第七話 ー巨大虚ー
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「良イ反応。デモ、スカスカ。中身、無イ。」
『五月蝿い!!』
亜莉亜は再び巨大虚に刃を向け走った。
しかし、いくら亜莉亜だとはいえ死神としての力を持たない今、巨大虚に太刀打ちできる筈はなかった。
『は、なせ…!』
大きな手で地面に押さえつけられ、亜莉亜は行動を制限される。
必死にもがくが虚はびくともしない。
『くそっ!』
…力さえあったなら。
力さえあったなら、こんな虚、簡単に倒せたのに。
瞬をすぐに助けてやれたのに。
何か方法は無いのか?
考えろ、考えろ…!
何か、何かきっと…
《「お前のだろ?」》
《「…あれだけ霊圧を解放しながらつけてたんだ。霊圧も満タンなはずだ。」》
『っ!』
そうだ、あれがある!
身動きのできない体で必死に襟元を探れば、指先に触れる冷たい金属。
それを掴んで引き出した。
…ありがたく使わせてもらう、日番谷。
私は心の中でお礼を言うと、漆黒の指輪をぎゅっと握りしめた。
闇鬼、頼むぞ。
一発だけでいいから…
どうか瞬を助けてくれ。
亜莉亜は深呼吸をすると、カッと目を開いた。
『消せ、闇鬼!!』
ドオォォン!!
空を轟かせ辺りに広まる、凄まじい爆撃。
亜莉亜は強い風に、反射的に目を閉じていた。
やがて風が止み、カサカサと葉っぱが擦れる音しか聞こえなくなった。
亜莉亜は恐る恐る目を開けた。
まず目に入ったのは、同心円状になぎ倒された草花だった。
見回してみると、少し離れたところには瞬が倒れている。
亜莉亜はすぐに跳ね起きて、瞬の元に向かった。
ぐったりとした小さな体を抱き上げると、瞬がちゃんと息をしているのが確認できた。
外傷も擦りむいた程度で、亜莉亜は安堵する。
瑚「亜莉亜、瞬は!」
『大丈夫だ。気を失ってるだけだろう。』
瑚「よ、良かったなのです…」
『五月蝿い!!』
亜莉亜は再び巨大虚に刃を向け走った。
しかし、いくら亜莉亜だとはいえ死神としての力を持たない今、巨大虚に太刀打ちできる筈はなかった。
『は、なせ…!』
大きな手で地面に押さえつけられ、亜莉亜は行動を制限される。
必死にもがくが虚はびくともしない。
『くそっ!』
…力さえあったなら。
力さえあったなら、こんな虚、簡単に倒せたのに。
瞬をすぐに助けてやれたのに。
何か方法は無いのか?
考えろ、考えろ…!
何か、何かきっと…
《「お前のだろ?」》
《「…あれだけ霊圧を解放しながらつけてたんだ。霊圧も満タンなはずだ。」》
『っ!』
そうだ、あれがある!
身動きのできない体で必死に襟元を探れば、指先に触れる冷たい金属。
それを掴んで引き出した。
…ありがたく使わせてもらう、日番谷。
私は心の中でお礼を言うと、漆黒の指輪をぎゅっと握りしめた。
闇鬼、頼むぞ。
一発だけでいいから…
どうか瞬を助けてくれ。
亜莉亜は深呼吸をすると、カッと目を開いた。
『消せ、闇鬼!!』
ドオォォン!!
空を轟かせ辺りに広まる、凄まじい爆撃。
亜莉亜は強い風に、反射的に目を閉じていた。
やがて風が止み、カサカサと葉っぱが擦れる音しか聞こえなくなった。
亜莉亜は恐る恐る目を開けた。
まず目に入ったのは、同心円状になぎ倒された草花だった。
見回してみると、少し離れたところには瞬が倒れている。
亜莉亜はすぐに跳ね起きて、瞬の元に向かった。
ぐったりとした小さな体を抱き上げると、瞬がちゃんと息をしているのが確認できた。
外傷も擦りむいた程度で、亜莉亜は安堵する。
瑚「亜莉亜、瞬は!」
『大丈夫だ。気を失ってるだけだろう。』
瑚「よ、良かったなのです…」