじゃないよ!死神なんて、ろくなもんじゃない!辛い目を見ることになる。悪いことは言わないから、死神は諦めなさい!」
瑚「そんな…菫おばあちゃん…」
瑚絽音の桃色の瞳に、みるみる泪が溜まっていく。
亜莉亜は対峙する二人を見て、小さく息を吐き出した。
『ばあちゃん、いい加減にしてくれ。死神だって、そんなに悪いもんじゃない。』
菫「だけど…」
なかなか引き下がらない菫に、亜莉亜は最終手段を用いる覚悟をした。
『私も、死神なんだぞ。ばあちゃんは、私も嫌いか?』
一語一語を強調して話す。
菫が大きく動揺したのが分かった。