第九話 ー白ー
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どしゃ降りだった雨も収まり、雲の隙間から太陽が顔を見せる。
真っ白な光が差し込む中、破面と死神の刀と刀がぶつかり、絶えず金属音を響かせる。
ヒュッ…
ふいに、二人の動きが止まった。
身体中に傷をつけているナスティーの首元に、冷たい刃の先端がつきつけられている。今にも肌を切り裂きそうなそれにナスティーは体の力を抜き、苦笑いをした。
ナ「さ、流石零番隊隊長様だなァ…驚いた驚いた。」
『それはどうも。…どうだ、降参か?破面。』
亜莉亜はナスティーを急かすようにじっと見つめた。
ナ「降参、降参。だからこれ、どけてくれよ。」
ナスティーは両手を上げると、申し訳なさそうに首元の刀に目をやった。
『素直で宜しい。』
あっさりと刀を下げた亜莉亜に、ナスティーは密かに口許を歪めた。
ナ「なんて、」
キンッ
『思っていないけどな。』
反撃を繰り出したナスティーの刀を簡単に払うと、亜莉亜はナスティーの左肩を一瞬で突き刺し、それをそのまま前方の木に刺した。
ナ「く…てめぇ…」
唯一残された左腕までを固定され、悔しげな表情を見せるナスティー。
『さぁ、話を聞かせてもらおうか。』
亜莉亜は空いているもう一方の手で、腰にさしてある闇鬼を抜き、ナスティーの首元に添えた。
ナ「チッ…」
『お前は誰に作られた。』
ナ「…答えねぇよ。」
『大人しく私の質問に答えろ。』
不満げなナスティーが文句を言おうとしたが、亜莉亜が闇鬼を強く押し付けると、諦めたように息を吐いた。
『藍染か?それとも他のやつか?』
ナ「…知らない奴だ。白髪頭の爺さんだった。」
『…』
白髪頭の爺さん…?
少なくとも、藍染じゃないのか。
それと、破面になったのは最近か。
もし藍染がこいつの存在を知っていたのなら、こいつを戦闘に出さない理由がない。
『名は。』
亜莉亜が問いかけると、ナスティーは舌打ちして、目をそらした。
真っ白な光が差し込む中、破面と死神の刀と刀がぶつかり、絶えず金属音を響かせる。
ヒュッ…
ふいに、二人の動きが止まった。
身体中に傷をつけているナスティーの首元に、冷たい刃の先端がつきつけられている。今にも肌を切り裂きそうなそれにナスティーは体の力を抜き、苦笑いをした。
ナ「さ、流石零番隊隊長様だなァ…驚いた驚いた。」
『それはどうも。…どうだ、降参か?破面。』
亜莉亜はナスティーを急かすようにじっと見つめた。
ナ「降参、降参。だからこれ、どけてくれよ。」
ナスティーは両手を上げると、申し訳なさそうに首元の刀に目をやった。
『素直で宜しい。』
あっさりと刀を下げた亜莉亜に、ナスティーは密かに口許を歪めた。
ナ「なんて、」
キンッ
『思っていないけどな。』
反撃を繰り出したナスティーの刀を簡単に払うと、亜莉亜はナスティーの左肩を一瞬で突き刺し、それをそのまま前方の木に刺した。
ナ「く…てめぇ…」
唯一残された左腕までを固定され、悔しげな表情を見せるナスティー。
『さぁ、話を聞かせてもらおうか。』
亜莉亜は空いているもう一方の手で、腰にさしてある闇鬼を抜き、ナスティーの首元に添えた。
ナ「チッ…」
『お前は誰に作られた。』
ナ「…答えねぇよ。」
『大人しく私の質問に答えろ。』
不満げなナスティーが文句を言おうとしたが、亜莉亜が闇鬼を強く押し付けると、諦めたように息を吐いた。
『藍染か?それとも他のやつか?』
ナ「…知らない奴だ。白髪頭の爺さんだった。」
『…』
白髪頭の爺さん…?
少なくとも、藍染じゃないのか。
それと、破面になったのは最近か。
もし藍染がこいつの存在を知っていたのなら、こいつを戦闘に出さない理由がない。
『名は。』
亜莉亜が問いかけると、ナスティーは舌打ちして、目をそらした。