第七話 ー巨大虚ー
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「オーケー。だけど…」
キィン!
破面の刀がつき出され、亜莉亜はギリギリの所でそれを受け止めた。
「その無力な体で俺に勝てるわけ?俺の目的はてめぇじゃない。後ろにいるガキ二人だ。良い霊圧持ってやがるから、吸収してやらなきゃなぁ…」
嘗め回すように破面は瑚絽音と瞬を見た。
亜莉亜はその視線を遮り、闇鬼を構えた。
『勝てる勝てないの問題じゃない。勝たなきゃ…いけないんだよッ!』
ヒュッ
闇鬼の剣先が破面の頬をかすめる。
破面が後退したのを見て、亜莉亜は瑚絽音を無理矢理立ち上がらせた。
『瑚絽音、お前は逃げろ。瞬を連れて、なるべく遠くに!』
瑚「それじゃ亜莉亜はっ…。嫌なのです!亜莉亜と離れたくないのですぅ!」
瑚絽音は瞳に涙を浮かべて必死に懇願する。
しかし亜莉亜は瑚絽音に背を向けた。
『馬鹿…泣く暇があったら、さっさと行け。ちゃんと弟を護れよ、九河原瑚絽音。』
最後に亜莉亜は振り返り、瑚絽音を見て微笑んだ。
『安心しろ。時間稼ぎくらいはしてやる。だから…絶対に捕まるな。』
亜莉亜はそこまで言うと、再び破面と対峙した。
「別れの挨拶は終わったかァ?今生の別れはよ。」
『そういえばまだだったな。お前にも挨拶してやるよ。《地獄に落ちても元気でな。》』
亜莉亜がそう言うと、破面は満足げに笑った。
「零番隊隊長ってのはなかなか面白い奴なんだな。今度他の奴にも教えてやろう。」
『そのとき貴様に口がついていれば、な。』
「けッ!言ってくれるじゃん。」
軽快に笑う破面は、ふと笑みを止め、真面目な顔になった。
亜莉亜は破面の動向に細心の注意をはらう。
やがて破面は静かに口を開いた。
「…ナスティー・マナーク。零番隊隊長を殺す男の名だ。冥土の土産に覚えとけ。」
『あぁ、貴様の墓石にそう刻んでやるよ。』
二人の視線が鋭く交わった。
キィン!
破面の刀がつき出され、亜莉亜はギリギリの所でそれを受け止めた。
「その無力な体で俺に勝てるわけ?俺の目的はてめぇじゃない。後ろにいるガキ二人だ。良い霊圧持ってやがるから、吸収してやらなきゃなぁ…」
嘗め回すように破面は瑚絽音と瞬を見た。
亜莉亜はその視線を遮り、闇鬼を構えた。
『勝てる勝てないの問題じゃない。勝たなきゃ…いけないんだよッ!』
ヒュッ
闇鬼の剣先が破面の頬をかすめる。
破面が後退したのを見て、亜莉亜は瑚絽音を無理矢理立ち上がらせた。
『瑚絽音、お前は逃げろ。瞬を連れて、なるべく遠くに!』
瑚「それじゃ亜莉亜はっ…。嫌なのです!亜莉亜と離れたくないのですぅ!」
瑚絽音は瞳に涙を浮かべて必死に懇願する。
しかし亜莉亜は瑚絽音に背を向けた。
『馬鹿…泣く暇があったら、さっさと行け。ちゃんと弟を護れよ、九河原瑚絽音。』
最後に亜莉亜は振り返り、瑚絽音を見て微笑んだ。
『安心しろ。時間稼ぎくらいはしてやる。だから…絶対に捕まるな。』
亜莉亜はそこまで言うと、再び破面と対峙した。
「別れの挨拶は終わったかァ?今生の別れはよ。」
『そういえばまだだったな。お前にも挨拶してやるよ。《地獄に落ちても元気でな。》』
亜莉亜がそう言うと、破面は満足げに笑った。
「零番隊隊長ってのはなかなか面白い奴なんだな。今度他の奴にも教えてやろう。」
『そのとき貴様に口がついていれば、な。』
「けッ!言ってくれるじゃん。」
軽快に笑う破面は、ふと笑みを止め、真面目な顔になった。
亜莉亜は破面の動向に細心の注意をはらう。
やがて破面は静かに口を開いた。
「…ナスティー・マナーク。零番隊隊長を殺す男の名だ。冥土の土産に覚えとけ。」
『あぁ、貴様の墓石にそう刻んでやるよ。』
二人の視線が鋭く交わった。